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ぶろぐん

「所さんの目がテン!」2013年11月17日放送を見て語る
 番組では箱根十七湯(休業中のため実際は16)の酸性かアルカリ性かを調べてた。ところが地上波なのにCSの番組以下でpH計すら持っておらず試験紙という曖昧な結果。pH値は1違えば10倍を深く語らぬは視聴者の程度を考えたということか。予算は上なくせに専門チャンネルの温泉番組の水準には及ばずと見えた。

(追記)視聴率低迷とのこと。ステマにしか見えなかったり手抜きに思えてた結果に比例。放送時間の迷走、東京電力という冠スポンサーを失ったからではないか?

酸性:  仙石原温泉
弱酸性:  芦ノ湖温泉
中性:  姥子温泉、芦之湯温泉、湯ノ花沢温泉、木賀温泉、底倉温泉
弱アルカリ性:  蛸川温泉、宮ノ下温泉、宮城野温泉、強羅温泉、堂ヶ島温泉
アルカリ性:  小涌谷温泉、大平台温泉、塔之沢温泉、湯本温泉

箱根の成り立ち
箱根十七湯ガイド

試験紙だろうと個々の温泉に行かなくても大雑把にわかったのは番組の功績で、数値出てもpH0.1な誤差くらいの値なら違うとも言い切れない。だが、現実にはもっと大きな差があるだろうし、酸性かアルカリかではなく他の成分もあるので番組は扱い方が甘かった。

 「温泉」を謳うからには現地に行けば温泉成分が掲示されているでしょうが、ウェブサイトを通じて数十件の宿を抜粋して調べたなかではネット上に掲載してるのは見つからなかった。宿に行ったお客さんが撮影したのを探したほうが早い。また、とある条件については過去より掲載を一度も見たことがない。この条件が何かは旅館を品定めする方法なので伏せるが重要な部分。

 番組が参考にしたのではないかと思われる箱根のいつかのウェブサイトでは泉質によって分類できるが、個々の宿のサイトで泉質を掲載してるところは微々たるもので、温泉場の前に掲げてるデータを解るように開示してるところは見つけられなかった(小さい画像を載せてるところがあったが読めるわけがない)。もちろん酸性だのアルカリ性だのは書いてあるのだが、pH値など掲載してないのだから他の温泉成分(イオン化物質の濃度など)の値を書くはずがない。

 調べてゆくと源泉の調査結果と宿での計測結果に大きな違いが見られると「循環ろ過式」や「加水」とかがわかるようで、そこは曖昧にしておかないと客足に響くということか? 「源泉かけ流し」を宣伝にて湧き出してからの劣化を語ってきたツケとでも言うか。そもそも宣伝によってもたらされた客へ効能を過信させたのは誰なのかを忘れないで欲しい。テレビ番組を通じて源泉かけ流しじゃないと相当ダメと思わせるよう視聴者(お客)を洗脳してきたからには業界全体としては間違っていたと思う。

 宣伝ってのが恐ろしいのは、例えば、髪の毛は死んだ細胞によって形成されているので補修などされるはずがなく枝毛が元に戻ることもないし、髪質が改善されることない。コーティングを補修と呼ぶなら補修ということになり誇大解釈として法的に問題ないからCMで流れてるのだろう。それにどんなシャンプーやトリートメントだろと元のよう痛んでない髪に補修などは言ってないところが逃げで、CMでの言い方では誤認誘導を狙ってるとしか思えず道徳的に問題がある。

 上記の例としたように、観光、温泉に限らないが誤認誘導かのような宣伝を行うと必ずしっぺ返しを食らうので、宣伝利用するなら正しい見解に基づきテレビ番組も動かすようお願いしたい。いろいろ支配されてるマスコミなんぞより もっとネットを活用せよと言いたいですね。
| emisaki | 23:39 | comments (0) | 大衆媒体::テレビ |
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