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ぶろぐん

そんな店には入らない
 2016年3月12日放送 フジテレビ「ぶらぶらサタデー タカトシ温水の路線バスの旅」を見て、某立ち食い焼き肉店に入ったのだが客席側の店員が大きな声で恥の上塗り「まつざかぎゅう」には、えぇ~って開いた口が塞がらなかった。録画したのを見てたから思わず巻戻して確認。だって訳のわからないことを言われたら本物かどうかも怪しいし、職人がいないことは確かだから確かめるまでもなく客として避けたい...

※一部、誤認識がありましたので修正しました

 以前、通称Gパンなどの生衣料専門会社やファッション業界のくせにジーンズとデニムの違いが何であるか、どうして呼ばれたかすら知らないで間違いを撒き散らしていると嘆いたが、ロクな知識も持たずに関わるとは日本の職人気質は消える一方かぁ。

 市町村名検索しても見つからないので唯一の松阪は三重県松阪(まつさか)市であり、かつては全て高級とされたが今は範囲が広いブランド名「松阪牛( まつさかうし、まつさかぎゅう )」が登録商標となっている※。大間のまぐろを扱ってる業者のくせに「だいかん のまぐろ」とか言われたらどう思う? 「おおま」も知らないド素人に見極めることなどできるはずがない。


※ 松阪市の知り合いは誰も「まつさかぎゅう」とは呼んでなかった。登録商標は似たようなのを登録されるのを防ぐ目的もあるため登録商標だから正しいわけではなく複数が登録されている。松阪牛の組織がみんな間違えるから今はギューでもOKって言えばそれで正しいんだろうけど。でも、地名として存在しない「まつざか」は間違い。

<追記:松阪牛、「うし」か「ぎゅう」かは両派があり今のところどっちでも良い>

# 古くから関東に居住していれば「とちぎ」と「いばらき」に関して間違えることはない。
# 茨城は いばらき であり、いばらぎ県なんて存在しないように決まってますから屁理屈ではない
# 柴犬は「しばけん」じゃなく「しばいぬ」で、外国でも shiba inu と知られている。

 世間が間違えるなら正しくはこれだと示して終わるが、専門業が間違えるようでは叱責するに値する。寿司屋でネギトロを注文するとき「ネギなんて入れるな」と言ったら「それじゃネギトロじゃない」と返してくる寿司屋なら即刻帰るべき(野菜のネギの意味じゃないから)。知識を越えて味覚に踏み込めば喫煙可能な料理店(特に和食)なんてのも入店するに値しない。


 問題は、重要な商品のことを店員が知らないのは総合的にその程度の店だと表していることだ。たとえ話で、野菜の専門家というのが出てきて、それがアボガドとか言ったらどう思う。「アボカド」なのだからそんなところは何も考えてない~大したことがない店と判断できる。

 シャケ弁(鮭弁)じゃない マスかサーモントラウトだろまで言い出したらキリがないがね。魚屋だとサーモントラウトで弁当屋だと嘘が法的にまかり通るのも何か変だ。俗称とは違うのだから嘘の名称を使うのは法律で禁止にすべきだ。似た種でも鮭、マス、サーモントラウトは全部味が違う。
 それなりの人なら ししゃも は赤っぽさが入ってる魚で今や希少価値だと知ってる。ところがモノクロカラーの代替魚を ししゃも として堂々と売ってる(特に加工品扱い、居酒屋、食事処)。いまどきだからスーパーマーケットなら小さく本当の名前が書いてあるが、個人商店ともなると役所の目が行き届いてない。

 いまどきって言えば、もしかすると本件の店は全員が知識なしアルバイトにすぎないのかもしれない。それで三重県の松阪市も知らず、松阪牛も読めず個々が好き勝手に読んでると!? コストダウンで全員アルバイト従業員だろうとも知らなすぎで職に就く日本人の質は落ちすぎたんじゃないか。客のほうが間違って呼ぶならここで話題にもしないが業者側だから。ちょっと一点で語ってしまったが、もっと長く中継してくれたら正しい評価というかボロがたくさん出ただろう。すべては繋がっているので商品の扱いについて不安が残る。

このような部分から店は見通せる。そして、客側の質も落ちると、なめられてしまう。
丁寧な言葉を装った間違い日本語がまかり通ってるようなもの。

 個人的にブランド名ってのは一定の基準を満たしただけであり、例えるなら自動車運転免許は持っていようが運転手としてはピンキリのような感じ。それもブランド名が正しい場合であって、外国にある SONY じゃなくて FONY とかであるとブランド名というのは商品の証明であるから正確と正真正銘でなければならないのです。

ブランド品は名前ばかりに価値が付けられ質として意味が薄い。特にファッション関係。
相対的に質は高くても名前が付くだけで何倍、何十倍もの値段という無意味もある。

 名古屋に入り浸ってた頃に松阪市に資産家の知り合いがいましたが、松阪牛の定義が曖昧(広範囲)になってから質が大幅に落ちたと言ってたのを思い出した。そうじゃなくても最近はリーズナブルと高級店の A5 が違いすぎるため A5-1 から 10 まであるんじゃないかと思ってる。テレビを見て誰かが並んでいる店じゃなく、名前じゃなく失敗しても自分の舌という経験で確かめろと。もちろん高いのは他人のカネでしか食わないが;)

 松阪がある三重県ではないが隣接として取り扱うことが多い愛知県、名古屋のTV番組でそれなりの回数を見てきたが幸い間違って言ってるのを聞いたことがない。「ぎゅ~」と言うのは地域外のタレントや現地民なのに違う呼び方をしたら地方から来た人でしょう。地元の肉屋ですら商標を認識しておらず まつさかぎゅう と言う人もいる。

 ほかに総合的(重ね合わせ)に判断できることもあるが、中でも、いい大人がファミコン言葉…ファミリー向けレストラン・コンビニエンスストアーでよく聞くインチキ敬語。「~のほう」とか「よろしかったでしょうか」など)を使うような店舗は信用できない。


もし同じものを安く提供するとしても経費節約において客に不信感を与えるようなことをして欲しくない。
ボロを隠すんじゃなく、仕事するならちゃっと勉強してからにしろよ。

上の立場が客より知識・能力がないというのは最悪。ある事柄だけでも店の質はわかってしまうのである。




<後日談>
松阪牛ふたたび 何がなんだか?

| emisaki | 2016-03-14 Mon 23:13 | comments (0) | 大衆媒体::テレビ |
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