2013-08-24 Sat
2013年6月に定例会で議論されたことが徐々にわかったので、一部分野に関して自称常連客からの意見と分析をしたいが、現時点で6月の議事録がネット上で全文公開されておらず正確に欠ける部分があるかもしれない。各市議会議員の質問内容は熱海市のウェブサイトで入手できる。余談だが、過去の文面や議事録、そしてブログなどからも議員の人となり、どの業種と関係性を持ってるかなどメンタリストじゃなくてもプンプン臭うので、その点を考慮して意見を分析、批評しなければいけない。気になる内容を拾ってみると、旧岡本ホテル跡地購入検討、改正耐震改修促進法、熱海市の観光案内板、湯~遊~バス、人口減少問題、熱海市振興公社、マリンスパあたみ、ジャカランダ公園、駅前改修工事についてなど…
単なる客である私は表に出てこない計画など知ることができないので後から言うしかないのだが、なぜ、関わってる人たちが手遅れな状態でブツブツ言い始めるのかわからない。外野の私の書き込みでわかるよう計画を知った時点ですぐにでも言えることが多々ある。役所の怠慢というよりか、形式ばっただけの議会のほうに大いなる疑問がある。
■ 湯~遊~バス(正式名:熱海ラウンドバス運行事業)
運行が観光シーズンと無関係っても損失を増やしている。年間利用者数のデータは入手できるのだが、日ごとのデータがなく正しい分析ができない。役所の資料もネット上では入手法も複雑なので、私が見てないだけでどこかに書いてあるのかもしれない。
各地で自治体が運営しているコミュニティーバスというのがあるが、それらは財政出費があっても必要な住民用であるが、湯~遊~バスは外部からの観光利用においてコースや金額が設定されている点が大きく異なっている。使う住民がいたとしても多数の住民への利便性がない。以前の議会で住民の利用にも言及されているが、年間のべ何千人の市民が利用してるのか?そうでもなければ捨て置く率である。もしかして一人から聞いた意見を大声で代弁してないか?財政支出でも必要なものは必要なのだが、存続には利用率の高さのほかに理由が大切である。
自分が利用してみて気づき、路線バスの運行状況を調べてから湯~遊~バス不要論については過去に記述しているので詳細は省く。なんで客が調べないといけないかだが、大部分の観光地では現地での交通に関しては無頓着である。例えば、熱海駅まで来る方法は教えてるのだが、いざ来てみたらどのように乗り物を使ったら良いか教えてくれない。
だから私は東海バスなど路線図を見て移動ルートを考えた。ICカード(SUICA、PASMO等)が使えないと言ってるのも聞くが、そう思うのは“一見さん”。レトロ方式の回数券(2千円で2400円分)がお得なのは実践済みだが、東海バスのウェブサイトで見つけるまで誰も教えてくれなかった。湯~遊~バスが一日800円では客のほうとしても多数が損をして帰ることになる。当日の行動時間、運行状況と乗車時間、観光地での見学時間などを考慮しての話。お前は2度しか使ったことがないと言うかもしれないが、1度で疑問が沸き、たったの2度目で必要ないと悟ったのだ。立場ある人たちは自腹を切って客の立場で何度も乗車したことがあるのか?ないに決まってる。
・利用者減
湯~遊~バスを知らないんじゃなく観光客がNOを突きつけたのでは? 観光客減少を語るなら国土交通省と違いすぎる数ではなく正確な提示を。過去に指摘したとおり既存路線があるのだから損失出し続けてやめなかったほうが不思議で、やめさせようとしたならいいが、続けさせようとした側の真意を疑う。
・民間事業圧迫!?
お決まりの意見。できの悪い業者の難癖の代弁。だったら全国の市町村運営の交通もやめてよ。この民業ってのが同業バスじゃなく何を示してるかが見えますね。そもそも利用価値が薄すぎて、委託業者を税金で食わせてやるまでの価値なしで廃止って言ってるのに民業圧迫って筋違いの意見には笑いもの。バス一日乗車券とか、ワンコインタクシーはできないのかと建設的なことを考えられないのかね、あんたらは。
・15年続けたから様子をみないかの件
即やめることだ。汚点を残した政権の唯一の救いが「事業仕分け」。それがなかったら今でもズルズルと税金を投じて誰も責任を取らないんだろ。考え直す時間は十分にあり、今まで何も言わなかったくせに考えるから続けるなんて言う資格はない。もっと早く中止せず続けてきた役所を非難するのが筋。
1年続けたら2~3千万円も使う。利用者が減るほど損失補てん額が増える とんでもないシステム。それは旧・長銀に国民の血税をつぎ込み、売却先に2年間も損失補填付きという のし紙付きにした極悪政権と同じじゃないか。企業に何の痛みもなく黙ってても儲かる役所相手の生活保護的な商売。請け負ってる側は恥ずかしくないのか?
