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熱海の今後をまじめに考える 連載 「イベント開催日くらい日中も営業せよ」
 予め書いておきますが、都会と同じようにしろと言う気はありません。ただ、観光客がいるのに店があいてないとはなんたることか!ということです。 本件では以前に少し書いていることを補足しますが、駅から離れ観光要所の周辺での飲食店はほとんどが日中は準備中になる問題を取り上げる。

 個人的な要望でなく、「客をドブに捨てているようなものなのだ」と思ってこれを記述したのには、花火や祭り、梅園の帰りに店の前で開いているのか確認している人を何度も見かけたからです。見かけたのは大人数ではないにしても、過去にこの数少ない稼ぎ時すら逃す営業体制が、「開いてないよ」、「さびれてるよ」、と悪の相乗効果となって客が立ち寄らなくなったのだ...

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 私が熱海に多く行くようになって困ったのが入る飲食店がないこと。 観光客は車なら渋滞とか、観光地での見学時間、そして都会の人間の時間軸で動いている。学校じゃあるまいし給食の時間が決まってるわけではない。企業でも通勤時間をずらすように昼時も時間をずらすのが染みついている。

 伊東方面の135号線沿いの食事をする店舗でも14時頃から17時半頃に入れる店はないに等しい。 東名高速から厚木小田原道路、もしくは湘南からきて小田原から真鶴の渋滞を考えると予定なんて立てられない。

 夏場に熱海のついでに網代にも出没しているが、私の幼少期と違って海水浴もできなくなっているから夏休みとは思えない閑散ぶり。店を閉めるのも当然かと思ってしまう。同じ閑散でも伊東のほうがマシであった。伊東マリンタウンまで行けば店は開いてる。

 我々はどうするかと言うと、わざわざ駅前まで移動するのも面倒だし、喫茶店で食事というのも避けたいので、値段も中身も安心なファミレスに入ってしまうのである。全国チェーンのファミレスなら、わかっているのでハズレがない。

 新・天下の台所「築地」を目の前にして、現代の保存技術、物通システムの中にいる東京の客に新鮮だからと言われても困る。新鮮と言うならば釣ったその場で調理するくらいの事が必要となる。観光地の皆さんには東京オフィス街のワンコインや千円程度で行列ができるよなランチを是非とも食べにきて欲しい。このような物を食している人が観光地価格に接した時にどう思うかである。観光地だからって雰囲気に支払える額というのにも限度があるでしょう。

 よくテレビで「東京に行ったら何千円にもなっちゃうよ」というものがあるが、そういうのは料亭とかの価格であって、現地直送の高品位を薄利多売している店舗とは異なる。当然、観光地では土地代が安いだけであり、客数が桁違いに少ないから都会の薄利多売は無理なのはわかってる。でも、このような物を安価に食するこができている客を相手に商売をしている事をわかって欲しい。でないと生き残りようがないでしょ。私は間違った考えのもとに進みたくはありませんから、何か反論があるなら是非ともお聞きしたい。

 来年も梅園のあとに糸川の桜をみて、飯でも喰うかと思うと、幸華もMONも17時過ぎまで開いてねぇーんだろうなぁ。それで、ジョナサンかデニーズに入るという定番コース。 梅園の後に街に人が流れないって当たり前ですよ。熱海銀座はシャッター通りだもん。このように「どうせ店は開いてない」と客に思わせた段階で敗北したのです。

※ 都心でも昼過ぎから夕方まで準備中となるところは多いが、そのような店舗の大部分は夜型店舗がランチ営業のみ始めたわけで、オフィス街という性質によるもの。観光地の考え方とは違う。だから土日に休みになってしまうのだが、まつり・イベントなんてオイシイのを逃すわけもなく臨時に店が開いているのを目にする。
例えば火をずっと使ってないと営業中にできないとか、仕込み作業などでやむなく受け入れられないなどの事情があるところまで営業しろという話ではない。そのくらいは自分で考えて欲しい。


 こんな卑屈ムードを払拭する打開策を考えるべき。張り切りすぎる必要はない。とにかく、やる気のないムードが観光客にじゅうぶん過ぎるほど伝わってるから、そう思わせないくらいのことはすべきである。 もしかして観光客の呼び込みをやめてしまったのでしょうか?
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| emisaki | 2011-11-02 Wed 23:47 | 熱海::考察 |