2023-01-31 Tue
2023年1月12日 NHK BS「すこぶるアガるビル 大阪城天守閣」を見て私は当初より鉄筋コンクリート(RC構造)、エレベーター付きなんて「天守じゃねぇー、単なる娯楽施設だ」と認識してる。だから入る必要性もなく名古屋城、大阪城も間近まで行っても「天守閣」とやらへ入ろうって気になったことがない。本当の娯楽施設な熱海城と大阪城の中身は似たようなもんなのさ。真っ当に復元してないため模造品と呼ぶしかない。外観が天守を模倣してるだけ。
博物館の要素として展示資料には興味がないし、模造品ではない構造物として残ってると言えば石垣くらい。ガラス張りエレベーターは「アホちゃいまんねんパーでんねん」。それが作られた時に書いたが、もう呆れるを通り越した。
明らかに異様な現代仕様を組み込んだら復元ではなく歴史的建造物ヅラした単なるテーマパークだ!
名古屋で真っ当な復元の話が出たとき異様な組織が体のご不自由な人が上がれないとか言い出す始末で、それに反論もせず屈してきたのが更に馬鹿な役所。
それで怒ってきたわけで、富士山に登れないから頂上までエスカレーター付けろとでも言うのか。何を言ったところで頭がご不自由な組織は自分らの言いなりにさせたいだけで聞く耳も持たないカルト教のような異様を感じる。そんな筋違い組織に対して聞く耳を持つ必要がない。だが、役所の異常性は決めてしまえば大勢の市民が怒っても無視し、反対に一握り、たった一人でも騒いだだけ敏感に反応してしまうこと。
耐震で全く見えないよう鉄骨を入れるのは仕方ないにせよ、存在してないエレベーターを取り付けるのは有り得ない。ところが多くが復元じゃなく娯楽施設へ成り下がってきた。
国宝級においそれと手出しが出来るはずがない。写真だけで見極めるのは意外と楽で外から見える。代表例が天守最上階が鉄格子で覆われてたり、大型双眼鏡が設置されてたりする。
私が知る限り現存天守で最上階で外側に出られても元から付いてる木の柵しかない。危険だから鉄柵を付けるのではなく、危険なら外に出さないが正しい。身長が高い私は犬山城でビビりまくって赤ちゃんのように這うことしかできなかった。柵が低いばかりか雨水を流すために傾斜が付いてるから。落ちたら危険でも、そのままが正しい。危険な奴は外に出させないこと。
小田原城も文化保存か調査かの組織名に「天守閣」なる言葉が入ってたし、大阪城でも番組から「天守閣」が含まれていたから残念でならない。その程度の認識かと。
もしかして天然と養殖みたいに「天守」が本物の建物(現存または完全復元)のことを指し、「天守閣」はRC構造のよう天守型パチモンという認識をしてよろしいのでしょうか?
今まで城が出てくる番組を多数見たが専門家は絶対に「天守閣」なんて言わない。
以前に勉強したが「閣」は大多数が平屋しか作れなかった頃に2階建ての建物を指した中国語で日本で認知された明治時代以降の2階建て建築物に付けられてることが多い。「天守」なんて豪勢な建物に付けるべきは「楼」ですから後世のおばかさんが間違いた。
調べるに「閣」「楼」なる規模が違う似たような言葉。有名なところで「摩天楼」なる中国語がある。「閣」も単純に翻訳すると「高い建物」になるが格下なのに意味合いも、関連する言葉も知らずに使ってしまった感じがする。なぜなら外国語でも勝手な思い込みで和製英語やら本国と異なる意味に勝手にねじ曲げてしまうの恥さらしは日本人のお家芸だから。
復元した天守と言いたくもない近代人造を「天守閣」と呼ぶべきなのかもしれない。
大阪城の天守ふう構造物が「ビル」番組で取り扱われたのは正しい。天守閣、日立閣、ハル閣と回ってみるのも良いだろうし、他にもへんてこりんが多いのも歴史ある京都とは相反する雑踏と無秩序さ。それが自分たちに合う外国人観光客を惹き付けるのかもしれない。
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| emisaki | 2023-01-31 Tue 12:52 | 大衆媒体::テレビ全般 |
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