2023-05-22 Mon
テレビ番組内での発言に文句が付けられてた。言われるに値する代物としか認識できませんが、世の中にはガラクタをゲージュツ(芸術ではない)なんて言う奴もいるが異端という認識がない。あれを謝るくらいなら、もう何も言えないようなもの。その争いは勝手にやってくれだが、批判してるインターネットメディアに「お前、何と書いてるんだ!」ってのが以前から怒ってる「デニムジーンズ」なる訳の解らない表現。
デニムはフランス「ニーム地方で作られた綾織り生地」から転じた名称、ジーンズはイタリアの「ジェノバ」からきた生地がジーンズに変化したとされる。こんなことも知らねぇファッション誌とか専門店がゴロゴロあった(過去に知ってるのに白々しく店員に尋ねてみた)。たまたま製品としてジーンズがパンツ(ズボン)だったにすぎず生地だからズボンとは限らない。
どの国でも外来語、外来品であると自分たちの認識によって意味をねじ曲げてしまってるのが見られる。何かと知りもせず言い始めるのは日本人のほうが得意。有名な話だとメキシコでマルちゃんはカップ麺を示すほかに早いって意味で使われてる。
以前にも日本国内なのに「オートクチュール」なんて言ってるお馬鹿さんがいて意味も知らないくせに業界で商売してる。パリの専門店じゃないと使えない言葉を「オーダーメイド(made to order)」の替わりに使いやがった。
とにかく日本人ってやつは言葉を軽んじる。それだから空気を読まなきゃいけない。面倒くさい。
ビジネスシーンでも腹(頭)の中で「やる気もないのに社交辞令なら断れボケ」ってよく思うよ。私に外国人思考が少しはあるのかもしれないが下らない無駄が嫌いなのだ。
そういう無駄に振り回されるならボーッとする時間として有意義に使いたい。
成り立ちを知れば「デニムジーンズ」なる表現が実に頭悪いことが解る。それを言うならば「綾織り生地のズボン(サージパンツ)」だからだ。
備中デニム…はぁ? 中国産日本製みたいな筋の通らない表現で溢れてる。
恥の文化のはずが知ったかぶりで恥知らずなのが日本人。これも歴史的に集団生活をしたことがないから「他人の真似をすれば正しい」というとんでもない概念のせいであろう。
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