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コロナ禍にあった庄内交通バスの変更、廃止
減便の報道は掴んでいたが、過疎地の路線だった。

【2020年9月30日 温海管内の鶴岡市から委託されて運行していた路線バス廃止】
 観光路線ともなる「エスモール・鶴岡駅~あつみ温泉駅・あつみ温泉」の路線は存続。存続してるからって観光地とは思えない土休日は1日3便、平日5便。観光地なら普通は逆だから、これも通学路線ってことで路線の数からすると湯野浜温泉のほうが栄えてる。
 廃止されたのはあつみ温泉駅前後の海岸線から山奥へ入る路線で、どうやらバスを運行させるには利用者が減りすぎたようだ。デマンド交通(温海地域乗合タクシー)へ移行してる。

【2020年12月1日 鶴岡羽黒線が羽黒バイパスへ路線変更】
 道は良くなったが遠回りのため運賃が40円増。例として鶴岡駅前から羽黒山頂まで1210円が1250円となる。バイパスに入るまでの運賃は変更なし。

【2021年3月9日 2022年春に交通系ICカード導入予定】
 山交バス、庄内交通独自に加えてSuicaと連携する模様。Suicaでも利用可能になると発表。これは3~4年前の調査で山形県が補助金を出すことを知っていたがコロナでかなり遅れたってことかな。
 会社独自の機能ってことだが「つるおか1日乗り放題券」もICカードに入るのか?それとも以前の日付を潰すビンゴ式なカード型のままなのか?

【2021年10月1日 鶴岡~酒田 朝2便、夕方1便を除き乗り継ぎへ】
「イオンモール三川BS」で乗り継ぎとなったため所要時間が20分延びた。

 土日祝は乗り継ぎ便しかないばかりか鶴岡から酒田へは1日3便しかない。通常の所要時間は約75分、乗り継ぎで約95分。鶴岡駅から酒田駅までの直線距離は20km。

 鶴岡~酒田ルートは電車があるから問題ない。問題なのは余目~新庄だから山形新幹線を使って鶴岡へ行くことは考えられない。「ローカル路線バス乗り継ぎ旅」では歩いてるよう途切れている。

【2020~2021年 高速バスの減便および運休】
【2021年11月1日 高速バス「夕陽」の運休・減便について 】
新宿からの夜行バスは運転再開してるが、TDLや渋谷との便は運休したまま。
本荘 ~ 酒田・鶴岡 ~ 仙台線が減便と運休(本荘~仙台は運休)。

 経路上に行き先がないため特に影響はないし、長時間の夜行バスは現状から当面の間で絶対に乗ることはない。本荘は鶴岡駅か酒田駅まで行けば電車がある。もし本荘まで足を伸ばすなら電車。

 旅に関係する山形駅~酒田市の高速バス「山形線」(庄内交通と山交バスが交互運行)には影響ない模様。これは新庄から余目の悲劇を避けるのに重要な路線。こうして運行の情報は得ることができても、個人的に古すぎる体験しか持ち合わせてないため今の利用状況(混雑状況)は不明。

| emisaki | 2021-12-02 Thu 05:46 | 交通::バス |
伊豆・箱根、運行発表から各方面の時刻を探る
東海バスでは伊豆山方面へ2021年11月22日からの時刻表が発表されてた。

 JR東日本が来年3月のダイア改正で大規模な減便を行うことがニュースになっていたが、熱海では2021年7月3日に伊豆山で発生した土石流にて運休していた「熱海駅~伊豆山線」が運行される。そもそも減便されてたし数年前まで循環線じゃなかった。滅多に使わない路線だったから直近での差はわからない。

