2013-07-20 Sat
7月20日、熱海で初めて誕生したご当地キャラクターの着ぐるみ…ゆるキャラ(R)「あつお」のお披露目式が親水公園の特設ステージで行われた。過去よりキャラクターに興味を示してきたのと、ゆるキャラ名付け親である師匠に習って言うならば『勝手に』観光協会員として、これは取材にいかなくてはと立て込んだスケジュールの中、新幹線に飛び乗り熱海へ向かった…
<追記>
あつおは夏季花火開催日の17:50-18:05頃に親水公園に出没するそうです。季節的に“内臓”に障害がないよう短時間で特設ステージ近くだけでしょう。出没は、あくまで予定なので、いなくても怒らないように。
「あつお」のプロフィールは「あつおの部屋」に書いてあります。当日 配られた団扇に『熱海をこよなく愛する おじさまの妖精です。熱男ではなく「あつお」です』とある。
「あつお」はプロデザイナーやプランナーを一切介してない熱海温泉ホテル旅館協同組合によるオリジナルキャラクターで、熱海の要素としても各地に見られるため「熱海を愛するお客様」に感謝し、尊敬するということで作られた。
※ 「あつお」商標登録出願済み
※ (社)ご当地キャラクター協会 認証済み
いまのところ梅スティックですが、今後は花火スティックなど増えるようです。
それって「ミヤリー」、「ちっちゃいおっさん」? と、よぎるのは ゆるキャラファンならではのこと。
古くは「ひこにゃん」、今では「ふなっしー」に追っかけのママ連合がいますが、バーコードな「あつお」には付いてくれますかね。
でっかいおっさんな「あつお」
180cm超えてる私より身長が高い市長より更に大きく190cmだとか
もう少し綺麗に書けなかったんですかね。
事前にウェブに出さないで、“勝訴”みたいに誰か「あつお」って紙を持って突っ走ってきて発表して欲しかったですね。そんなの考えられたら、いままでもっと突拍子もないアイデア出てるか。“不毛判決 なんでバーコードはげなんだ!”とかね。
当方の連載において熱海に ゆるキャラ がいないとは2年前に指摘済みで最近も話題にしてるが、ついにできたのだ。いままで現実の読めない方面から何やらキャラを画策してイラストまで完成してるとか変な話も聞こえてただけに、そっちのキャラでなくて胸を撫で下ろした。
一丸となって進まなくてはダメだと既に書いているが、各地でも問題視してるのは組織によって対抗馬のようにキャラクターを出現させることである。それによって競争原理ではなく、潰し合いがおきてしまってる。潰し合わなくても分散によって知名度が上がらず、結果的に共倒れとなるのである(選挙でもよくあるパターン)。 熊本県のキャラは何?と質問したら10人中10人がくまモンと言うでしょう。では他には?と質問しても詳しい人じゃないと出てこない状況に持ち込んだからこそ頂点に上がれたと言える。
同様に指摘したのは全国的に見ると過疎地ほどロングラン花火とかやってるところがあるが、そんな分散はたいして効力がない。以前、熱海には特別な日があったが、今では夏期だけ5分長いだけで特別な花火大会がない。これは街を活性化させるのではなく、個々の業態の都合で動いてきたからにほかならない。宿の容量(収容人数)以上のことをやっても無駄だから分散させてるのでしょうが、徐々に客が減り、合わせて宿も減ってきたからレコード針のダイヤモンドが磨耗してるのに気づかないのと同じ元の状態をすっかり忘れ、街の活性化なくして宿も存在できずということを忘れてないだろうか。
キャラクターの成功事例からすれば固有の民間組織であるのは気になるところ。「あつお」は熱海温泉ホテル旅館協同組合によるもので、どのような活動をしてゆくのか今のところわからない。一企業が作り出した「バリィさん」は、ゆるキャラグランプリ獲得してから金儲け見え見え活動やら高飛車とも言える状態になり、私を冷めさせたし、地元(企業)に顰蹙を買って説明をする事態にもなった。これが株主というコブが付いてる組織の問題である。企業の所有物であると有名になるほど「くまモン」のような行動が難しくなる。
伊東マリンタウンという組織の所属ながら「マリにゃん」の活動は正しいと思えた。自社の利益を考えていたとしても伊東市のもののように動いていることがあるからだ。 今がそうでも有名になったらどうなるかはわからないのが企業所属。だから熱海市としてキャラクター制作に動かないのか?と以前に書いたのだが熱海市としてはそれどころではなかったのか?
財政がどうのと言うならば、破綻した夕張市の「メロン熊」は、なまはげ と 獅子舞 を合体させたような芸風で、悪い子はいねぇかぁ~風と頭をかまれると幸運という設定で知名度を上げてきたのだ。あまり着ぐるみを登場させなかったり、努力と忍耐がなく、すぐにでも結果を求めるようなら ゆるキャラ事業は難しいと私は客として感じてきた。受け入れられていればジワジワ効いてくるものなのだ。
キャラクターが良いか悪いかは、長年キャラクターファンをやっててもわからない。特に日本人は周囲に流される傾向があるので受け入れられたら急激に進む。物を生物化させたものより人間型は難しいとされている。
さて、「あつお」はいったいどのような活動をしてゆくのでしょうか、影ながら期待したい。
ちょうちん記事
そんなのに
愛なんて ないじゃないか
あつを (笑)
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