・改善して再運行してみないかの件
役所から損失補填のオイシイ仕事だからやってるわけだから、それを切ったら誰がやる。最初から事業が成り立つなら役所から依頼されてまで行う必要がない。この当たり前の理論すらわからない。行政には支出してでもやらなくてはいけない事があるが本件は相当しない。
・廃止したらボランティアガイドをどうするの件
奉仕であり職業ではないから、その後を考える必要は全くない。「いままでありがとうございました」で済むことだ。まかさ「有償ボランティア」という間抜けなことではないよね?
・ボランティアガイド補助金!?
なんですか、これは! ボランティアの意味をおわかりですか?お金も労力も投じていただくのが真のボランティア。やっぱり有償ボランティアなのか? 東日本大震災のときに勘違いしてる人も大勢いましたが、地域から現場までの送迎とか仕方ないを除けば宿泊から往復交通費まで全て持ち出しだからボランティアなのです。
なんか怪しすぎるので、用途をハッキリさせて。
有償ボランティア: 無償でなく賃金が発生する意味だから真のボランティアではない。
■ 湯~遊~タクシー (2013年7月1日から)
これは観光コースの割引プランであって、湯~遊~バスと代替えとは考えにくい。前々からタクシー業者について語る人がいるので胡散臭さを感じてたんですが、何らかチカラが加わったと思うしかなかったのが梅園~糸川のタク送に始まり、この計画を知ったとき。
これに補助金でてるんですか? こういうのは企業が考えることです。ただし熱海のタクシー会社のレベルでは無理だってことは今までの おこない が証明しており、カネは出さず企画を立案しただけならよろしい。この程度の事業で税金から企業に補填されなければできないようなら廃業をお勧めする。
テレビ東京「カンブリア宮殿」で放送された長野・中央タクシーを取り上げたが、番組を見てないならタクシー運転手はどっかから入手してでも見るべき。そして自分がどんな程度で仕事してるのか痛感したほうがいい。番組中にあるよう体質が染み付いてるから猫かぶりのマネごとは無駄ですが、それでも今よりマシという考え方もできる。これも全国的なタクシー業界に言えることだし、名古屋や大阪のほうが客として酷い目に遭ってきたから。
■ 熱海市の観光案内板 サイン計画
熱海市の計画が私にはわらかいので、伊東市の「松川周辺地区まちづくり推進協議会」での取り組み例がネット上で入手できるから伊東を例に語ってみる。
※ 実験での設置らしく、現在はリンク先の書類にある案内板は立ってません
伊東駅周辺を今年だけでも5回訪れている。伊東の日、梅園に行く前、桜のあと等々、東伊豆沿線で何かあったついでが多いが、マリにゃん(ゆるキャラ)のおかげで第一目的であることもあり、電車の待ち時間で商店街をうろうろすることがある。
私の場合は伊東駅周辺の構造が頭の中で地図としてできあがってしまってるために通常の観光客の目線で感じることができないのだが、電車が何十分もこなくて無計画な時間つぶしが最も一般客に近い行動をする。
大都会は高い建物に囲まれてて目標物が全く見えないが、地方は見通しが利くから少々動けば目標物が見つかり方向は間違えにくい。山でも同じだが見通しが利かない場所(分岐点)などの場所に案内板が必要。
伊東ではどうかと言うと、実のところ駅前を除いて案内板に気づいたことがないし、お世話になったこともない。整備してる側は、とんでもない勘違いをしてるのだが、
「通りの名前が書いてあっても役にたたない」
通りの名が書いてある地図を持って照合させてこそ位置関係を把握することができるだけだが、一般的な地図ですと小さい街の小さい通りの名前は書かないので無意味。むしろ住所を書くべきである。だから、私は電柱や民家に書いてある住所のほうを頼る。しかし、地方の問題は都会ほど住所が書かれてないことで、電柱を見るという作戦ができない!
