先日、10年前によく行ってた京橋のトンカツ屋さんを話題にしたが、こちらの店はその近くから人口の少ない熱海の激戦地帯にやってきたようだ。東京で固定客がいたのに無謀すぎるが、そこ（中央区八重洲）も再開発で立ち退きになったのだろうか？　熱海では2013年7月に新装開店。

　店はテーブル４、座敷２という構成。ラーメン専門店ではなく一品料理もあります。夜は呑みながらという店でもあるようです。前回は朝から疲れたままで食欲がなかったため、改めて一人で行ってみた...


“30歳過ぎても胃がもたれないコクのある超あっさりトンコツ”　こういう表現でよろしいでしょうか？

地元客の夜の酒の肴なメニュー、たまに観光客と言った感じ。


　今回は市民の要望により加わったと言う しょうゆトンコツのワンタン麺にした（メニューは塩と醤油）。年齢層が高いのではないかと思うお客さんが何を求めてるのか不明ですが、もしも雨風本舗（店名）みたいな味を求めてるとなるとトンコツであること自体が崩れてしまうため、それは別の種類の店だと考える必要がある。

　どの程度の人が言ってるのかわからないが醤油味の店なんていくらでもあるのだから１人の大声ではなかろうか。あっさりのトンコツは大事にしたほうがよろしい。よってギトギトやガッツリ系が好きな人に味は好まれないでしょうが、客層から方向性は間違ってないと。

　平均的にトンコツの店だと食べてる最中はよいのだが帰りがけに胃がもたれて気持ち悪くなってくる。そりゃぁ 20代まではなんでもなくても、大多数が言うよう30歳過ぎたら何か変化がやってくるのだから年をとるごとに避けるようになる。ところが、こちらの店のトンコツは旨みありながらあっさりしており、恐怖の坂道を上り、電車に２時間以上揺られて東京へ帰っても何の問題もなかった。

　ビールを強烈にまずいと感知し、子供が嫌うものはだいたい嫌いである特殊な大人としては、魚介の灰汁、悪い部分が取り切れず残留している某店の特につけ麺と煮干しラーメンは魚臭さと苦い部分が際立ってお断りと判定したが、多くの人はそのまずい部分を感じないから評価が高くなってる。だからクチコミから自分に合うの店を見つけるのは困難で、成功と失敗を繰り返して自分で探していかなくてはいけない…。

---

　店の場所は熱海駅から平和通り名店街を抜け道なりに進み、モヤモヤさまぁ～ず２で有名になったガンマイク怖がりお爺さんがいる茶千（対面は大江戸温泉物語）を通り過ぎる…


　ホテル貫一の急カーブを下り、福島屋旅館よりは上にある。

　だから熱海駅から歩いてくる人は少ないはずで熱海銀座周辺にいるときに立ち寄ることになろう。


　近くには石川屋、ここから先の勾配が少ない地域には更に多くの店があるから激戦区。


　傾斜地な熱海温泉街で駐車場を持ってる店などほとんどないが、すぐ近くにあるかと言うとない。300メートルくらい先に市営駐車場（中央町）があるが、そこまで行くと別の店の誘惑が増える場所となる。


　ワンタン麺のワンタンはラーメンに投入されているが、別途タレが付いてくる。だが、書いたように子供の性能な舌を持った私には辛いだけで味を台無しにしてしまうため使わない（普通の人にはそれほど辛くない模様）。ワンタン麺として食べるのが最適だったがスープがあっさりなので、ワンタンに味が付いてないのが仇になった。

　前回いただいた白米じゃないチャーハンも口に合ったが、お偉いさんの前だったため味わい分析できる状態になかった。今回注文したワンタンメンだけで腹120%だったし、ラーメン半チャーハンとかランチセットはなかったと思うので（もし、あったら失礼）、新たに注文できなかった。

　せめて競合店の多い地域でのリピーター獲得のお約束なポイント（スタンプ）カードによるサービスくらいは始めたほうがよいかも。しっかり、とことん市場調査して出店するのが当たり前であるが、なんとなく楽観的な空気を感じると残念なことにならないかが心配である。そういうやり方って実に熱海的であるが、いくら商品に自信があったとしても存続はこれからの軌道修正にかかっているといわざるを得ない。


＜追記
　2014年3月下旬確認　「店主の故郷のミャンマー創作料理」として新たなメニューや、待望のランチセット(1,000円）もできましたので近隣のみならず、観光客の昼向けにもなりました。余談ですが奥さんは日本人だと言ってました。
　滅多にこない一般客なら地域イメージ的に海鮮ってなるのでしょうが、常連となると食い物に拘りは全くないんですよね。海鮮だと地元向け店舗を除いて観光地価格が強いため避ける傾向にある。全てが地物であることもないため現在の流通からしたら地域格差は小さい。
　住民（仕事を含む）向け店舗はランチ定食も500～750円が多いからそれなりのランチメニューもあるようです。まだ、試行錯誤中とも思えるため需要によってメニューは変わるかもしれない。
＞

＜　ラーメン屋さんは変化が激しいので、休業・閉店にご注意　＞

＜追記 2014年10月　「しばらく休業します」との張り紙があるのを確認　＞

＜追記 2015年9月　ペットショップになってました＞