 ずっと前から指摘してきた件も熱海市は実証実験に入る。デマンド型タクシーだが、思ったのとは違って最大50%の料金補助だった。固定の料金が設定されてるわけじゃないし、定時運行でもない。
 それでも辺鄙な場所に住んでいる人は救いだ。早朝に家を出たり夜に戻ると路線バスが走ってない。20時台にはほぼ終了してしまうため東京駅を19時に出ても間に合うバスは微々たるもの。七尾団地への最終は20:30、笹良ヶ台団地は20:50、紅葉ヶ丘が21:20。東京23区内で22時頃までと話が違うのは移動時間で東京駅から熱海駅へは普通電車で110~120分かかる。かつて「電車の駅から徒歩圏内」を条件にするに至った理由。
 ピン子なら歩けるが壽賀子だと厳しい。テレビでDIY企画の夫婦の家もあのへんだね。某駅からでも最低3km、高低差200m以上。あそこへ行くバスは夕方に終了だし、始バスでも東京10時出社は無理。タクシー、自家用車、お手伝いさんがいる上級市民しか暮らせない。

 伊豆箱根バスのほうでは熱海~元箱根が新型コロナウイルス感染拡大の臨時ダイヤにて通常1日8便が6便に減便されてるが、2020-2021年の冬に調べなかったため冬季ダイヤと便数は不明。
 小田原~箱根の便で11月13日から28日まで「土日祝」と11月22日は大涌谷を経由しないと発表してるが馬鹿じゃねーの? それじゃ行かないって言ってるも同然じゃん。この時期に限らず混雑時には大涌谷は経由せず大涌谷へ逸れる道路だけの便に乗り継ぎになる。それを経由しないって言ってるだけだろ。本当に経由しないのは営業時間外。だから東京駅から始発電車で行くとバスは走ってるけど1時間くらい待たないと大涌谷へは行かない。
 私が行ったとき火山ガスに危険を感じて引き返した山道や一般が通っていた黒玉子茶屋への道も火山活動が激しくなってから通行止めのままだが大涌谷へは行けるようになってる。説明を全くしてねぇーよ。

 仕事のできない人達にコロナで減収だから減便とか値上げと言われても同情できない。これは知ってる人が取扱説明書を作るとロクなことがないってのと同じ現象だな。

東海バス熱海営業所管内のダイヤ改正について 2011.11.10
伊豆箱根鉄道グループ伊豆箱根バス

| emisaki | 2021-11-12 Fri 17:58 | 交通::バス |
伊豆:東海バスが2022年3月ICカード対応へ
 既に熱海では2021年3月ダイア改正期よりPASMO, SUICAなどのICカード払いに対応し、その予兆だった2000円で2400円分お得な回数券が廃止され落胆、伊東から南での周遊券(フリーパス)の改定、JR東・伊豆急・東海バスの南伊豆フリー乗車券の廃止などコロナショックは続き、これからも続きそうだ。

 そして、コロナ騒ぎなど思ってもみない頃から危惧してきたのは「ICカード化に伴う経費から必ず利用者に跳ね返るからICカードなんていらねぇー」と言ってきたのだが、俺が東京で学生時代から怒ってきたように地方の人ほど沖縄でいう「ウチナータイム」で、小銭を用意しておくとか、先に両替しておくって概念がないため支払いが非常にもたつく。

 伊豆だけじゃなく全国的に普段は田舎でも観光シーズンに人が押し寄せてくると渋滞なしでも十数分の遅れは支払いが原因だった。乗降客が1~2人ならいいが観光地になると車内行列ができる。都市部からの客だろうとも元々大勢の社会生活能力がない人達だからそうなる。

 全国から東京へ来た奴らを見て、公衆電話の並び方も知らないのに携帯電話/券売機の前に立ってから財布を出す/線を引かねば一列に並べない連中などなど劣ってる証拠を山積みにしてきたのに「教育」じゃなく機械で逃れるから「地方症」は不治の病のまま。

 愛知でも東京でもない静岡県は変な知事を祭り上げてきたように特殊であり、民族性の例えで「遠州泥棒、駿河乞食、伊豆餓死」と言われてるように伊豆は静岡県では真っ当な地域。

教育が失敗している以上、ICカード化は仕方がない。経営の救いは観光客にかかっているのか?

