“水仙まつり”として検索すると、「のもざき水仙まつり、唐音水仙公園、越前水仙の里、黒岩水仙郷、立川水仙郷、信州国際音楽村すいせん畑、下田爪木崎、幸手市 水仙まつり、国営ひたち海浜公園、みやぎ蔵王えぼし すいせん祭り、県立城ヶ島公園水仙まつり」などが見つかった。ちょこちょこ空いた時間を使って調べてみた...

・長崎県長崎市野母町　のもざき水仙まつり　野母崎総合運動公園　1000万本　2017年1月8日-1月29日

・島根県益田市　唐音水仙公園　100万本

・兵庫県南あわじ市　黒岩水仙郷　500万本

・兵庫県洲本市由良町　立川水仙郷　500万本

・長野県上田市　スイセンまつり 信州国際音楽村すいせん畑　4月頃

・静岡県下田市　下田爪木崎　300万本

・神奈川県三浦市　県立城ヶ島公園水仙まつり　2017年1月10日-1月24日

・埼玉県幸手市 水仙まつり　幸手市権現堂堤　2017年1月7日-2月5日

・茨城県ひたちなか市　国営ひたち海浜公園　100万本　3月下旬～4月中旬

・宮城県刈田郡蔵王町　みやぎ蔵王えぼし すいせん祭り　4月～5月頃

・北海道　ゆにガーデン　7万　5月頃　（10月下旬～4月中旬は冬季休業）

---

以前より観光大使として水仙娘まで決めて推している福井県を探ってみた。

・福井県　越前水仙まつり　2016年12月1日-2017年1月23日

越前水仙の里公園
越前海岸水仙畑
越前岬水仙ランド
千枚田水仙園

イベント：水仙まつり 荒波フェスタ 河野シーサイドパーク　2016/12/17-18 終了
イベント：こしの水仙まつり 越前水仙の里公園 2017/01/14-15
福井県観光情報


　ウェブサイト制作、更新を疎かにする地方の宣伝下手の典型から前年度までの正確な情報がわからない。福井県観光連盟サイトから上記の場所は福井駅～鯖江駅の中間の西の海沿い数キロ圏内に集まっており過去の個別に700万本だの出所不詳な1500万本だののデータから推測すると総数はかなりになりそう（面積と投稿写真から推定すれはまんざら嘘ではない）。数だけでなく千枚田水仙園はその名の通り棚田に植えられているのが見える。

　各地でのポスターやチラシでわかるように観光協会は都合が良いというか大なり小なり誇張した写真を使うため実際の客の投稿写真こそが見極め資料である。そこからも全国的に有名、どんなにすごくても行けなくては意味がない。

路線バスの時刻表：　茱崎線
平日 福井駅発→水仙ランド入口着
　12:15→13:25 / 16:35→17:45 / 18:05→19:15 / 19:05→20:15 / 20:35→21:45
平日 水仙ランド入口発→福井駅着
　06:26→07:45 / 06:56→08:15 / 08:30→09:40 / 09:55→11:05 / 13:55→15:05

土休 福井駅発→水仙ランド入口着
　13:15→14:25 / 16:35→17:45 / 18:05→19:15 / 19:05→20:15
土休 水仙ランド入口発→福井駅着
　06:26→07:36 / 06:56→08:06 / 08:30→09:40 / 09:55→11:05
京福バス　路線バス情報

　時刻表、一目瞭然で土曜と休日には行っても帰れません。平日は福井駅 12:15 に乗って定刻なら13:25着、帰りは最終の13:55発ですからバス停の道路から水仙ランドまで傾斜地を考えると実質10分もいられるかどうかです。

　越前水仙の里はこの範囲内にあり、そこなら「福井駅12:15→13:17 越前水仙の里 14:04→15:05福井駅」と滞在時間を延ばすことは可能。　越前水仙の里へ行く路線はほかにもあったが、以下のように観光としては無意味だった。

路線バスの時刻表：　西田中・宿堂線
福井駅 17:55→19:23 越前水仙の里
越前水仙の里 07:16→08:45 福井駅
京福バス　路線バス情報

このように拒まれている。米原から直線距離80kmでも、ちょっと行って帰ってくるなんて夢っていうか妄想でしかない。

　福井駅から見て越前水仙の里と水仙ランドの中間に越前シーサイドホテルというのがあったから検索したら2009年に閉館って出てきた。Googleストリートビューで見たら2014年の段階で廃墟への道を辿ってた。集落に民宿はありそうであるが常に営業してるかは不明。下記に示す宿泊割引の対象で営業は確認できるでしょうが、それは越前町が行っているものであり越前水仙の里は福井市側にあるように境界にある。

　宿泊して徒歩で向かうと考えても開園時刻が09:00～17:00 冬期 09:00～16:00 である。バスの時刻から考えるに徒歩で水仙ランド、また徒歩で6kmの越前水仙の里で14:04の最終バスにて福井駅からそのまま東京へ帰る時間しか残らない。そのように現地に泊まっても悲劇的なのだから、近くからついでに行くとか考えたところで無駄。そこだけでまる二日を費やす必要がある。

　2017年3月21日な「えちぜんタク割」なるのを見つけたが、指定の施設に宿泊することが条件となっており割引は宿泊者数に関係なく１配車で2000円（ジャンボタクシー5000円）だ。福井駅から水仙ランドは11,000円、鯖江駅からでも8,000円となっているため、少人数の場合には意味がないだろう。往復するなら宿泊費を浮かして観光タクシーとして時間借りで周ったほうが安いはず。なぜタクシーなのかは観光に使える路線バスがないから。

→ えちぜんタク割　2017年3月21日まで
（* タクシー料金は何人乗っても変わらないのだから、たとえ一人でもジャンボタクシーにすれば割引5000円で得じゃないかと、お約束の間抜け仕様。どうせ選択しても拒否されるだろうがね。思い込みで作るからそうなる。こんな奴らばっかりで困るのだ）


　このように交通の便の悪さによって絵に描いた餅になることが多い。伊豆を多く扱うってことで以前に下田を探ったことがあるが、伊豆急から路線バスの接続の悪さったらありゃしないって怒るわけだ。伊豆急下田駅は行き止まりな終点だから逆方向からは来ない。
　そして空気が良い朝にはバスがない。宿泊したとしても爪木崎は09:40が始発だ(*)。タクシーだと駅から2500円はかかる。前記のように2500円はマシなほうで、もっと田舎なら何万円の計算になるから断念する。よって路線バス等の運行に左右されるのは当たり前。
（* 臨時始発より前の行き方は伊豆急下田駅発 07:25[平日のみ]、08:25 須崎海岸行きバスにて爪木崎入口下車して徒歩3km）

　このように適当にリストアップしてから調査して条件からガンガン切り捨ててゆく。それでも行けるかはわからないが何年後かに調査が役に立つことがよくある。割合としては大部分が無駄な調査になるが、それも旅のうちなのでした。