2013-08-11 Sun
思い出の土地で崩壊して欲しくないからこそ強烈に突っ込んでゆくシリーズ。旅で移動中に感じた先日のボヤキ投稿にも同地区が含まれるが、先立って問題と思われる部分について加筆修正した。リピーターを遠のけてる原因の一つである観光地価格について…
・駅前の店舗に入店してから価格が高すぎると出て行った客の目撃談を発見
そうか、店に入ってから高いって帰っちゃう人もいるのか。確かに喫茶店でカキ氷に白玉ぜんざいとか何か乗っけてたとして千円にもなったら東京でも高いけど、該当の店の評判は悪くない。割高はその店だけじゃないし目の玉飛び出るほど高いってワケじゃないから個人の感覚でしょう。場所は違うけど並んで買うほどの天然氷で700円のカキ氷(長瀞など)ありますが、それは場所の雰囲気も加わり待ってまで食べる価値がある。
現実に注文して価値を見出せないから「観光地価格」なんて言葉が出てくる。価値がある商品さえ提供していただければ、支払える範囲で価格は関係ない。情報戦で負けてると知らないんだろうけど割引券(クーポン)があるところは積極的に使おうよ。
そもそも駅前なんて場所に入るからいけないが、移動したいにも高低差や距離で仕方なしか。だって前に物件を調べたときにわかったが、香港みたい狭いから土地代が高いに加えて集合住宅の管理費が高すぎ、下手したら管理費が田舎で一軒屋が借りられる値段なのに都会じゃない。生活全体考えて東京のほうが物件安いという結論を出すのも当然でした。
「商品を安くできない→客が減る→品質低下または値上げ→更に客が入らない」 この解決策は?
値上げで収益回復なんて話は聞いたことなく、値上げしたマクドナルドは減収減益となったようだ。元々定食屋でメシ食うより高いんだから金額的に値上げ幅は低くとも「値上げ」という悪いイメージは強い。それでも駅前だと大部分が観光客相手の店舗だから選択肢がなく、DECKSやマクドが混雑するのもわかる。
なんで喫茶店に入ってから高すぎと文句をつけて出てゆく人を見かけたのか理由を探ってゆくと、目的は「宿のチェックイン時間までの時間つぶし」だと書いてあって参考になった。なぜチェックインできる時間の電車でこなかったのかは謎だ。他にいくところないのかよって考えるのは我々の話であって、高齢者はどこにも行かないんだ。幼少期を思い起こせば、爺さん婆さんに連れられてきてたとき、出歩かないから一人で街中うろちょろしてたんだっけ。チェックイン前でもロビーで待つことくらいはできるだろうと頭は周らなかったのか。
ググってみると、現地の人たちも各所でコストパーフォーマンスが悪い店を嘆いてた。大部分の客は競争激化で生き残っている店を日ごろから使っているのだから、観光地だからって許せる範囲を超えており悪いイメージを持って帰ることで客足が遠のくのを危惧している。でも遅いですよ。第一ビルの某店に入った人たちのリポートは・・・。常識の範囲で値段設定は店の自由だが、問題は別にあり、飲食の組合とか観光協会が、よくもそんな店を放置しておくなって酷いのもある。いろいろ読んでて街としてのイメージダウンたるや、もう、泣けてきますな。こっちの店に比べたら前記のカキ氷が高いって帰って客がいる店なんて優良店ですよ。
→ 「観光地価格」に感じる熱海市の問題点。 うまく検索すれば似た意見が多く見つかる
以前から実践していることだが、観光地の店は地元住民に尋ねるのが安心。地元でも同業者とか案内所とかは当たり障りのないことしか言えないのでダメ。だから知らない土地はロールプレイングゲームやってるみたいに罠に落ちるのも仕方なしと寛大にゲーム感覚で考えないと激怒間違いなし。客が配慮してやるくらい自分の立場がわかってない店主が多いんだ。
いい店なら、この値段でだいじょぶかな、と心配されたり、
素敵な時間を過ごせました とかいう書き込みがある。
東京ではどうかと言うと、確かに高い。しかし、以下の点から問題視されない。対価に見合う商品を提供している。駅ナカとかデパ地下で嫌われれば撤退以前に契約が更新されず追い出されることになるでしょう。ラーメンや餃子店を集めてる場所なんか客から人気ないと入れ替わる制度をとってる。日本最大の観光ターミナル駅で生半可な気持ちで出してる店なんて存在しないし存続できない。俗に言うスイーツでも、小物は割高だと思うが、一例でARINCOのロールケーキなんて東京駅に出店してても1500円くらいなので、むしろ安い。観光地で考えたら鎌倉でも高いと思ったことはない。
次に地方観光地と違って選択肢が多い。東京駅近くだけに限定しても、デパートのビル一軒分を超える売り場面積。下町商店街で何か探せば生活品価格で物が買える。また、数年前から「できる旅行者」が実践していたことで今になってテレビ局が目をつけたが、過去に名古屋に通うほど行ってた時期、みやげ物を買うのはスーパーマーケットだった。高級スーパーマーケットに入っても観光地価格とやらより安上がり。ナカモの「つけてみそかけてみそ」なんても定番だったが私も含めて東京の人には濃すぎのクドイ味(*)なので違う製品に変えたりもしてた。 (* 最近、マイルド味ができた)
最近では自分のものや土産のためでも現地の市場を使う。告知が出るが来てるのは大部分現地の人なので観光地価格になってないし、観光客向け店舗に卸せないような訳あり(その程度どうでもいいレベルの傷とか)の干物が生活品価格て手に入る。先に「勝敗は情報で決まる」と書いたが、都会の客ほどよくわかっているのである。我々が教えなくてもテレビ局に目を付けられては、いい加減な姿勢で観光客を相手にすることなんてできません。
グルメシティ、マックスバリュへ行け!
それにあの周辺の喫茶店なら ぼったくられないぞ;)
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