東海バス

| emisaki | 2021-11-12 Fri 17:42 | 交通::バス |
東海バス:往復割引廃止、フリーきっぷも廃止と変更
先に書いておくと原因はコロナウイルスだから交通機関へ怒れない。

 しかし、こうして観光用の値上げがある一方で、いなくなった客を取り戻すために「お得なきっぷ(乗り放題)」を発行する交通機関もある。JRなら東日本は数々と廃止しやがったが、西日本や九州は作り出している。

 JR東日本で伊豆方面に一つだけ残っていた「南伊豆フリー乗車券」が廃止されてしまったため期間限定企画や旅行会社を除くと東京から伊豆の周遊券は何もなくなってる。

 そこで意味が出てきた東海バス「南伊豆フリーパス」(2日間有効 大人2,790円)が廃止され「堂ヶ島・松崎・石廊崎2日券」(大人2,900円)。「南伊豆フリー乗車券」の東京から伊東の往復と伊豆急行線、南伊豆でのバスに乗れたことを失った事に比べたら、ここで110円の値上がりなんてどーでもいい。

 ここまでの値段になったらフリーきっぷの範囲内で動くより、値引き無くても、ぐるっと回ることを考えたほうが賢い。伊豆急下田→松崎→修善寺で計3,480円、堂ヶ島や土肥あたりに寄っても3600円くらいだから「全線2日券 大人3,900円」の意味が出るほど使うのは難しい。

続きを読む ≫
 伊豆半島のみで言うならば、まだ「伊豆ドリームパス」が残っているようだが駿河湾フェリーが運休時は販売しないため救済だろう。安くなっているが使いにくいところがある。範囲外は別途支払いをすればよい。

 伊豆ドリームパス黄金路コースなら伊東→(伊豆急は片道1度 途中下車可能)→伊豆急下田→(東海バス)→松崎→土肥港で3,700円だから既にお得。
 土肥港から清水港までフェリー料金(片道1度)は含まれ、土肥港からバスで修善寺へ行くなら別途1,380円。狭い地域内でフリー乗車にならず1本線上であるが「南伊豆フリー乗車券」無き後に上り詰めたのが「伊豆ドリームパス」か?

 JR東海ならば「富士山満喫きっぷ」が残ってるが、伊豆として含まれてるのは北部のみ。「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」からも伊豆急は除外されてるが熱海~伊東がJR東日本でなければ話も違ったであろう。

<追記:伊豆ドリームパスは2024年6月30日にて販売終了>



【東海バス フリーきっぷ大幅変更】

 既に料金改定があり、10月15日から伊東観光フリーパスを変更、そして往復割引が廃止、フリーきっぷが新しくなると発表されていた。

・東海バスフリーきっぷ「伊東・伊豆高原2日券」 大人1,500円(旧「伊東観光フリーパス」)
・東海バスフリーきっぷ「下田2日券」  大人900円
・東海バスフリーきっぷ「石廊崎・下田2日券」 大人2,100円
・東海バスフリーきっぷ「堂ヶ島・松崎・石廊崎2日券」 大人2,900円
・東海バスフリーきっぷ「三島1日券 みしまるきっぷ」 大人1,100円(旧「みしまるきっぷ」)
・東海バスフリーきっぷ「全線2日券」 大人3,900円
・東海バスフリーきっぷ「全線3日券」 大人4,600円
※小人は半額。10円未満切り上げ。

 数々の往復割引が廃止とのことで「みなみの桜と菜の花まつり」にて伊豆急下田駅←→日野~前原橋の往復+乗り降り自由区間(1,000円)のがどうなるか不明。前原橋で下車して散策し、菜の花畑のある日野から下田駅へ戻るのに通常料金でも1,190円だから普通に払おうか。

 「みしまるきっぷ」を前に使ったのは2015年12月の三島スカイウォークの開業日で900円だったが、消費税が8%から10%になった翌年度1,000円になり、今回で1,100円になった。ちなみに三島駅から三島スカイウォークまで片道570円だから、かろうじて40円安くなる。2015年から通常料金はたいして変わってないんですよ。



