2013-03-22 Fri
先日も東北新幹線で何か引退する際に東京駅に集まっていた関係で報道番組で取り上げられていたし、東急東横線の渋谷駅地下化でもテレビに映されてたが、言葉は悪いがクソガキと言い放ってやりたいほどの酷さが見えた。私は撮り鉄ではないが主体に絡める要素として鉄道の価値ならわかる。海、山、桜(花)、建造物の前後に写し込むことでアクセントが付くから。自分が棚に上がる気もないので知らぬ間に何らかの迷惑をかけている可能性はあるが、常に配慮を心がけている考えが持てることが人格の違いではないだろうか。若年層での道徳教育のなさもあるが、河川敷ゴルファーなる爺さんもいてモラルがないのは年齢や鉄道オタクだからと決め付けて語ってはいけない。そして、マスメディアだから仕方ないがマナーなどというオブラートに包んだような言い方はやめて、そんなのが平時においても真っ当であるはずがないので、もっと踏み込んで言及したほうがよろしいのではないか...
戦国武将が本当に言ったかは別として俗に言われてることで例えると
道徳的に 「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」 を目指しているならば、
不道徳者は 「鳴かぬなら 鳴かしてみせよう ホトトギス」 な自己中で大勢いる。
さらには 「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」 に例えられるよう罪人まで出てる。
記事にも書かれてるが、これがわからないような奴は議論には入ってこないので通じないのである。それでも話題にしておけばいつかは伝わるのではないかと微々たる思いもある。
記事では鉄道関係で収入を得ている人が意見を述べているが、
>「鉄道ファンは鉄道会社にとって“いいお客さん”ではない」
と書かれてる。
その中で、
>鉄道ファンが落とすお金は鉄道会社にとっては
>定期券を買って毎日乗っている人に比べれば大した額ではない
これには思い当たる節がある。テレビ番組で見たことでしか語れないが、鉄道写真で生計を立てている何人かは車で撮影ポイントに移動していた。特に絵になるローカル線になると電車の本数も少なく、重たい多数の機材などもあって必然的に自動車となるから優良な「鉄道客」ではない。
写真公表と言っても一般人が見ない専門誌などでは客を呼んでいるとも思えず、同じように車で撮りに来る撮り鉄のほうが多いと考えると、鉄道会社の宣伝にもならず、むしろ鉄道写真家に取り上げられたほうが迷惑だ。生計を立ててる鉄道写真家は自分らの行為をどう思っているのだろうか。
私が過去に書いているが、記事の意見と全く逆の見解になるのはいわゆる「鉄ちゃん」じゃなく「旅人」だからであろう。1度の旅で、通勤定期券1ヶ月分は軽く超える額を使うことになる。例えば新幹線で東京・名古屋を往復すれば2万円で、こんなの繰り返して領収書が山積になってるのですから「旅人」は通勤客より相当なお得意様だ。そこから考え「乗り鉄」と呼ばれてる人も多額の運賃を払っているはずだから、車で行く撮り鉄なんぞよりよっぽどお得意様であろう。
だからこそ青春18きっぷなど個人的に「お得意様還元キップ」と呼ぶのも当然である。正当に安い方法を模索したり、LCCにて移動手段が変わるのは日本の交通・輸送料金が高すぎるので、安さの模索は旅人としては当たり前の考え方である。
子供、学生が経済的に近距離しか行けないなど除けば、大人の鉄道ファンが使う額が定期券の通勤客に比べて大した額面ではないという意見は間違ってます。大した額でないなら、世の中の大多数は月に何万円もする定期券を使ってるのですか? 記事を書いた奴は、こんなおかしな意見にも気づかず掲載してしまう。ネット報道専門なのかもしれませんが新聞記者の程度がよくわかりました。
鉄ちゃんが鉄ちゃんを見て意見してるというのが産経新聞記事の問題。一般道徳的な観点から書くべきでしたね。
>人数が増えて裾野が広がれば変な人も増える
これはインターネットや携帯電話の利用者に簡単に例えられる。インターネットも企業や研究機関だけしかつながってない時代はよかったが、大学が教育も行き届かない年齢層である一般学生に広げたことでモラルが劇的に落ちてしまった。当初は大学間接続と大学にぶら下がる大手企業だけでしたが、以後の接続拡大と共に偏差値を問わないアホな学生の乱入によって自浄作用も失われてしまった。学歴しか見ないから、そういうのが大手企業に入って猫かぶり、ネット社会では不道徳を繰り返した(初期の時代は素性がわかりやすかった)
有料の撮影会のみならず、ゆるキャラの撮影会でも以前から担当者が前を順番に変わるように指示し、ちゃんと一定時間で前列から抜けてゆくよう動いていたのだが、そこに単なる一般客が大挙してきて指示など無視して統制が取れなくなる。これは人数の多い少ないもあるだろうが、ルールが植えつけられているかが問題であると思う。「ゆるキャラさみっと」より普通のデパートとかのイベントのほうが酷いことからも、人数ではないと言えるでしょう。
話題的に電車で例えると、朝の通勤時間帯は毎日見てきたルールから整列して乗車するのに、日中や休日になると、もはやそこに秩序はなくなる。ベビーカー乗車を認めるのも自己中を認めたにすぎないのだが、理解してないのがルールを決めると地域差もわからずエゴを認めてしまい恐ろしい結果になる。「自分の安全より人様に迷惑をかけないほうが先」なんて考え方は今の連中にはないのだ。
本題の「撮り鉄」問題だが、不道徳者にマナーだと語っても理解していただけませんから、人間としての価値があるか語ってやったほうがよろしいのではないか! 路線内侵入からプラットホーム(駅構内)で三脚を立てるなど従来有り得なかった。汽車が見えにくいと桜の木を切ってしまうのは、もはや犯罪。 報道は迷惑な「一部の人」という表現が好きらしいが、現実には真っ当な人が「ごく一部」と言ったほうが正しい。
高学歴の異常者が激増なように親と学校の教育が勉強一辺倒で、昔はあった道徳って授業を復活させるのに反対なんて親がいる。もはや親が道徳を失っているので家庭での教育は無理でしょう。
余談 よく行ってた名古屋のイベントで撮影禁止の張り紙がされてる場合があるのだが、確認するとタレントがでてきたり、テレビ中継によるもので、個別にOKみたいなときがよくある。合間に、ゆるキャラ出てきて一緒に撮っていいと言われてるのに横の撮影禁止なる張り紙は矛盾してるが、面倒だから最初から貼ってあるだけで空気読めってことらしい。通りすがりには無視して撮ってるみたいに思われるから嫌でしたね。
基本的に店内は撮影禁止である。細かいことを言うと敷地内なだけで制限を加えられることもある。なんでこれが撮禁なんだと言う人がいるが、店側の意向とは関係なく一意的に決まってることを強要してくる警備員もいるから、その時はハズレだと思ってあきらめよう。ともかく、何も言われない=放置・無断撮影なだけなのだ。飲食店とかで注文したもの写す時、店にお断りを入れることがあるのだが、なんでそんなこと聞くのとか、いちいち聞くなのような顔をされることが多いのも店側が何も思ってないからにすぎない。例えば名古屋の有名な あんかけスパゲッティー屋さんは店内に撮影禁止マークがあった。
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