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なぜ日本人は言葉をねじ曲げ続けるのか
 同じ日本人であってもまるで理解できない。言葉は通じてこそ意味があるからだ。これも少人数生活遺伝子の仕業だろうか? 方言でもない「こんばんみ」「とうちゃこ」 流行らないのが救いだ。

 スパゲッティと確定しているのに対して食い物とも確定しないパスタと呼び、ならばマカロニもパスタなのに、それは言わない頭の悪さ。それを彷彿させる日本語は「こなもん」であり、セメントも粉じゃボケぇーと言ってやりたい。

 最近、頭を抱えてしまうほどの馬鹿なCMに出くわしたのは「クリティカル・ヒット」だとさ(日清食品グループ ピルクル400)。TVゲームで戦闘もので使われる意味は致命的打撃(致命傷)と訳せるが、CMそのままだと「腸内環境の改善に致命傷」 毒を売ってるのかテメエは!ってことになるから、サンドイッチマンの「ちょとと何言ってんだかわかんないですけどー」と冷たい目線しか送れない。

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最近のCM制作会社には程度が低すぎて呆れるばかりである。映像じゃなく作る人間の質だろ?
それだから良いと世界に取り上げられるのと二極分化している。

 「衝撃的うまさ」なんてのを越えようとして例えば「爆発的うまさ」で爆発するわけねぇだろっても、そのあたりまではわかる。でもクリティカルは意味が真逆だからな。英語を知らなくてもゲームをやってる子供なら「クリティカルヒット」の意味を理解してる。

 深掘りすると『元旦に放送された (略) おもしろ荘2021新年SP (略) リズムネタ「クリティカルヒット」を披露して一躍、知名度を上げた』とある。そのネタをYouTubeで見ると「不細工から好きと言われて投げキッスにクリティカルヒット(致命傷)」と、そこでは正しい意味で使ってた。

 ところが間抜け揃いだけのことはあり、おもしろ荘は00:30~02:00と深夜番組なのに「元旦」とは馬鹿にする意味で大笑いだし、近年に所属タレントとひと悶着あっただけに企業側にも疑問を感じるのであった。

 ヤバイとは危険に決まってるのだが、危険を良いって意味で使ってしまった「お馬鹿さん世代」の仕業ってことなのだろうか? 問題は、クリティカルは日本語じゃないってことだ。

 デイブ・スペクターが「スーパー」じゃ何か解らないと言ってたように日本人は意味する側の言葉を捨ててしまうのが得意であり、「あれが、それで、こう」みたいに何を言ってるのか意味不明が実に多い。YouTuberは単なるテレビのパクリにすぎず、テレビ放送の世間への影響は未だに大きいんだよね。

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| emisaki | 2021-05-17 Mon 09:00 | 大衆媒体::広告 宣伝 |