先日、限度を超えると逆効果になるCMを取り上げたが、既に何十年と慣習になってる可能性があるのがCMを含めた広告やアイドルの写真集でもある「人間離れさせる」修正である。

　以前より瞳を大きく見せかけるカラーコンタクトレンズ（カラコン）を装着した目は人間として有り得ないため「不気味」（命のない目）にしか見えないから早く目を覚ませと訴えかけてきてるが、長年の生活環境の違いから地域性による顔の識別能力の差に強い傾向があるとの状況証拠もある...

　密かにテレビなどで示されてるが、昔から都市を形成してないところほど、こちらが似てないと思う人も似てるとしてしまったり、顔の判別能力が低いことが証明されている。それによって従来なら数人なら整理券なんて配る必要すらない業種も、ことごとく順番待ちに整理券を導入してきた。他人の脳の中はわからないが、識別できなくなったから。客の側で順番を管理するのも、私の世代ならバラバラに待ってようとも間違えることはなかったが今の地方出身の方々には無理なようだ。

　そのような状況証拠からすると、女性特有の真逆の効果な事をしようとも酔いしれるのではなく、本当に不気味に感じてもいないのではないかと思えてきた。さすがに当事者に尋ねられないため確証に至るデータが集められない。

　そんなことで、イメージで売ってるCMなのに私には「不気味」だと感じるCMがやたらと増えてる。もちろんCMだけじゃなく、ニュースキャスターやアナウンサーがカラコンを入れるようになって人間離れした目で画面を見つめられても、たとえ美形だろうと感じ悪いだけだ。誰って書くと怒られるから書けないが、何年か前には誰もいなかったのが相当な数になった。


・カラコンとは別の死んだ目にする画像処理は続く　（主に若い女性に対し）

　テレビ局に文句の電話を入れる人たちって重箱の隅をつつくより酷いらしいので、苦情が出てないとなると、そこは気づけないようだ。テレビ番組では無理なのだが、CMは時間が短いため写真と同じように１コマずつ修正が施されてる。従来からアイドル歌手のCDジャケットや写真集で行われてきた

　　「白目の部分の血管をすべて消し去る」　　（白く塗りつぶす）

という実に気持ちの悪い画像処理が常態化しているのである。定常化のほうが正しいか？　常態化ってのは元は異常だと知ってるわけだが元から気づいてるとは思えない。

　ともかく、血管の浮き加減によって良くないと思ったのだろうが、全て消し去って真っ白にしたら、もはや人間ではないのである。それを見て不気味だと感じないほうが私からすれば不思議でならない。

　他人に叱られなくなって子供からモラルが崩壊したように、品のないオッサンの心無い言葉がある事実にしても、セクハラの言葉が意味を伴わず一人歩きしてアレルギー症状な人も現れて何も言わなくなったのが 「言わなきゃいけない内部でも言えなくなった」 とは考えられないだろうか。

　気づけない人は、アイドルの写真集やテレビCMを録画してコマ送りしてみればよい。目薬のCMなのに気持ち悪いのもある。もしくはデジタル版のタレント名鑑やプロフィール用の写真。血が通っててこそ人間なのに白く塗りつぶして気持ち悪く見えないなんて言うのならば人間の顔の識別能力がないのである。