2011-08-17 Wed
最近の同社ビデオカメラの周辺光量不足が気になるってことで、古いですがHV20で今年に撮影した映像の中から撮影データを拾って調べてみました。F4.0 / 1/125 / 46mm(広角)
電子的に補正されてるのか不明ですが、ほとんど気になりません。
それよりワイドコンバージョンレンズやフィルターを付けただけでケラレが発生してしまう構造のほうが問題でした。私は改造を施してますが、レンズ前面の保護シャッターも取り去らないとケラレを防ぐのは無理のようです。これは後続のモデルでも基本構造が変わらなければ同じでしょう。
カムコーダー本体についてる液晶画面の視野率は狭いので、店頭で確認するにはカムコーダーのHDMI出力から100%表示ができる外部モニターで確認するしかありません。Canon HV10~HV30は実際に撮影されてる領域の90%くらいしか映ってないのではないかと思う。デジタル時代、そして我々には過去のテレビ局が作った「セーフティーゾーン」なるものは存在しない!映る領域が全て。
無改造で一部のフィルターを取り付けますと、レンズの前玉とフィルターの距離が開きすぎてしまって内部で発生する乱反射の影響が画像に出るため、使ってもNDやPLがいいところです。さて、高級タイプのフィルターではどうでしょうか?カムコーダー用には所有してないので当方では不明。
左: F2.8 / 1/200 / 460mm(望遠)
右: F2.8 / 1/75 / 460mm(望遠)
伊豆高原の誰かさんちのにゃんこ
| emisaki | 2011-08-17 Wed 21:03 | 映像音声::ビデオ機器 |
2011-01-21 Fri
そりゃ「ボケ味」ならわかりますよ。ビデオサロン見てたらボケ足ってある。意味がわからなかったが文脈から推察はできる。
だがボケ味の誤用だと思われる節もあり、記事の筆者が意味を知って使ってるか怪しいので調べてみた....
ためしにネット検索してみると (記述時点)
”ボケ味”・”ぼけ味” → 約371,000件 ・ 約24,300件
”ボケ足”・”ぼけ足” → 約12,500件 ・ 約1,670件
全く関係ないのも含まれるようだが上記の結果。
そこで、「ボケ足」のページをひたすら見てゆくと統計的に何を意味しているかが見えてきた。
ビデオや写真で使われるものではなく絵を描く関連が多く、ペイントソフトならブラシの加減で使われている。ブラシの足(毛)先にできるボケ加減を示しているようなのだ。だから、それ以外で検索されるのは大部分がビデオ関係であり、写真では異様に少なくなってる。
ボケ足とは全体的な背景ボケのことではないと断定
素直に背景のボケ加減と言えばいいのに、ある種の人達は変な単語やカタカナを並べ立てることによって自分の力を誇示しようとする。例によってこれも部分的に意味が合うからって言葉だけを勝手に持ってきたのではなかろうか? 無理に解釈してもボケの量を示す為に使うはずが「ボケ足が良い画像」のように使われてることがあるから特に職業ライターなんてのは「ボケ味」と混同しているのがいる。
「マスメディアの影響」で記述した通り、特に放送業界は誤用、無知からきた造語が氾濫して世間にも広めてるんだから彼らの言うことには信頼性がない。間違ってても彼らの業界内で通じれば問題ないが、外向きに説明しようとした段階で迷惑となる。
若干余談だが、ビデオサロンEOS MOVIEの入門では「センサーが大きいと被写界深度が浅くなる」と、センサーだけで語ってる点も被写界深度の関係はご存じなのかと。知ってたとしても、わかってないビデオ関係者に正しく説明していない恐ろしさを感じる。
それでも現実の製品と使用範囲で正しくなってしまうのだが、センサーサイズのみならず、焦点距離、絞り、被写体までの距離という要素を完全無視というのもね。望遠レンズにしたり距離が近いと被写界深度が浅くなる条件をふまえてから、同じボケ加減でも画角が望遠では困るから使う話に流れないとだめではないのかな。業界の人ってのは猫も杓子もデジイチ動画って騒いで、更にお客様である我々がそれを見苦しいと感じる映像でもハヤリで押し付けてくるのではないかな。テレビも見ない権利はあるが、マスメディアにおいては押し付けがましい作品でなく視聴者の多くに意味のある映像でなくてはいけないと思う。
例として3D騒ぎなんて業者と一体になってるだけで、あんな見苦しい映像を見続ける気にはなれない。客は三次元に見えてすごいと一時的に騒いでいるだけでいざ買ってみると見苦しいという意見を多数聞く。もし肉眼で見たのと同じ三次元が投影できるなら気持ち悪くなることもなく、何歳以下は見るなと言うこともないのだ。
話がそれたが現時点、Wikipediaにも「ボケ(写真)」の項目に味もあるが、「ボケ足」はなく正確な意味は不明。
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”ボケ味”・”ぼけ味” → 約371,000件 ・ 約24,300件
”ボケ足”・”ぼけ足” → 約12,500件 ・ 約1,670件
全く関係ないのも含まれるようだが上記の結果。
そこで、「ボケ足」のページをひたすら見てゆくと統計的に何を意味しているかが見えてきた。
ビデオや写真で使われるものではなく絵を描く関連が多く、ペイントソフトならブラシの加減で使われている。ブラシの足(毛)先にできるボケ加減を示しているようなのだ。だから、それ以外で検索されるのは大部分がビデオ関係であり、写真では異様に少なくなってる。
ボケ足とは全体的な背景ボケのことではないと断定
素直に背景のボケ加減と言えばいいのに、ある種の人達は変な単語やカタカナを並べ立てることによって自分の力を誇示しようとする。例によってこれも部分的に意味が合うからって言葉だけを勝手に持ってきたのではなかろうか? 無理に解釈してもボケの量を示す為に使うはずが「ボケ足が良い画像」のように使われてることがあるから特に職業ライターなんてのは「ボケ味」と混同しているのがいる。
