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災害時用品の選定 段階的に進めてる(6)
太陽光発電による充電式夜間照明の大容量型は買いたくない。

 販売店でわかるはずもないためネット検索にて内部の分解写真を見ることができた。そこで見たのはド素人設計。そもそもが過充電なんかでのカットオフについて何か対処する回路が見当たらないってのに加えて、なんと電池が並列に直結されていた。

 以前に危惧したとおりで、電池の単純な並列接続は小学生の教科書で通されてるが、現実ではやってはいけない大間違いである。厳密には電池が持つ抵抗値に違いがあり電流は抵抗が少ないほうに流れ込む。シーソーのように方向が切り替わり個々の電池が充放電を繰り返して無駄に消耗してゆく。

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 あんな回路じゃキルヒホッフの法則としては正しくとも電流の流れる方向としては小学生の教科書のような全てが負荷に向かうよう都合良くはならず電池2個なら2倍は非現実。

 負荷として豆電球みたいに桁違いな電気食いならば流れ込むが、LEDは抵抗によって電流制限されている。すると並列に直結されてる充電池同士の作用のほうが大きくなるかもね。

 それにLEDが複数も付いていて消費する電流が大きくともセンサーライトだから一定時間のみ。おおかたの夜間は負荷へは遮断されており電池だけ並列につながってる閉回路状態。

 なんてたって並列で容量を増やそうとしたのは私が学生時代に身をもって体験した失敗だからさ。だからって逆流防止にダイオードを入れるとダイオード分の電圧降下が起きる。本件の場合は充電があるから2本が並列ではややこしい。そんな配慮を考える国が作ってない。


 互換バッテリーで大容量のが嘘だってのには本当に嘘なのと、そうして並列接続の素人設計によって公称値より下回ってしまうことがある。日本製ならまだ特性も均一だろうが、私が使った中でも中国製のバラツキは激しい。

 容量は製品によって異なるが、例えば2200mAhの充電池を2本で4400mAhと主張してる品があったが、過充電と過放電を止める回路が付いた日本製セルの現時点で最大容量3600mAhを1本にしたほうが良い。酷い作りで2本内蔵だと売価が高くなるだけで買うに値しない。

 中には7本で15400mAhなんて品もあったが全然もたないって投稿から思いついたのは、太陽電池の能力不足か、間抜けにも複数本を並列接続してしまい公称容量に達することができないってこと。

別に見えたのが今の中国でコストパーフォーマンスが高いのが2200mAh電池なのかと。

 教科書が悪いが容量を増やそうと電池の並列接続をやってはいけない。日本でそんな製品を見たことがない。単三→単二→単一のよう電池自体を大容量化するか、消耗したら別の電池へ切り替わる回路が付いてる。いざって時に長持ちもしないじゃ話にならない。

いたちごっこ 悪評も製品自体や出品者が替わることによって消し去られてしまう。

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| emisaki | 2021-04-11 Sun 11:22 | 生活::防犯・防災・防疫 |