 なんてこったい 熱海地区からICプリペイドカードが導入される。伊豆箱根バスが先に導入していて観光客がグタグタぬかすんだろうが、機材導入に全額補助なんてあるわけがないためICカード対応で導入する経費は利用者に跳ね返るって言ってきたのにぃ。

 熱海市じゃ高齢者にシルバーパスなんて発行できないでしょ。もしくは住民割引も無理でしょ。そこは観光地で仕方ないな。列の並び方も、切符の買い方も、料金を先に準備しておくこともできない“都会の田舎者”にはSUICA、PASMOを使わせないとモタモタされて非効率だからな。

 東海バスのICカード化で伊豆箱根バスに乗ったのをすっかり忘れて、料金箱に東海バスの回数券を入れてしまって払い直すという失態をしなくて済むな(その失態は過去1度だけだけど)。営業所に戻れば返せるよと言われても駅前の車庫(営業所)を売り払った今は山奥だから車庫には簡単に戻らない。

 2千円で2400円分の回数券を廃止したし、そのうち全部廃止して割引は無くなるのさ。それが先にICカード化した路線で起きたことじゃん。SFカード(JRイオカード)廃止、「バス特」も終了ってな。

 だからこういう事態になる。七尾団地~熱海駅~清水町(買い物)の往復は通常 (310+230円)×往復、湯~遊~バスワイド800円のほうが安い。しかし、滅多にセブンイレブンも無いし、駅まで買いに出たら間抜けだし、高齢者だと電子チケットの買い方がわからないという大問題。土石流による分断がどうの以前から買い物難民な場所がたくさんある。



・儲けどころの観光客へのしわ寄せ

 今回に調べた件では観光用のテコ入れだが、これ以前には高い割引率の回数券が廃止されていたため地元の利用客に影響していた。これを全国的に拡大して、適当に拾って調べてみたら特典の廃止や縮小が見られた。先に示したが都市部の路線バスでも「バス特」が廃止され、どれだけ乗っても額面どおりになった。

 電車で考えると、通勤客(会社払いじゃん)の何倍も投じてきた私が約1年10ヶ月に渡って乗車拒否してるくらいだから、似たような人達も大勢いるはずだから収益はがた落ちでしょう。

 緊急事態宣言、不要不急の行動を無視して動いてる奴らも確認されてきたが、そんなのが動いたところで焼け石に水。むしろ、そういう自己中の極致がいるから感染が治まらなかった。真っ当な上客ほど動かず収益ダウンは当然の結果だった。たとえば大宮~上野の1ヶ月の定期券代と東京から新大阪の片道1度の新幹線利用料金がほぼ同じ。通勤通学は定常客ではあるが観光客による収益は絶大。

 特にJR東日本は東日本大震災のときからだが、競合がない割引きっぷから切り捨てまくった。これからも何が廃止されるかビクビクしている。管轄内に住んでるから日常では逃れられないが、割引きっぷが廃止された所へは行きたいと思わなくなる。多数の計画をかかえている私としてJR東日本に期待は今のところ無い。

 期間が短すぎるんだが延期されてた「JR西日本どこでもきっぷ」が10月15日から年末頃まで使えるようになるわけで、すごく行きたくなってる。私が世の中が安全だと断定できる前に終わってしまうから使えないのが悲しいけどね。

 せっかく減ったのに急に活動させるという馬鹿に間抜けを何度繰り返せば理解するのか。せっかくの徹底的なウイルス排除の機会を逃すから、年内に安全圏に達するのは無理です。

 どうにも期待してるようだが、昨年は無理だってのに大勢の阿呆どもが使いやがった「GO TO ヘル」キャンペーンはお断りだし「GO TO トラブル」もお断りだ。来年まで待つのが筋ってもの。

