サイト内 移動
NEW ENTRIES
Search Box
CALENDAR
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
<<  2024 - 11  >>


2024 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2023 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2022 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2021 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2020 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2019 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2018 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2017 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2016 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2015 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2014 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2013 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2012 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2011 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
2010 - 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
COMMENTS
    第27回ミス熱海コンテスト 2011/11/23
  • emisaki >02.21
  • きゃな >02.20
    今更ながらCanon HV20の周辺光量の状況
  • emisaki >08.19
  • bukky01 >08.18
CATEGORIES
ARCHIVES
Status
現在: ゲストモード

熱海の今後をまじめに考える 連載 「熱海市事業仕分け」(後)
 後半は熱海の宣伝、観光事業に関して観光協会と花火大会についてである。 当然、私には知ることができないデータとやらが多いので「言いたい放題」であることは否定しない。だが、利害関係のない客の一人の側面としては正論を書いたつもりである。

 私は2~3年前だが熱海市と国土交通省の資料による観光客数について違いすぎることにびっくりした。熱海市だったと思うのだが、年間400万人とか書かれていたと思う。しかし国土交通省では100万人強という発表である。この違いすぎる値については、伊豆半島へ通過するだけの人達も数に入れてしまってるのではないかと疑問視されてるようだ。
 本当に年間400万人の客がきていたら熱海が悲鳴を上げるか?と疑問が湧くのも当然。これはイナカに空港を作るための利用者数を盛りすぎたのと同じではないかと思ってる。危機的状況だから集客のために花火大会をやるのだが、逆側では盛った人数を出して「これだけお客さんがくるから助成金を出してくれ」と言わんばかりに聞こえてくる...

続きを読む ≫
 
<観光協会補助金宣伝行事及び運営費補助金>

 私が熱海に注目するようになって手を付けた部分である。なぜなら、熱海の宣伝やイベントのやり方の不甲斐なさ、古くささを見せつけられたからである。調査グセってのもあるが、無駄を指摘してやれば観光客に還元されるであろうと自分に回ってくると思えば尚更やる気が出た。ですから、かねてより観光にもの申す議員だろうと現地の人間には客の空気が読めてないと指摘してきたのである。当然、自分本位でない調査や情報収集。

 観光協会のウェブサイトは充実している・・・どこが!? 伊豆はどこも酷すぎる。そこと比べてはいけない。毎日のように状況を示してる誰かの個人ブログのほうが情報の伝わり具合としては充実してる。毎日更新のような「あたみニュース」は定型文がぐるぐる回ってるだけでしょ。夏だったら本日のビーチのリアルタイムに近い状況とか、各駐車場の空き状況などなど、客が欲する情報を出しているのでしょうか?

 宣伝活動なのに事後報告が多すぎる。現状としては釣った魚にエサをやるより、各方面にエサを撒きに行くべきである。例をあげると8月に九州の各県で夏祭りの日程がかぶるのだが、観光スタッフおよび観光大使すべては他県に出向いていて自分の県の祭りにはいない。熱海駅前で案内するのは良いが、来ていただくための観光パンフレットが置いてあっても意味がないようなもの。
 宣伝要員なのだから来客した人に宣伝しても意味がない。来客をリピーターとなすべく、おもてなしするのは別の要員でしょう。
 
 九州なら関東から東北で宣伝するより関西を主体としていることは、どこでキャンペーンをやってきたかで明白である。旅費、所要時間より近さが行動に関わってると読み取れる。九州新幹線の全線開通もあって関西方面でのキャンペーンは増えて見えた(実際には東日本大震災の影響でいくつか中止)。
 東京と熱海の関係なら、名古屋と下呂温泉や南知多、大阪なら有馬温泉だと仮定すると、宣伝活動の効果がある場所は限られている。同じところばかり行きたくないが、遠方となると強力な理由が必要でしょう。主要都市間における旅行は多いが、そこから立ち寄りとしては離れすぎている。よって東京近郊での宣伝活動で正しい。
 東北や中部、関西方面での宣伝活動に効果はあるのだろうか?私はたいしてないと考えてる。宿泊者のデータなら簡単にとれるだろう。だが何十倍もの日帰りもしくは通過(立ち寄り)を調べるのは難しい。車ならナンバープレートが手がかりになる。

 平成22年度の支出を見ると県外の宣伝活動が減っていると見える。平成23年度なら中止があるため理解できるが昨年度でなぜ減ってしまったのだろうか?



<花火大会開催補助金>

 主催によって別に考えないといけないようだ。上記「観光協会補助金宣伝行事及び運営費補助金」にも夏の花火大会2回分の費用が書かれており、8月5日と8月22日の2回で約1,638万円(ただし内訳は不明)。熱海市ホテル旅館協同組合連合会の主催によるものだと、単純計算1回あたりの経費が480万円だが、観光協会主催の夏だと1回あたり800万円にも膨らんでいる。熱海温泉ホテル協同組合の春の1回開催は520万円。

 観客数だが夏以外が12000~18000人が、夏季は24000~26000人という発表だが、私の感覚では夏以外は1万人減どころではないと感じてる。サンビーチや親水公園に何度も行ってるが夏でさえ見る場所がないという事態までいかない。更なる集客が必要。宿泊客の大部分が宿の中で見ている事実が確認できていて、それを加算しているのだろうか?

