2021-01-23 Sat
ムーンライトながら運行終了がこっそり載ってた。臨時の快速「ムーンライトながら」につきましては、お客さまの行動様式の変化により列車の
使命が薄れてきたことに加え、使用している車両の老朽化に伴い、運転を終了いたします。
JR東海 “春”の臨時列車の運転計画について - 2021年1月22日
これは致し方ない。JR自身が夜行バスを運行しているのだからな。それでも定員が少ないバスより夜行電車のほうが緊急時の救いにはなった。ムーンライトながら1本で高速バス30台分くらいにはなるからね。
乗り遅れ保険がなくなるだけで特に問題はない。宿が取れれば朝イチ新幹線で東京へ戻ってこられる。ムーンライトながらなら05:05と早いが、高速バスでも05~06時台、新幹線だと名古屋からは08時15分着、新大阪からでも08時23分に東京駅。成田帰国そのまま出社なんて凄い人もいたんだ。
経験から保険的措置を考えるのは当然であって、それによって何度も救われてきた。「出たとこ勝負」もするが、無謀な決断とは違って安全性を見切ってからの決断。花火大会の見学で無茶は野宿になっても死ぬ恐れがない夏だから。
事故も中止も天災も織り込み済みじゃなきゃいけない。長い目でみればあることなので運行会社に怒るのは阿呆のすること。現実、その阿呆が実に多いのも自己中が増えたから。
そもそも昔と違って夜行電車は毎日じゃなく季節運行になっていた。夜行バスが東京~名古屋で5000円だとして、青春18きっぷ+ムーンライトながら座席指定+青春18きっぷでカバーできない区間の運賃ではバスは数百円高いだけ。少し安いだけであの耐えがたい座席の酷さを考えると高速夜行バスを選ぶのは必然だった。通常のJR運賃なら高速バスのほうが快適だ。
伊豆を多く取り扱ってきて既に書いてるが、E185系とやらの「特急 踊り子」に乗ってみて、あの座席では特急料金なんて払いたくない。同じ車両が使われてた「ムーンライトながら」となれば、それに6時間以上なんてゾッとする。金持ちじゃなくエコノミー症候群を避けるためグリーン車を選んだデカイ俺では足のやり場に困るから避けてきた。
名古屋に入り浸ってたころは「とりあえず行く」なんて無茶をやったが、もう若くないので無理だ。保険、策がなくなってくると宿の確保が必須となり、見つからなければ計画中止となる。
それは既に起きてた。インバウンドうんぬんでホテルの価格が高騰し、空き部屋が2万円なら東京へ帰っても同じだって状況が起きていた。外国人は確かに増えていたが特定の場所でしかなかったが、ずっと使ってきたから都市部の価格高騰には腹立った。
日本人だけでやっていけたわけだからコロナ去っても戻って欲しくないね。外国人は、たかが日本の観光経済の1割。外国人は高い航空チケットを払っていながら長期滞在で恐ろしく倹約している人達の投稿をたくさん読んできたから日本人のほうがカネを使わないってのは歪曲報道だし(日本人が日本グッズ買うわけがない等)、更に "JAPAN RAIL PASS" なんて外国なら有り得ない差別切符(外国人優遇)を与えておきながら何を訳のわからないことを言うかって旅人として怒ってきた。
ムーンライトながら終了は時代の流れで遅い決断だったものの、もし、線路をバスが走れたら東名高速料金も不要になるのにな。自動運転でも安全だし400km越えても運転手が二人必要ない。電車かバスかの物理的な問題じゃなく、電車の運行では需要に合わせられなかっただけ。
線路が使えないのは実にもったいない。定期運行計画を出さずに済み、車輪付きハイブリッド バスが走れたら素晴らしい。
| emisaki | 2021-01-23 Sat 13:11 | 交通::情報・考察・計画 |
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