※ 新型コロナに替わり対抗力が弱くなってるRSウイルスと新型インフルエンザの流行が予測されている

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| emisaki | 2021-10-11 Mon 22:46 | 交通::バス |
熊野御坊南海バス(旧・熊野交通) 那智山、本宮大社の変化
 バス会社の路線図および運賃表は主要な停留所しか掲載してくれないために気づくのが遅れたのだが、公共交通オープンデータ(GTFS)を見ていて地図の位置で停留所名が間違ってるんじゃないかと思って探ったところ、停留所名の変更、停留所の廃止が確認できた。

 同じ事業者が提供していても上記のようウェブサイトで提供してる時刻表では省略されてる。2016年3月に行ったとき、現地の営業所に置いてある紙の時刻表だと全部載ってるんだから呆れちゃうよね。なんでそれを公開しないのかってね。

 GTFSでは全停留所名が掲載されており、那智山線において私が下車したところが「大門坂駐車場前」だったのに場所は変わらず「大門坂」になっていた。おかしいと思って事業者で調べようにも3年は経過してるし、事業者の熊野交通は吸収合併され熊野御坊南海バスになって過去の情報がない。

 そこで頼るべきは Googleストリートビュー ってことで2015年と2019年があった。2019年には「大門坂」に変更されており、元・大門坂だった民家の脇にあった停留所の標柱が無くなっていた。

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時刻表だが平常運行だと仮定して比較すると

【那智山行き 紀伊勝浦駅 発車時刻】 変動5~15分
2018年3月17日 → 2021年4月1日 平日 (所要時間25分)
06:45 → 06:45
07:25 → 07:30
08:25 → 08:25
08:55 → 09:05
09:30 → 09:45
10:25 → 10:25
11:05 → 11:05
==:== → 11:45
12:10 → 12:25
13:10 → 13:05
==:== → 13:45
14:10 → 14:25
15:10 → ==:==
15:45 → 15:45
16:35 → 16:25
17:05 → 17:00
18:05 → 18:10

【本宮大社方面 新宮駅発の発車時刻表】 11時以降に変化
2017年10月1日 → 2021年4月1日
07:10 → 07:10
08:40 → 08:40
10:47 → 10:47
11:15 → ==:==
12:15 → 12:10
==:== → 13:30
14:25 → 15:00
15:50 → 16:00 湯の峰温泉経由
17:10 → 17:10
18:15 → 18:15 湯の峰温泉経由
(※ 本宮大社へはこれ以外に奈良交通にて早朝から午前中に3便あり)

 大きな変更があるため過去の乗り継ぎ調査は使えない。各方面で順番から組み立て直す必要がある。それは他の路線の時刻も大きく変わっているから。特定時刻の運行が変わってなくても、行き帰りでの違い、電車や他のバス路線が変わっていれば使えない。

 コロナ前に変わってることがあるのだから、これから先は日本中が大変なことになってそうだ。行くことができなくなった…ようするに路線バスがなくなった場所も多数ありそう。

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| emisaki | 2021-09-08 Wed 19:30 | 交通::バス |
GTFSオープンデータがすごく便利
 横軸:停留所、縦軸:時刻って具合に「面」で示された時刻表が公開されてれば、そのほうが桁違いに良いに決まってるが、どう乗り継げるかを探ってる側としては、乗車と下車を選んで自動的に乗り換えを一本線でしか示さないのは、この時代に つまらなすぎる機能。

 路線バスにおいては電車よりも乗り継ぎ時刻の危険性(遅れ)があるため、時刻表通りに繋げられても困る。例えば、路線バスに対応してきたジョルダンも「1本前」「1本後」は全体を動かすしかなく、乗り継ぎ便だけ「1本後」ができない。そこで時刻表を見るなら最初から時刻表でいい。

 そんなことで、バスの運行会社がGTFSオープンデータさえ公開してくれれば作り手の表示方法次第でいかようにも使えるようになるでしょう。今は単純な表示しか見当たらないし、限られたバス会社しか提供してない。東急も東武も神奈中もリストに無いんですけど? 埼玉県はリストに県名がない。

