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安いのは罠か?WD GREEN SSD 新発売はQLC
欲しいのを探してても罠が待ち構えてるねぇ。SSDに慣れるとHDDは常用じゃなく保存用。

 今回発売された WD Green SN350 NVMe SSD が一部店舗にて 1TB 9,980円、2TB 19,800円 で売り出されるとツイッターで読んだが、旧960MBモデルのほうが高いまま。売れ筋から外れるから売価が高いこともあるが、調べると TLC と QLC の違いがあった。

 SSDも高額すぎて登場してから SLC/MLC/TLC/QLC...と変わるごと論争が起きてきた。消費者として値段しか見ないと安物買いの銭失いになり、続いて速度に釣られてもダメで、データを記録するからには耐久性が最重要。性能が良くなれば何も言われなくなるが、変わり目の時期の性能は悪いのが今までの流れ。

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 同メーカーで私が使ってるのは WD Blue SN550 NVMe SSD 1TBの寿命の指標となるTBW(最大総書き込みバイト数:テラバイト単位)は600であり、シリコンパワーのUS70 1TBでは1800。ところが WD Green SN350 NVMe SSD では100でしかない。

寿命は一気に数年戻った感じ。もちろん数年前に1TBが1万円なんて有り得ないが。

WD Green SN350 NVMe SSD 1TB - Read 3200MB/s, Write 2500MB/s 9,980円
WD Blue SN550 NVMe SSD 1TB - Read 2400MB/s, Write 1950MB/s 11,184円
 これだけだと安くて速いと見えてしまう。危ないな。たぶん大量購入で差が出るから商品として存在するでしょうが、小売り価格だと差が小さいし、千円程度で負うリスクじゃない。

 現在、個人の主力パソコンで使用してる M.2 NVMe SSD は、まだ1年経過しておらず 使用時間は3940時間、総書込量は 12865GB (12.563TB) となっている。うまいこと平均的に散らして使えばTBWが100TBでも8年使える計算になるが、これはOSの起動ドライブ、アプリケーションの起動のみの数値でデータ用のドライブではない。データ用の読み書きに使い1日100GB書き込むと約3年にしかならない。まだ安いとして使える状態にはない。

 今年になってQLC NAND採用が増えたなんて記事があったが、まだ私の考えでは使い物にならない。スマートフォンとかノート型PCとか大多数が2~3年以内には買い換える製品で使われてそう。



 PlayStation4 ではSATAインターフェースのハードディスクだったため、そのSSD換装なる記事が舞ったが、PlayStation5ではM.2 NVMe SSDになった。

 インターフェース自体の速度の違い、製品自体の速度も違うのだが、従来のSATA(M.2ではない)接続SSDが安いってこともない。どっちも今は1TBが1万円程度と同じだから遅いのは買いたくない。

 加えて M.2 NVMe でも M.2 SATA でも大差ない。流通量から遅いSATAのほうが値段が高かったりもする。PCIeの制限から M.2 も Key-M型が2、Key-E型(Wi-Fi用)が1つ付いてるのがいいところ。

 多くは接続できないわけで、ハードディスクと換装するSATAインターフェースのSSDが値下がらないのが痛い。だからってSSDはHDDに比べて数倍の値段だし、一般的に買える最大は8TBで8万円。1GBのハードディスクを10万円で買ったことがあるから時間の問題にしてもSSDに取って代わるまで先は長そう。

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| emisaki | 2021-10-16 Sat 08:24 | 生活::コンピューター・電気関連 |