2011-12-18 Sun
観光経済新聞社が毎年行っている「にっぽんの温泉100選」が決定して12月17日付けの紙面で公表された。案の定、1位から15位までは順当というか、この範囲で順番が入れ変わっただけにすぎない。 1位の草津のやり方については私が何度も書いているので言うまでもなかろう 当たり前の結果に思う。同時にプロが選んだ「2011年度人気温泉旅館ホテル250選」も発表されてる。今年は太平洋側の東北が消えるであろうと予想したが、そもそもこの投票は観光客数とかでなく観光会社が投票しているものだから良いところは良いということに。ただし、東北が避けられると添乗員とかもいなくなる訳ですから東北の票は減っていると思う。それによってランクインしたところもありそう。
私の行動の仕方として、特定期間内に同じ場所、もしくはその周辺を楽しみながらも同時に気になったことを記憶していて後から徹底的に調査し、くったくのない意見も客同士ならではで聞いてくる。旅行業者がアンケートをとったところで日本人ってやつは本当のことが書ける確率は低いもの。そして、その人のことがわからないと結果の意味が狂ってくる。いつもは3~5万円もする高級宿なのに同じように1万円で評価をしたら違って読み取らなければならないからだ。こういう点では客より旅行会社のほうが正確になるが、会社ゆえ投票に疑いもかけたくなるだろう。馴れ合いの何もない客の評価のほうが信用できる部分もある。
ここ3年弱、伊豆に回帰しているので重点的に見てみると、大部分の順位が転落している。上がっているのは観音温泉(下田市)と北川だが、下田温泉は順位を落としている。どこまでが下田か不明だが、下田市の観音温泉が別になってるということは下田駅近くの下田温泉だけということになる。北川といえば海岸の露天風呂を思い出すが、駅前も何もなく都会人には何かいらんことを忘れさせる地とも言える。少数の温泉地でランクを上げるにはそれなりのものがあるのだろう。
下賀茂や河津も100選に入ってないのだからランクインしてるだけマシという考え方もできる。熱海は昨年25位から37位へランクダウンだがその前には上がっている。新聞では北海道と静岡が元気がないと名指しされている。
私の見解は違っていて、資料が手に入る2009年までの範囲で調べてみると順位は乱高下している部分が多く、特に下位は少数で順位が変動する。20ランク下がっても、更に前年度を見ると20ランクアップしていたりするので、これは変わってない、誤差と考えることもできる。得票数が少ないほど誤差が大きくなるため正確なことと順位はあてにならない。この結果(データ)からは完全な分析をすることはできない。投票をしている側がどれだけの人数(全体票ではなく、その温泉地を評価できるに実態数)においての投票数なのかがわからないからだ。
わたしは何事にも理由が重要だと考えているため、全体としては客観性に欠ける順位ではなく理由のほうが知りたい。大きく順位を上げたところ、大きく順位を下げたところを割り出したのだが、これには意味がなく、祭り上げたり、落とし入れることになるため具体的な地名は書かないことにした。票が少なく理由無き順位は、さほど実態を示してないだろう。
間違ってはいけないのが上位にランキングされ自分も行ったことがある温泉地は、温泉、旅館のみならず、景色、街など全体的な空気というか雰囲気が上位にふさわしいこと。都会の雑踏からすると同じように人がいなくても「のどか」と「さびれてる」と感じてしまうのは全く異なり、後者を臭わせる部分があるところはベスト10には有り得ない。上位を見習うべき部分だが温泉宿だけが完璧にこなしてもダメで街全体が一方に向いてないと無理だろう。景色、景観など物理的な問題で無理になってしまった所もあるが自滅と思える温泉地も多くある。電車がなくなって客が激減した温泉地もあるが、人の生活を臭わせる観光地は日常を感じるのだから安らぎを感じない。
電車による問題は長野新幹線に伴う在来線の廃線、東北新幹線の青森までと九州新幹線の鹿児島までの全線開業に伴う通過駅などあるが、草津温泉は最初から近くに電車などないことを忘れてはいけない。もっとも近い奥地の駅から何十分もバスに揺られないと到着しない。欲していれば苦労しても行く、交通路による影響は大きいが別段必要とされなかったから通過してしまうのである。そこに行きたければ特急を降りてローカル線でも行きます。
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ここ3年弱、伊豆に回帰しているので重点的に見てみると、大部分の順位が転落している。上がっているのは観音温泉(下田市)と北川だが、下田温泉は順位を落としている。どこまでが下田か不明だが、下田市の観音温泉が別になってるということは下田駅近くの下田温泉だけということになる。北川といえば海岸の露天風呂を思い出すが、駅前も何もなく都会人には何かいらんことを忘れさせる地とも言える。少数の温泉地でランクを上げるにはそれなりのものがあるのだろう。
下賀茂や河津も100選に入ってないのだからランクインしてるだけマシという考え方もできる。熱海は昨年25位から37位へランクダウンだがその前には上がっている。新聞では北海道と静岡が元気がないと名指しされている。
私の見解は違っていて、資料が手に入る2009年までの範囲で調べてみると順位は乱高下している部分が多く、特に下位は少数で順位が変動する。20ランク下がっても、更に前年度を見ると20ランクアップしていたりするので、これは変わってない、誤差と考えることもできる。得票数が少ないほど誤差が大きくなるため正確なことと順位はあてにならない。この結果(データ)からは完全な分析をすることはできない。投票をしている側がどれだけの人数(全体票ではなく、その温泉地を評価できるに実態数)においての投票数なのかがわからないからだ。
わたしは何事にも理由が重要だと考えているため、全体としては客観性に欠ける順位ではなく理由のほうが知りたい。大きく順位を上げたところ、大きく順位を下げたところを割り出したのだが、これには意味がなく、祭り上げたり、落とし入れることになるため具体的な地名は書かないことにした。票が少なく理由無き順位は、さほど実態を示してないだろう。
間違ってはいけないのが上位にランキングされ自分も行ったことがある温泉地は、温泉、旅館のみならず、景色、街など全体的な空気というか雰囲気が上位にふさわしいこと。都会の雑踏からすると同じように人がいなくても「のどか」と「さびれてる」と感じてしまうのは全く異なり、後者を臭わせる部分があるところはベスト10には有り得ない。上位を見習うべき部分だが温泉宿だけが完璧にこなしてもダメで街全体が一方に向いてないと無理だろう。景色、景観など物理的な問題で無理になってしまった所もあるが自滅と思える温泉地も多くある。電車がなくなって客が激減した温泉地もあるが、人の生活を臭わせる観光地は日常を感じるのだから安らぎを感じない。
電車による問題は長野新幹線に伴う在来線の廃線、東北新幹線の青森までと九州新幹線の鹿児島までの全線開業に伴う通過駅などあるが、草津温泉は最初から近くに電車などないことを忘れてはいけない。もっとも近い奥地の駅から何十分もバスに揺られないと到着しない。欲していれば苦労しても行く、交通路による影響は大きいが別段必要とされなかったから通過してしまうのである。そこに行きたければ特急を降りてローカル線でも行きます。
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