案内板の立ってる場所が問題。電車で来て駅から歩いてくると想定しているはずだが、実証実験で立てられてた道の反対側や歩行者から見えない位置は、どうみても車のためにあるものと感じてしまう。だが車にしても見えにくく事故を誘発しそうだ。車両には一方通行があるので歩行者と同一な案内はできない。
東海館を例にすると近くの道路から路地に入らないといけないが、近くには何も看板がない。建物の上が見えるといえば見えるのだが、県道12号や商店街のほうから来ると角ばった大きな建物が邪魔で見えない。人の目線なら二階建てが並んでいるだけでもう見えない。案内板が住民に必要とは思えないわけで、誰がためかを考えるべき。松川を渡ってしまって振り返ればわかるがね。
以前、熱海梅園の改修工事後の案内板を話題にしたが、どう迷うんだって狭い場所にうざったすぎる数の案内板も見苦しい。特に景観を売りにしてる場所だとね。行き止まりとか必要な場所というのがある。また、立入禁止などロープなどで明らかに入れないと示してるのが良いが、事件の規制線みたいに「立入禁止・立入禁止」と目立ちすぎも見苦しい。立入禁止と危険警告も違う。
かなり前に問題にしたが、連絡先の電話番号が ○○-×××× というように書いてあった。見た瞬間に問題に気づいた。どうやって電話するのかと。そもそも公衆電話もない田舎であり、携帯電話時代になって10年以上経過してる。地元でもないのに市外局番を知ってるはずもなく、どうやって電話するんだ。
このように、知ってる人が考えると大ボケにすら気づかないことに注意。
1キロメートルは絶対的指標だが、徒歩10分は個人差がありすぎ指標にならない。たとえ距離でも平地でなければ怪しくなる。 山のハイキングコースでの私設標識に関連しての役所と地元個人の対立が報道されたが、お役所風な構造では何事も利用者目線で作れないを証明する一例でした。考え抜いた上での失態というより、たいして考えてもないと思われる対応は困る。何事もお役所で無理なら向いてる人を雇っていただきたいものです。
■ 旧岡本ホテル跡地の購入検討
破産管財人がリゾートマンション経営会社に売却したとのニュースを読んではいた。昨年に熱海市へ売却の打診をしてきたってことは早すぎて転売目的の不動産取得だったと疑わざるを得ない。市が購入検討するくらいなら、なぜ先に買わなかったのか?
別件で都心部に激増した地方出身住民による都市生活不適格も指摘してきたが、増える理由に都市部で割安に購入できるから。よって熱海でのマンション建設に光は見えない(空き部屋が増えて管理費が高い)。事業の先行きが不透明な状態で土地取得するとは考えにくく、立地条件を考えていたのではないだろうかと勘ぐるほうが当たり前だ。利用価値があるなら自分で使うか既に転売されてるだろうし、変なところに転売できるようなら役所にも打診してこないでしょ。場所的に役所が狙われた。
ひとまず手は出さないほうがよさそうですね。お願いだから買ってと言ってきたら買い叩いてやればよろしいかと。もし企業同士だったらそれくらいの駆け引きはある。直接税金は払ってないけど私が熱海に落としてきてるお金から税金に回るんだからカモにされるのだけは勘弁してほしい。元は管財人からいくらで取得したか気になる。
※ 本件については私の見解を少々修正すべき情報が得られたが、金額が不正確であったり、非公式の場であったりするため上記を修正しないでおく。
(追記)市役所による跡地の取得が決定してしまいました
■ 熱海市振興公社
観光協会と合併らしいのだが、そもそも怪しげな組織なので必要性から始めたほうがよく、天下りで何もやってないおっさんの高収入の臭いが…。合併して効率化を進めるのでなければ、これこそ議員は思いっきり突っ込んだらどうなんだ。リストラって実働を切るんだが、いらないのは役員のほうですからお間違えのないように。
しかし、振興公社だからわかる情報も社団法人になるとかなり緩くなると聞いたことがあるが闇の中になってしまうのだろうか?情報公開法あたりを調べればわかるんだろうが、そんな暇はない。怪しいと思ったら熱海市民が調べて戦え。
■ ジャカランダ
私の方面では梅や桜と比べたら良いと思ってる人は桁違いに少なく異論が出てた。藤の花、ショウブやアヤメのそれと違ってあの紫の花はわざわざ見たいとは思わないが、これも私だけだろうか。国際姉妹都市の関係で選択されたのなら客を無視してないか。事業費は寄付らしいが、そちらの意向でもないのなら寄付金のもっと有効な使い方があったのではないかと思ってしまう。
こんなことなら全部をあたみ桜にしてしまったほうが見栄えも良いし宣伝効果も高まる。花火大会の分散閑散日開催と同じやり方で、その場しのぎで、ちょこっと人を呼びたいだけの感じがしてならない。細かいことばかりしても「これだけなの」と思われてることに早く気づいたほうがよろしい。
こまごま異なることをすると、何かの名所と言われることがなく、宣伝力に欠ける。
※ 放置された私有地は手を付けられないため目をそらす目的があるらしい
頼むから さすが と思わせるニュースが聞きたい。
熱海市に必要なのは、役所と市議会の双方に対して強力に突っ込みが入れられるオンブズマン。親族単位で現地収益と関係のない人なら議員であってくれたほうが良い。20世紀末のバブル経済期に将来の展望を考えられる人がいなかったのが今の悲劇だが、結局、俺も結果論でしか突っ込めないのが不甲斐ない。ズレた考え方は早めにキャッチして食い止めたいですね。
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