 東海バスにて路線地図から時刻表が見えなくなったと怒ったが、GTFSがあればプログラミング次第となった。そこで乗り継ぎを探ろうかと思ったら伊豆箱根バスも箱根登山バスも未対応であった。

 熱海では東海バスと伊豆箱根バスの並走区間があり、箱根では伊豆箱根バスと箱根登山バスの並走区間がある。割引に頼らない場合は早いほうを選ぶわけで並走区間なら混ぜた時刻表を見たい。人間的なら場合によっては歩いて500m「湖尻」でも「桃源台」どっちでもいいが、すぐ近くでも別会社に停留所が別名だと人間が探るしかない。

 機械的に教えられても「そんな所で乗り換えは嫌だ」って人間が判断してやるしかない。高低差、屋外、屋根付きバスターミナル等々、乗り換え条件は無視されてる。キリがないなら人間が判断する材料を並べて置いてくれれば良い。今は誰かの経験をネット上で探して共有するしかない。

 そんなことで予定を立てるのが難しかった奈良県を見たら絶望感に襲われた。奈良県で公開されてるのは市内のコミュニティーバス「ぐるっとバス」1社のみだった。

 ですから現状で欲してるのは全停留所が示された時刻表と、地図で示された路線図。停留所名が線で繋がってるだけの路線図には用がない。知ってる人なら路線図なんて必要がないわけで、知らないから必要なんだから地理的と停留所名が一致しないのが多いのに四角囲み停留所名が線で繋がってても無意味だ。取扱説明書と同じで、知ってる奴が作るから酷いものが出来上がる。

国土交通省 >> 経路検索の充実とバスロケデータの利活用 ~標準的なバス情報フォーマットの拡充~

 これが早期に出来上がっていれば「ローカル路線バス乗り継ぎ旅」も視聴者が調べた瞬間に答えが見えてしまう。現状は積極的な都道府県と消極的が明確に見えたが役所の関与あるの?

| emisaki | 2021-08-22 Sun 09:05 | 交通::バス |
熱15 大場駅行き!…熱海15系統って何じゃい?
 空白期間が長いと調べることも減り、変わった交通事情もわからない。前を通ってるのに熱海梅園に寄りつかなくなって長いからね。澤田政廣記念美術館・熱海梅園より先は新技術開発財団 植物研究園に行く時しか乗ったことがない。

 大場(だいば)駅行きの路線図を調べたら、熱海駅を出て途中まで「相の原団地」行きの経路を辿り、あたみ梅ライン、熱海函南線「熱函(ねっかん)道路」を通って函南(かんなみ)のほうへ向かってる。

 伊豆箱根バスは熱海駅の横にあった車庫を売却して熱海梅園の上のほうに車庫は移動したが、熱海市内での停留所は「伊豆箱根バス車庫前」が最後で、次は函南役場の近く「平井バス停」まで、なんと12.4kmも全く停留所がない。途中に家が見られる場所では珍しい。オラッチェの近くまで行けるかと思ったが甘かった。

※ 熱海駅→大場駅 方向の場合、停留所が路線上にないから伊豆箱根バス車庫前は通過。道路脇に新しい待避所が作られており、道路を曲げることで熱海駅→大場駅方向でも停留所を作りそうな感じ。なぜなら今の相の原団地行きで伊豆箱根バス車庫前 停留所は曲がった斜面にある。

 調べたところ、もっと長いのは北海道の釧路で「茶内分岐」から中茶安別中学校がある「中茶安別」までの山越えが時刻表で15分間 Google Map 表示で14.7km だった。
 もっと長い区間に乗車していましたが、奈良交通 八木新宮線は「特急」で並走する熊野御坊南海バスの停留所に停車しないだけだからバスの停留所で最長区間とは言い難い。

発表文書は早くも削除されてしまってるため、Wikipediaによると熱15系統は2018年11月1日に新設。
通勤通学路線と思われ 大場駅発07時台と熱海駅発17時台にしか運行されていない。

| emisaki | 2021-07-09 Fri 20:59 | 交通::バス |