2016-12-17 Sat
きのう都内某所で都バスの後ろドアから乗ってくる人がいて運転手に「後ろから乗っちゃダメでしょ」と怒られてた。 いくつも乗車方法があるから、そんなの有り得ることで、以前なら車両前方からでもわかるように「前のり」「後のり」とか書いてあったのだが、最近は環境配慮宣伝な「ノンステップ」だの「アイドリングストップ」だのデカイ文字で書くくせに、ドアに小さく「入口」「出口」とかしか書かなくなり、加えて車両全体が広告で覆われてるとわかりにくくなってる。街路樹、バス停の構造物支柱など見えにくくなった要素は多い...近くにいた私が何も言わなかった理由はバスでも混雑してたら私も降りるから避けて一度降りたのかと思ったから。劇的に混雑してたわけではないが座ってる客まで見ないから新たに乗ってきたのか確認はとれず短時間の出来事だし前乗りだと教えるべき確証がなかった。
運転手は見てなさそうで見てるんだな。
加えて近くにいた婆さんらが当人が乗ってるのに無神経にも話し出すから可哀想だった。地域によって制度が異なるのだから「そこまで強く言わなくても」と思った私だったが、よく考えればこうした断片から多くのことが都市生活不適合者の問題につながってた。本件においては方式を知らなかったにすぎないから教えれば済むだけのことであるが、制度とは関係のない 混雑してる東京なのにリュックサック背負ったまま電車に乗ってくるような何も感じない奴らこそ悪なのである。
不慣れなだけ と 不道徳者 は明確に分けることができる。
不慣れな人には怒っちゃだめでしょ。 このような制度は誰もが守るしかないので区別はつけられず、暗黙のルールってやつの部分の空気を読まなくなったのが近年で、知らないは不道徳者に転落する高い可能性を秘めているから捨て置けないから取り上げた。
念を押すけど本件で出くわしたような初めての経験で一度の失敗は怒るべきところではなく教えるところで、知ってなければいけない道徳的部分を無視する連中が問題なのだ。迷惑行為の場合は「混雑時の対処を知らない」では済まされないのである。
全国的に乗り方は戸惑うほど種類はなく、
・前乗り 後ろ降り … 都市部 均一料金だから
・後ろ乗り 前降り … 郊外、区間別料金で後払いだから
・前乗り 前降り … 乗降客数がかなり少ない地域
・その他、俗称ワンボックスカーと普通車も同然な場合も。コミュニティーバス前払いが多い。
前乗り前降りは高速バスや観光バスを転用してる路線にも見られます。路線バスの車両を定期観光バスとしても使ってるからでしょう。2ドア式で後ろドアを使わなくなったのを見ると転用ではなく過疎化が招いた結果なのではないかと。
支払を考えて先に両替するのを考える人が多いのも結局は都市近郊なんです。田舎だと高齢者率が高いため動かれるほうが迷惑になるし支払い時に時間がかかる。同様に観光地でも混雑する時期はパニックになってしまうわけです。そこから有名観光地ほどバスが遅れるという図式が行く前に浮かぶようになった。
乗り方なんかより行き先、経由の違いなどのほうがよっぽど戸惑うことでしょう。こっちからすれば当たり前も外国人観光客からしたら東京の地下鉄の路線図を見ただけでカオスだって言うくらいですから都バスなんて英語版の路線図あるけど簡単だとは思えない。外国語で尋ねられたら困るのが路線バスなんだよなぁ。それでも海外より格段に親切。そこを忘れて自己中な傾向が高いのが外国人だから事業者も気にすることはないね。今はスマホなんてハイテクがあって調べられる。
ともかく、バス会社のウェブサイトに「バスの乗り方」「料金の支払い」とかの説明があるのもわかる。
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