2016-08-06 Sat
2016年8月6日放送 テレビ東京「ナイトウ旅行社」より前にも怒ったが、箱根登山鉄道 強羅駅から東に位置する宮城野で富士山からの水が湧くとは到底思えないと。商店の言うがままに放送したとしたら無責任である。そこで、富士山から箱根の断層図と地下水の流れの説明があるかと調べたら見つけることができ、箱根山から水は当たり前に低いほうへ四方八方に流れるべく説明されていた。この時点で富士山とは関係ない。また富士山から御殿場へ流れた地下水は、そこから地下深くへ沈み込むべく断面図で説明されていたから箱根には到達しない。何らかパイプラインみたいな構造が有り得たとしても大涌谷に見られるよう地表付近での火山帯を通過して飲める水が出てくるのか? 多種の温泉からして箱根付近の地層は入り乱れているから富士山から箱根へ地下水の通過は考えられない。
箱根山火山の地下の地層の図を組み合わせて考え、富士山と箱根山の間の川が流れてる低層地は海抜300-400メートルでありその地下を通って芦ノ湖の下、箱根山の火山帯を通り宮城野の海抜およそ456メートルで湧くなど科学的に考えにくい。圧力で沸くにしても地理的、地形的に説明のつく柿田川とはわけが違う。湧き水と温泉が噴くでは話が違う。
どうやら富士山からの水とは書いてないようだが(以前は書いてあったような?)、商売だとすと根拠なしに語るだけで問題ありだ。それらの科学的調査の情報からすると、そこは箱根の湧き水とするのが妥当でしょう。何か文句があるなら富士山の湧き水だと科学的根拠を示して欲しい。この話は前回もテレ東(ポチたまペット大集合)だからいい加減にしてよ。
余談だが、地方へ行くほど商売として法に反する勝手な主張を記述しているのを見かける。薬屋でパッケージには絶対書けない精査すれば有利誤認など景品表示法違反であろう文言が外に貼り出されていたのを見たことがあるし、トルマリンがマイナスイオンを出すだの殺菌作用があるだの嘘が書いてある売店も見たことがある(旅行で見たから当然ながら現在は不明だ)。広告の脱法手法「個人の感想です」なんかで済まされない事を書いてなくても店が効果を主張するだけで問題ありだ。過去、マスコミが嘘を解き明かすと営業妨害だの仰天反応をする奴らもいた。元から詐欺まがいなのに営業妨害なんて大笑い。だから都会の飲食店でさえ科学的に証明されてない「効果」と判断できる事柄を店前の手書き看板などに書いていることに危機感がある。マスコミが解き明かすと書いたが、証拠のないことを語って裏取りもしないマスコミ(特にテレビ)は同時に嘘も撒き散らしていることを重くみるべきだ。
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