2021-03-26 Fri
旅してきたり、調査してると行き来しやすい路線ってのがわかる。宮城県と山形県の新型コロナウイルス感染拡大が取り沙汰されてるが、感染者が入り込んだから地方のほうがヤバイって、もうずっと前に指摘した。それは旅してきて、無自覚で自己中心的な行動を思い知らされてきたからである。4人越えて集まるなってのに十数人でカラオケやってるくらいだからな。クラスター感染が起きたときだけ騒ぎになるから、ここ1年で相当繰り返されてきた行為だと推測される。
さて、東北地方では南北方向に電車が強いのだが、なぜか東西の都市間移動のほうが楽だったりする。よって人的移動が制限されてるため日本海側の県にて「1県飛ばしの法則」なんてのが成立してしまってる。その法則も北部へ行くほど成立しないで、どこへ行くにも面倒と孤立してるため岩手県や秋田県で感染者が少ないと読み取れる。
今回問題の仙台市~山形市は地図を見れば一目瞭然だが、山形市は日本海側より太平洋側の仙台のほうが近く、山形~新庄なんて新幹線以外では悲劇的だ。だから仙台~山形~鶴岡・酒田って高速道路からの高速バスのほうが電車より何時間も早い。
仙山線で宮城県内での通勤の西端は愛子(あやし)駅が住宅街。そこを過ぎると山越えのため、通勤通学があるとすると山形からってことになる。電車は約1時間半で1,170円、高速バスは約70分で950円、電車より定員は少ないが高速バスのほうが運行本数が何倍も走ってる。だからJRの周遊券を持ってなければ高速バスで移動するよ。
福島市から山形新幹線と平行の高速道路は中央分離帯に塀もない片側1車線だから制限速度も低く「信号がない幹線道路」と言えるため所要時間がかかる。同様に福島県なら福島市~郡山市よりも、郡山市~会津若松が高速バスで安く移動できる。
車社会だから自家用車での移動の人のほうがよっぽど危険ではなかろうか。
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