2023-06-16 Fri
縁がない人がプリン体と言われて頭に浮かんでしまうのが甘味のプリン。プリンは「体」がつくから紛らわしい別物となるが「プラズマ」だと理工学と医学では全く意味が違っている。お菓子のプリンの主な材料が牛乳、卵、砂糖。食品別のプリン体含有量表を見ると牛乳も卵も100g中のプリン体は 0.0mg となっている。ようするに桁下の四捨五入表記から0.0とは無ではなく 0.04999mg 以下を示す。含まれようとも問題がない量。
私が参考にしたのは大学の研究機関が公表したプリン体の含有量だから正確な値。ところが飲料水企業が使う 0 cal(ゼロカロリー) は「100mlあたり5kcal未満」というとんでもない非科学表記。誰が悪いのか?
甘味のプリンの材料で問題なのは「砂糖」。砂糖(果糖)が体内で代謝される際にプリン体の分解を促進するそうで、それによって肝臓で分解され尿酸となり排泄されるようだが過剰分が血液中に残り、末端で結晶化が進むと突如として痛風発作に襲われるとの説明がなされていた。
危険なほどプリンは食べてないものの、お子ちゃまの味覚である私は酒類に関しては無であるが砂糖(果糖)については心当たりが沢山ある。果実、果汁飲料、清涼飲料水。動いていれば消費してるだろうが、新型コロナウイルスによる自宅籠城が蓄積させることとなったし、胃酸過多を防ぐため炭酸飲料も人工甘味料だった炭酸強めから炭酸弱めの果糖ブドウ糖液のに替えていた。今になって考えればそういうことだ。
肉より魚のほうが多く含まれてるし納豆にも多いからプリン体だけで考えると健康食の意義が不明瞭になってくるのだがビール酵母との含有率だと数倍から数十倍。飲料水として含有量が少なくても摂取量が多ければ危険になる。プリン体ゼロなんて言いぐさの意味が薄いとの解説もアルコール自体が悪いからだと言う。更に酒飲みが好む食い物が最悪だとさ。
(※ビール酵母と飲料のビールで含有量は異なる)
含有量として酒類よりヤバイのが健康美容サプリメントDNA/RNA(核酸)でビール酵母の約7倍、白米の約830倍。核酸のプリン体含有率を計算し、某社の核酸サプリメント1日分の核酸だけの量から計算するとプリン体は約109mgで白米423gを食べたときと同じになった。それだけメシを余分に喰ったのと同じ。
それにしても古い人達は痛風って知ると真っ先に酒とか贅沢病とか言ってくるんだよ。酒は一滴も飲めないよ。贅沢って戦時下の食糧難じゃないんだから誰にでも有り得ることでしょ。
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