 花火の実施で仮定してみる。宿泊客が5千人増え料金が1万円とすると全体で売り上げ5000万円増。客が少なくても旅館は稼働していることを考えると、これだけ集客できた花火の代金は経費の範囲内か。ちょっと大きく見積もったかな、資料では30~40%が50~60%の稼働率に上がるとのことなので、それでは5千人も増えませんね。私には場当たり対応に見えるから客が一巡したら終わりかと。

開催の曜日、時期というのは、今一度もう少し深く考えるべき
打ち上げる曜日や時間、集客と上手くリンクさせる

 この件は既に指摘済みですね。

 それで開催時間ですが担当者の回答によると、やはり旅館組合が主催とのことで、客のためでもなく旅館本位なだけです。平日の前の夜に開催するのは単に集客力のないホテルの典型として日曜日は宿泊がいないから。これでは宿泊できる人が限られてしまう。休日前は客がいるからって何もしなくてもよい考え方ではリピーターは生まれません。上記、キャンペーン活動についての私の意見で、釣った魚にエサはやらないの表現を間違ってとられそうだが、おもてなしは別だと指摘している。

 伊東の按針祭の花火大会だが、いったい何人の観客が来ると思ってるのか?伊東も何度も花火をやってるが、按針祭の当日だけで熱海の全てを合計したより観客は多い。按針祭花火大会では臨時列車が出て一度には乗れない。熱海ではこがし祭りでさえ、あの人数を見ることがない。
 熱海は分散させたことによって何も目玉がなくなってしまったのだ。これはブランド力の低下を意味する。こがし祭り&大花火大会なるものを提案したいくらいだ。これほど分散してなければ店もいっぱい出るでしょう。現状ではサンビーチあたりにいると、ずっとボーっとしているしかありませんから、どこか出前持ってきてくれと愚痴をつぶやいたくらいである。


今までそうだったから、今後もそうだというふうに聞こえる

 熱海そのものを示すお言葉。 大昔のにぎわいの経営体質から変わってないが、時代は変わり、そして熱海に似合わないリゾートマンションの乱立によって多くの旅館が消え、更なる高齢化の道を選択してしまっても変わらない。
 先日、TBS噂の東京マガジンで湯沢温泉が取り上げられた。マンションの建て替えには80%の同意、解体には100%の同意が必要であって、過疎化、そして相続されても誰も住まず補修もされない危険かつ廃墟が出来上がってしまう可能性。湯沢より遅いが、1980、1990年代台から始まったとすると熱海も遅いだけで同じ運命が待っている。


ビューポイントマップを作ると、その近辺の旅館がうまく機能する気がする

 旅館に見に行けば簡単だが、山の上からの情景と海の防波堤から旅館を重ね合わせれば推測できる。海岸線の建物を除くと、よく見える旅館なんて限定される。景観を殺した海岸線にそびえ立つ異様なマンションなら見やすいでしょう。あとは山の上のほうかな。あたみ百万石なんて最高ですが休館してしまった。かんぽの宿ならいいじゃないかい。でもね、離れすぎなんですよ。個々の旅館が花火が見える部屋と書いていても、海岸線以外の建物では本当のところどう見えるか疑問です。正面のホテルなら確実ですが内側では曖昧にしておきたいのかもしれません。

 宿からでない路上などのビューポイントマップを作ると、それを利用して車で乗り付けてくる連中がいるでしょうし、確率的に不道徳者が存在しますので、私は足で稼いだ観覧場所がいくつもありますが具体的な場所を教える気はありません。全員が騒ぎもしない、ゴミも捨てないという保証がなく、近年は年寄りまで不道徳なので誰も信用できない。現に行き止まりの細い道に車で乗り付けてくる奴がいる。親水公園もサンビーチも余裕がありますので観覧には問題ありません。宿泊者を優遇するなら確実に場所を確保してやるだけでいいでしょう。

 海岸線での花火大会というのは決定的な問題があるのです。それは風。陸地と海の温度差によって風の流れが発生しやすい。海岸線に対して平行に打ち上げるとして逆側は海で行けない。遊覧船という手もありますが、許容度があり利用される確率もかなり低いはず。私は風向きの予報をウェザーニューズ社でチェックしますが、風向きも天気のうちだから一筋縄ではいかない。熱海が使ってる花火はそれほど煙がでないが、風が強いと花火が流れてしまって綺麗に見えない。ちょっとマニアックだが客が知りたい情報はほかにもあるはず。

マンネリ化
 
 これも指摘済みです。 花火の内容のマンネリと、開催を増やすと花火自体がマンネリ化して価値がなくなる。よって開催日を増やしたら客が減るでしょう。これは東京都心部の市民が東京タワーなんていつでもいける→行かないと同じ法則です。希少価値は必要であって、だから回数を多くではなく、20分なんて短い時間に連発しまくりのもったいない打ち上げ方をしないで、本物の花火大会を行えと言っているのです。


評価資料:
  平成23年度 「熱海方式の事業仕分け」
  平成23年度 「熱海方式の事業仕分け」【1日目】実施状況 
  平成23年度 「熱海方式の事業仕分け」【2日目】実施状況 
  平成23年度「熱海方式の事業仕分け」の判定結果を踏まえた市の対応方針について

≪ 続きを隠す
| emisaki | 2011-11-13 Sun 01:38 | 熱海::考察 |