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金剛バス廃止で自治体支援、奈良交通バス生駒市で再編
社会に出たての頃から単なる観光じゃなく街を見てきた。個人研究とは趣味になるのか。

 これは昭和型の失敗であり、私が危惧してきたのは平成以降の大失敗だ。宅地開発という金の亡者どもによる将来を見据えた街づくりをしなかったのは昭和末期から現在も続いてる。

 入居するのは人生としては若年家族のため将来の自分が全く見えてない。一般的には新たに造成されて販売された住宅地は同年代が入居するため同時に老いる。

 大阪府富田林市と周辺を走ってる金剛自動車はバス事業を廃止し、15路線中の利用客が多い5路線は近鉄バスと南海バスが引き継ぐが運行経費は自治体が支払う。1路線は廃線が決定し、9路線は存続の代替案なしとの報道。

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 現実の地図に合わせた路線図がないため苦労したが運行系統図から読み解くと運行しているのは一部に新興住宅地を抱えてるが多くは旧市街地で、廃業した田畑ごとに宅地造成が行われてる地域。東京都心部の狭小住宅との大きな違いは必ず自宅に駐車場が用意されている。そうした点も公共交通を廃線に向かわせてる原因の一つ。

 それでガソリン代の高騰に文句を言う。最も動ける年齢の時期に自家用車を乗り回し、高齢になっても乗り回して人身事故、免許返納には文句を言うよう自己中な方々。自業自得と言ってやるだけでは済まないのは個々の自分勝手が社会迷惑を引き起こしてきたからだ。

 富田林市において廃止される金剛バスは近鉄長野線より東側であるが、西側の新興住宅地の将来のほうが高齢化するほど暮らしにくくなる典型。

 中心部に「イオンスタイル金剛東」など商業施設があるものの周辺になると延々と宅地しかなくなる。周囲の道路沿いを除くと民家を改装して商売をしてるだけで、それだけでは生活できない。

 電車の駅に向かえばスーパーマーケット等があるとは限らない。南海高野線 金剛駅なら東へ600mに関西スーパー 金剛店があるくらいで近くに他の販売店が無い。

 その金剛駅を中心に衛星写真を見ると東側には駅前から昭和時代の団地が何十棟も見え、西側には駅から2kmくらい離れたところに団地がある。地図にも示されておらず領域は不明だが「狭山ニュータウン」「金剛ニュータウン」という名称が出てきた。駅前の発展度合いは全く違うが東京都で言うなら駅前から団地は高島平団地、土地の確保の問題でしょうが駅から離れた場所に多くの団地は町田駅周辺だな。高島平団地でグタグタ抜かしてる住民(高齢者)がいるんだが、本件で取り扱ってる地域のほうが2kmは歩くことになり悲劇的だ。

 奈良交通バスが生駒市で路線から停留所、運行本数など再編との報道にて人口は多いのにって話も住民は多くても利用者率が激減したのは上記のニュータウン(新興住宅地)と同じで地域同時高齢化に加えて世代交代の激減が原因でしょ。日本中で空き家の数が問題になってるが、もはや昭和に街づくり失敗した所には済みたくないから自己中で溢れかえってきただけに出て行く。4~5階建てでエレベーターなしの古い団地では残された高齢者のほうが厳しく「買い物難民」なんて言葉も出てくる。

 日本全国で複数の新興住宅地を見たが、大規模なほど長距離で商店が存在しないばかりか、飲料水の自動販売機すら無いところばかりだった。金儲けしか考えてないから成功するか不明な商店を誘致するよりも家屋として販売しちゃったほうが儲かるって算段でしょ。

 東京都心部ですら悲劇に近づいているのは戦後に作られてきた店の「シャッター商店街化」で、とりあえず店を出せば売れた昭和と違って今は情報が多く下手な店では生き残れないし、そうまで考えて商売しようって後継ぎがいないから。頭が良ければ会社勤めや別の商売をして当然。

 例えば飲食店だとして俺たちから「コンビニより不味くて高い」って言われたら、むしろ潰れて他者に商店を譲ってくれたほうがありがたいのだが店舗兼自宅だとそれもできない。企業に向かってロクに市場調査もできないから俺たちの情報を取る(盗る)と罵ってきたわけだから個人商店に調査能力なんてあるわけがない。

 そのように生活環境から交通事業が成り立たなくなる地域は読み取れる。調査を役所がやっていれば突如として廃業される前になんとかできたのではなかろうか。

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| emisaki | 2023-10-26 Thu 21:34 | 交通::情報・考察・計画 |