2016-03-11 Fri
テレビ番組の劇団観客は催眠術にかかってるかのようで、本当の視聴者はTBS「ザ・イロモネア 笑わせたら100万円」の観客のような感じだろう。冷めてるんじゃなく本当に面白いかどうかだけで、一般的な番組の通称ひな壇タレントは「録音笑い声の替わり」でしかない。特にロケとかで無理矢理入れ込む撮影スタッフの笑い声は「下品」なのしか聞いたことがないから、あれならドリフ大爆笑の録音なオバちゃんのほうがマシだと思う。そんなわけで先日に見た「R-1」は実につまらなかった。ここまで落ちたかって感じだ。あれなら「ツギクルもん」のほうがマシ。審査員に適しているのは子供と大人で、テレビが好んで観客に選ぶ年齢層は下らないネタでも勝手に笑ってくれる要員と化しているため最も客観性がない。
だからバラエティー番組なんて観覧募集の記載条件から観客をえり好みしているのだ。本当の本当に抽選で決めてたら、ほぼ全員が若年女性なんて有り得ない。笑い要員として使える人こそ制作連中の求める観客だから。
人間の研究者ならすぐにわかってくれると思うが、自身で考えれば簡単なことで本当に面白いことがあったら全身が硬直して笑いだけになり手など絶対に動かせない。女性だって口を隠している余裕すらない。手が動かせるってことは「面白いを装ってる」「場に付き合ってる」実に日本人的な行為だ。
テレビ番組では場の空気を盛り上げようとする過度な偽装で視聴者が冷めてしまうのであった。明石家さんまが面白くないとは言わないがオーバーアクションをしているときは面白くもなんともない。内容じゃなく裸芸で笑わせるような中身のないものだから派手な演出をしないといけなくなるのではないか。
偉大なるパペポTVを模倣した番組(例:きらきらアフロTM、にけつッ)は今でもあるが、現代の他の番組ほどオーバーアクションでは笑わせてない。騒ぎ番組を否定しているのではなく、例えるなら、芸でも技(業)でもなく、まずいものを無理矢理食わせて旨いと言わせる外道な作りを非難しているのである。
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