2013-08-12 Mon
JR東海の「こだま都区内・りんかいフリーきっぷ」が7月末で終了したのを取り上げたが、ここにきてJR東日本も常磐線沿線から東京への往復切符を終了するとは、どさくさ紛れの追従が始まったのだろうか? こちらでも同様に悪いイメージを逃れるように代わりのように「えきねっとトクだ値」の区間が追加されたが、元々主要駅では「えきねっとトクだ値」があったため、水戸・いわき等からの往復は高くなる。大問題として「えきねっとトクだ値」はパソコンを使っての事前購入でしか購入できず、ネットが使えなかったりクレジットカード決済を伴うなど、仕方ない範囲を超えて利用者が差別されると言ってもよいのではなかろうか。加えて、こちらの割引切符では乗れる電車にも縛りができてしまう。窓口対応の人件費の問題だったら自動券売機で購入できないのはどういうことか?
詳しくは、該当する「お得なきっぷ」の説明か、“常磐線の特別企画乗車券の発売終了および「えきねっとトクだ値(乗車券つき)」の設定追加について”
<2013年9月末で終了 : 区間は例として上野~水戸とした>
ひたち東京フリーきっぷ 水戸から上野 特急・急行普通車指定席往復とフリー区間 7,500円
ひたち東京週末フリーきっぷ 水戸から上野 特急・急行普通車指定席往復とフリー区間 5,900円
ひたち往復きっぷ 上野(都区内)→水戸 特急・急行普通車指定席往復 7,000円
フリーきっぷの区域は広く、東京都内JR全域に加えて、成田、久里浜、大宮に及ぶ
<これからも使える方法 : 会員専用ウェブサイトより事前購入>
えきねっとトクだ値15 平日 東京山手線内・水戸 3,400円×2=6,800円
えきねっとトクだ値30土休日 東京山手線内・水戸 2,800円×2=5,600円
「えきねっとトクだ値30」が安いように感じるが、乗り降り自由区間(フリー区間)がないことや、切符の購入方法の限定などの問題から、福島、茨城の方々を更に苦しめることになった。
鉄道会社からしたら元々割り引きしてあげてただけなんだから文句はないだろ、となるでしょうが、完全に割引をやめたわけでもなく、東京近郊に出てこようとしてる人たちを購入方法で絞ったことは残念というか悲劇である。だったら、人数が爆発的に違うのだから東京方面から土浦、水戸、日立、いわきなど常磐線沿線に行きやすいような割引切符を設定したほうが世の中のためというものである。
常磐線以外で東京に繋がる新幹線の通ってない甲府、松本で現状あるのは「あずさ東京週末フリーきっぷ」。有効期間2日だが回数券を使うより安い。新幹線のルートは開業と同時に廃線などで新幹線しか選択肢がない悲劇訪れたが、ここにきて特急ルートにも間の手が及んできた。
走行本数からしたらごくごく一部の末端(単なる違法業者)一人が起こした事故が原因で高速ツアーバスが消されてしまったのには胡散ささを感じる。誰かの利益を確保するために多くの交通網が掻き消されたとすると、日本全体の観光経済効果が縮小する結末が待っており、周りまわって自らに起きることが見えてないようだ。過去にバス事業者の行政指導を取り上げたから問題のある事業者は排除されなくてはいけないが、真っ当な企業の運行が残されなかったのが残念である。
次なる悲劇の発表がないことを祈る。
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
ご意見ありがとうございました。 いまだに東京駅で筑波、水戸、鹿島行きのバス乗り場の行列を見てると、運賃が先の場合は今も昔も社会情勢関係なしにバスに乗れってことなのでしょう。電車に比べたらバスに乗ってる人数など客のうちに入らないということか。
ともかく地方に疲弊されると旅行客としても困るので心配してしまうのでした。
ともかく地方に疲弊されると旅行客としても困るので心配してしまうのでした。
| emisaki | 13/10/06 01:41 | IjPo0F8c |
割引切符を廃止しても、デメリットより、メリットが大きいと判断したのだろう。常磐線は、平日は、ビジネス客が中心(会社で費用負担)、土日は、ビジネス需要な少ない分を、週末フリー切符(平日より割引が多い)で利用客を増やそうとしてきた。割引をやめても、平日の利用客は、会社費払いなので、利用の減少は、少なく、土日は、利用客が多くとも、利益が少ないので、利用減となっても、収益全体への影響は、少ないと判断した結果だと思う。今回のJRの方針に、利用客がどのように反応するか、房総地域のように高速道路の充実に伴い、高速バス中心になるのか、利用客数に大きな影響がないのか少し結果を見守りたい。少子高齢化の進む現状に対して、JRとして利用客の利便性を確保した施策を期待したいと思う。
| 常磐民 | 13/10/05 18:56 | QDkWX7Zo |
先頭へ △