2016-10-08 Sat
あ~、雨で延期だと目論んで予定を組んでしまったから鴻巣の花火に行けなかった。それでデータ処理中に調べものして総務省が変な統計出しているのに辿り着いた。いまのところ基本は東京に住んでいるから都心への通勤通学という点で実体験はないのだが、東京23区内から23区内でも時間がかかる。私の場合は東から西へと移動していたが、直通、または直線的に行くことはできず変に周って何度も乗り換えて行く必要性があったから電車だけで1時間、徒歩や待ち時間を入れれば最長1時間半だ。これを関東地方に拡大し、主要路線から外れた場所の居住者のほうが多いと考えると総務省が出している平均って現実を表してそうだ。
東京から反対方向に旅してきたことを考えれば、だいたいはわかる。だから直線距離は2倍も違うのに東京駅から小田原も相模原も所要時間は大差ない。路線バスの乗車時間が絡むと地図上の距離感は関係なくなる。
神奈川県の悲惨なところは交通網を整備する前に低層の丘陵地をガンガン切り崩して住宅を作りまくったことでしょう。平らにまで整地したわけじゃなく強引に作られてるから、ちょくちょく社会問題の番組に登場するのが神奈川県。東京で例えるなら世田谷区など城西の田舎は城東の湿地よりも畑で土地があったから爆発的に成金と移民者の住居が作れる土壌があった。
横浜元町中華街のすぐ近く、本牧なんて私の人生で何もなかったところ=新興住宅地だと語ることができる。そのあたりは幸せで、神奈川県は次々と奥地の悲惨なところまで住居が延びてしまってるから「都道府県別 通勤時間ワースト1」は当然の結果と言える。同様なことが埼玉県、千葉県にも当てはまり、他県に比べると生活圏が大きすぎるのが原因でしょう。
加えて、東京都心部に集中しているわけじゃないのもある。だから、普通に通勤時間帯を考えたら「上り電車は満員、下りはガラガラ」となるところ、東京近郊ではそうはならない。休みの平日に旅してるとよくわかるが、神奈川県内、埼玉県内にも大きな工場や大手の事業所などがあるからギューギュー詰めにはならないまでも全員座った人数の2倍くらいの乗車率にはなる。だから東海道線なら東京駅からの下り電車は横浜まで乗客が増える一方で、大きく減るのは大船、平塚、最終的に下り電車だって思えるのは小田原から先だと感じてる。
見て驚きバス時刻表の画像を投稿したことがあるが、川崎駅、横浜駅近郊の路線バスはものすごい本数が走ってる。ナニコレ珍百景で取り上げられたが、川崎駅の近くのバス停が1時間に100便以上が通過すると。そこから見えるのがバスに頼るしかない人的輸送力の低さである。人口密度が高いのに電車の路線が少ない。相鉄線がJRや東急とつながるとか大工事をしてるわけだが、そういう問題じゃない。ないところに新しい路線を引かないとだめ。
埼玉や千葉にも工場は多いが北関東(群馬、栃木)は近隣で完結していることが多いのではないか。 また、埼玉北部から群馬は在日外国人労働者を多く見かけるが、神奈川県の通勤では全くと言うほど見かけない。そのあたりに平均通勤時間が長くなる理由に通じるものがあるかは不明だが、賃貸か持ち家かとなると違いが出るのも当然。
過去には埼玉県が通勤時間ワースト1だったと聞いたこともあるから、南関東は地域差はほとんどないと考えられる。ようは、どこに住んでて、どこに通うかのほうが問題だってことだ。
個人的考えとして、地方で宿がとれないときの算出方法と同じ移動時間と交通費を計算に入れる。通勤となると交通費は考えないのかもしれないが、片道1時間節約できるとして、仮に時給1000円として換算すると月22日で44,000円分となる。よって、通勤時間1時間半の月6万円の賃貸住宅が通勤時間30分なら月10万円でも損なしとすることもできる。これを持ち家だとして長い年月で計算する賢い人なら都会集中は当然の結果。だから住宅を補助するって訳のわからないことをやってないで、勤務先を分散させなければ意味がないのです。
→ 総務省統計局 > 47都道府県 通勤・通学時間が長い!?ランキング
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