2013-12-12 Thu
画質の悪い地上デジタル放送 MPEG-2 → H.264 (MPEG-4/AVC) → 4KはH.265/HEVC実装義務化せず実質使いものにならないデータ放送 → 携帯電話 → スマートフォン、タブレット
2014年1月25日よりテレビ放送とスマートフォン、タブレット端末を使う番組の実証実験を始めるという。
MUSE方式ハイビジョンから見ていたので、2000年頃のBSデジタル放送に魅力はなく当たり前だと思っていた。幻滅したのが恐ろしいブロックノイズであり、電飾だらけの歌番組ではボロボロの映像が垂れ流され、同時放送されたアナログMUSEハイビジョンとBSデジタルで紅白歌合戦を見比べ当時より10年以上前のアナログ規格に負けてると感じた。細かい映像や多少なりと動きがあるとノイズだらけになるのは今のデジタル放送でも変わりようがない。その後の地デジではワンセグのため更にデータが割かれBSより画質は悪い。時代遅れな仕様だからスタートした時に、もう「次世代」なる言葉が出ていたくらい。
BSデジタル放送開始時にはデータ放送を使った番組がいくつも放送され、私もクイズ、ゲーム番組には参加していた。チューナーに内蔵されたモデムによって電話回線を通じて送受信が行われたが、微々たるデータ量と処理能力にて番組の作り方に制限が加わり単調な番組しか作れない。10万円(当時)もした受信機にしては子供騙しな性能しか有してないと嘆いたもの。
地デジ開始時には携帯電話も普及しており固定電話を持たぬ人もかなり増えた。地デジの受信機にはインターネットが急速に普及中だったので電話回線だけじゃなくインターネット接続用の端子がついていたのが救いでしょう(端子があっても何年間は未対応だった)。普及がわかっていたから搭載されたのであって、メーカーではない先の読めない人たちが主導してると国民は大迷惑だし、メーカー主導だと次々に売りつける算段をするから難しい問題だ。
データ放送の実装が義務化されてなかったため、放送を見るだけというチューナーも存在してる。これによって放送のあり方が制限され、地上波ではデータ放送を使った制作は進まず、予算のある番組だけは視聴者と双方向を行うためにデータ放送、携帯電話、パソコン(インターネット)と多種の対応を行ってる番組もあるが、統一できない。
CS放送の災害警報はデータ放送を使って行われてるので画面上は見えても録画には影響されないが、BS・地デジでは俗称「字幕テロ」と呼ばれているように画像に埋め込まれてる。データ放送機能をつけなかった結果でしょう。
データ放送は強制的にOFFにする機能が付いてない(付いてるチューナー、テレビあるの?)。視聴者の意思なく強制的にデータ放送画面に移行する番組がいくつかあるが害悪でしかない。小さくデータ放送dボタンと表示されるのは了承するが、勝手に画面サイズを変更な混合画面にされるのはお断り。あくまで能動的であるべき。
貧弱な性能のデータ放送を自らで証明するかのよう 来年にテレビ放送とスマートフォン、タブレット端末を使う番組の実証実験を始めるという。ガラケーに戻る人の報道があるように現実的にスマホの普及率は低いから利用者を大幅に制限してしまうことになる。マスメディアとしてこれをどう考えているのだろうか?
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