2023-12-24 Sun
各地で毎年のよう小規模な土砂崩れから大規模な土石流と呼ぶ災害が起きるが、その都度に現場の地図を見ると、わざわざ危険な側に家屋が建てられている。例えば平地があるのに山沿いに家が建ち並んでいるため崩れたら飲み込まれて死者が出る。それでは平地は他人の敷地で無理なのかと言うと、そうでもなく田畑なんだ。ようするに農作業を優先して危険な場所に住んでる。
どうせ山が崩れたらオシマイなんだが、崩れたのがどこを流れるのかと言えば谷間。ほぼ谷間から集落が発生しているため最も危険な場所ほど住民が多い。尾根に近い側に住んでる家は被害がない。
2013年10月16日 台風26号の豪雨による土石流
死者36人、行方不明3人 / 建物 全壊137、大規模半壊28、半壊49、一部破損186
[出典] 東京都大島町 大島町復興計画
→ 東京都大島町元町 [Googleストリートビュー 2019年5月]
2021年7月3日 熱海市伊豆山で大規模土石流 届け出の3倍超の違法盛り土が原因とされる
死者28人、行方不明0人、重症1人、軽症3人 / 建物 全壊53、半壊11、一部破損34
[出典] 静岡県 熱海市伊豆山地区土砂災害関連情報について
→ 静岡県熱海市伊豆山 [Googleストリートビュー 2023年6月]
伊豆大島は近代でもたまに噴火している火山島で堆積物は流れだしやすいことが解ってるため話題にされにくいが、熱海市伊豆山のほうでは第三者な各方面で地質データから検討されてるため伊豆山の発生場所では大規模な土石流が起きる場所ではないことがわかり盛り土が原因だとするのは正しい。むしろ堆積物にて地盤が悪いのは下流部や七尾の住宅が集まってるところ。
御神体が山だったりすることが多いし災害を経て建てられてるってことでは山間部の神社ってほとんどが安全な場所にある。同様に「城」も軍事的だけじゃなく安全な地盤のところに建ってる。
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| emisaki | 2023-12-24 Sun 13:46 | 生活::防犯・防災・防疫・犯罪など |
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