「マスメディアの影響」で記述した通り、特に放送業界は誤用、無知からきた造語が氾濫して世間にも広めてるんだから彼らの言うことには信頼性がない。間違ってても彼らの業界内で通じれば問題ないが、外向きに説明しようとした段階で迷惑となる。
若干余談だが、ビデオサロンEOS MOVIEの入門では「センサーが大きいと被写界深度が浅くなる」と、センサーだけで語ってる点も被写界深度の関係はご存じなのかと。知ってたとしても、わかってないビデオ関係者に正しく説明していない恐ろしさを感じる。
それでも現実の製品と使用範囲で正しくなってしまうのだが、センサーサイズのみならず、焦点距離、絞り、被写体までの距離という要素を完全無視というのもね。望遠レンズにしたり距離が近いと被写界深度が浅くなる条件をふまえてから、同じボケ加減でも画角が望遠では困るから使う話に流れないとだめではないのかな。業界の人ってのは猫も杓子もデジイチ動画って騒いで、更にお客様である我々がそれを見苦しいと感じる映像でもハヤリで押し付けてくるのではないかな。テレビも見ない権利はあるが、マスメディアにおいては押し付けがましい作品でなく視聴者の多くに意味のある映像でなくてはいけないと思う。
例として3D騒ぎなんて業者と一体になってるだけで、あんな見苦しい映像を見続ける気にはなれない。客は三次元に見えてすごいと一時的に騒いでいるだけでいざ買ってみると見苦しいという意見を多数聞く。もし肉眼で見たのと同じ三次元が投影できるなら気持ち悪くなることもなく、何歳以下は見るなと言うこともないのだ。
話がそれたが現時点、Wikipediaにも「ボケ(写真)」の項目に味もあるが、「ボケ足」はなく正確な意味は不明。
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| emisaki | 2011-01-21 Fri 12:22 | 映像音声::ビデオ機器 |
2011-01-18 Tue
被写界深度とはピントの合う範囲で、これは撮影機材の条件から計算によって求められる近似値計算式がある。この計算式を信用するならば、35mmカメラ換算の焦点距離が28mm・F2.8のレンズにおいて絞り開放(全開)状態で被写体までが500メートルの距離という条件を入れると、5.1メートルから無限という値が出てくる。これなら全体的にピントが合っているようなものだからと信じたのが失敗だった...
花火の撮影において一眼レフの動画モードで撮影したものはビデオカメラで撮影したようなシャープさがないと思ってたら実はピンボケじゃないかと。撮影時の液晶画面や縮小してしまえばわからないのだが、ハイビジョンサイズでは明らかにぼやけてる。
その教訓から次には開始前に合わせておくのではなく開始後にライブビューの10倍拡大で確認をする時間を作ることにした。
そこで判明したのが5.1メートルから無限という解答はいったい何なのかと思うほどフォーカスリングの微妙な動きにフォーカスが変動する。当然フォーカスが合っている部分はあるのだが、花火という数百メートルの空間を撮影することは到底無理。これなら被写界深度が深い小型のデジカメ映像のほうが綺麗な理由もわかる。
ここには数値では表せない何かが潜んでそうだ。
同じカメラ、同じレンズにてF11以上に絞った状態でバルブ撮影にてシャープな写真が撮れていることからも、開放絞りな状態では計算通りにはいかないのだと。フォーカスは手動で動かないようテープ止めしてありズームも固定で、操作による問題点が見あたらない。日中にやっても同じ結果が出るため動画処理の問題ではなく光学的な問題なのだと。
(ビデオカメラ用と異なりズームによってフォーカスリングとフォーカスの位置が異なるレンズが多い。だから望遠にしてフォーカスを厳密に合わせてから広角にしたらピンボケする場合がある。ようするにAF専用化してる。安いレンズは当然だが値段が高いズームレンズにもあるから値段からだけでなく設計上の理由があるのだと思う)
被写界深度の計算結果は理論であるから絞り開放時のレンズの性能と言われた方がスッキリする。
勝手に納得したいが、そう考えるとレンズ1本の値段でレンズごと買えるビデオカメラのほうが綺麗に映るのが納得できなくなる。
新たなデータを元に次は異例な手段をとった。夜なのに更に感度アップして絞るという作戦。既にISO3200だってのに6400にして開放時F2.8をF4にしてみたら、若干救える映像になった。それでも手前と奥とではシャープさが異なるため絞りが足りないようだ。これ以上の感度アップは画質が悪くなるため、花火の動画はビデオカメラで撮影したほうが良いという結論にした。計算上は大きな違いはないのだがフォーサーズで撮影したのが綺麗だったのも被写界深度が深かったからだろうか?
レンズの性能で同じカメラと思えないほど描写力の違いは痛感してる。20~30万円の明るい単焦点レンズを使って絞れば解決するのだろうか?そんなことするなら動画としては同等の投資額ですむ小型の業務用ビデオカメラのほうが有意義に使えそう。
デジタル一眼レフ動画は映画みたいな撮影を高額な機材なしで可能にしたと思われるが、カメラワークにおいてはビデオカメラの足元にも及ばない事実を今のところ変えようがない。融通の利く撮影しかできないのである。動画が撮影できるからと言って一般の人が買い、悲惨な結果を書いているのを多く見つける。テレビですらハイビジョンになってピンボケさせるカメラマンが続出してることからも、一般的な撮影に被写界深度が浅いというのは仇になるしピンボケしてしまっては元も子もない。
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| emisaki | 2011-01-18 Tue 15:57 | 映像音声::ビデオ機器 |
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