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熱海の今後をまじめに考える 連載 「観光大使の近代化(3)」
 新聞読んでも梅の女王コンテストがオーディションになって何なのかという受け止め方で、それはDoCoMoがdocomoに変えただけのようなものか。報道からも大きく変わったという感じがしない。応募者の減少は人口(適合年齢層)減少という比例に加え多様化で興味が薄れ、そして私が観光大使(人間)より先に目を付けてきたマスコットキャラクター(ご当地キャラ、ゆるキャラ。個人的にはテレビ局キャラクター)が活躍している。

 6~7年前に予測した事態というのがやってきてしまってる。社会的に人の変化を感じたから2011年に投稿したと思うが、平成生まれへの移行によって全員とは言わないまでも日本人の層が大きく変わってしまったのである...

 老若男女への宣伝効果として言い始めた2011年頃といえば、まだ伊豆に目立ったキャラクターはいなくて、くまモンがゆるキャラグランプリを受賞した年である。ここから二匹目どころか千匹、二千匹目のどじょうが出る前だ。結果論ではなく予想どおりブームは一過性だったとしても、それで終わらず定着した。特定組織から「あつお」の登場は2013年初頭で、三次元化したは同年夏。

 それまでに市役所や観光協会など公益組織から誕生することはなかった。ゆるキャラの飼い主になる能力がなかったと言ったほうが正確でしょう。下田市商工会だって早く使いたかったはずだが誕生させるまで勉強に時間をかけた(下田市長のは難癖と横暴だから論外)。客をやってればわかるが、ゆるキャラ宣伝界で真っ当に渡り合える活動ができるのは伊豆半島では下田だけ。予算を投じる財力がないのと宣伝に使う知識を得る気がなかったという点で安易に参入しなかったのはよかったのか?

勉強して参入してくれたほうが汎用性の高い宣伝マンとしてよかったのに。




【過去にあげた問題点】

地域貢献や花嫁修業の一環としての応募と違って近代になるほど以下の応募が増えたこと。

・ミスキャンパスの候補漏れ学生の漂着先の一つ(女子アナ希望者の典型応募)
・目先の職業のための称号獲得目的
・企業から送り込まれてくる(モデル 芸能事務所に所属していない条件が厳格でないから)

 ミス○○や観光大使 重複活動についても条件が厳格に決まってないから応募者に含まれてきた。選んでしまってからは責任を問われたくないから問題視しないのもお役所と同じ体質。有名な観光大使なら別だが、無名に近ければ構わないとかいう感じだろう。
 そういうことだから、避けるためにも公平な選別が疑わしい地元を優先と思われる部分に文句を言えなくなり、また、当方の主張としては既に会社員である人を選ぶ方が安全だとした。

 ミスコン、観光大使が女子アナの登竜門的な使われ方については高い確率で狙われてきた。テレビ出演者まで含めれば更に増える。主に地方局だが、まれに東京キー局の人もいる。複数いるから別のほうの人しか見たことがないのも多いが、結構含まれていることが高い確率だと証明している。
 これをどう考えるかは主催者次第。例えば地元の人を落としてまで可能性で選んで、更に可能性の低い女子アナになったとき元ミス○○という小さな宣伝効果に賭けることができるか?


【“miss”と女王選出が残った】

 過去に各地で変更されてきたとき、関係ない外野からの文句や男女差別を考えすぎて名称を変更しまくってきた。それで男女を選んだ地域もあるが、イベントによってはおばちゃんとか多いのに男性には全くお呼びがかからず女性のみに戻した地域がある。結局、世間的にも女性専門の職場であることがわかった。

 上記で示したがコンテストなら女王が選ばれるのもわかるが、広域募集しておきながら政治的決定の疑いも強く言われており、観光大使オーディションならば単に必要な人数を選ぶべき。更に熱海市近隣住民/出身/熱海にお勤めの方に限定して対象地域を拡大しすぎるのをやめるとか。


【コンテスト → オーディション】

 どうでもいいので文句ではないが、当事者は勝負であったとしても主催からすれば選考会なので観光大使を選ぶ目的のオーディションだったわけです。もしコンテストであると第一目的が梅の女王を決めることになる。わかりにくいが、主目的と二次的活動(副目的)としてどちらになるかで、コンテストかオーディションになるかが変わってくる。昔は知らないが、ここ10年くらいの意味としては梅の女王を決めるとしても実質は観光大使選出オーディションであった。


【相反すること】

 オーディション非公開=開催費用:宣伝効果。開催費用も削減できるが宣伝効果も上がらないよう同調している。人口4万人弱でも街は狭いため落選した子に会ったときに緊張しまくって顔がこわばってた話を聞いて書いたことがあるが、基本的に出場者は自ら表に出るためにやってきているので審査されるって点では公開も非公開も違いはない。審査員の能力次第であり、慣れすぎを知ったほうがむしろプロとして応募してくる人を発見しやすくなる。

 どこぞのプロダクションから送り込まれてくるプロのコンパニオンを選びたいってのなら別。あえてそのほうが地域愛はなくても仕事は完璧でしょう。農業団体が作ってるのなんて職員にやらせてるから愛想なしどころかやる気なしって空気が伝わってくる。そんなのを見るよりかプロのほうがいい。

 最終選考が公開になっていると各所へ重複応募者を抑制することにもなっていたと思う。公開状態でも、最終選考に残った人を見て「あれ?あそこにもいましたよね」ってときがあった。重複しないまでも翌年は別のところって選ばれちゃう人がいるわけですから応募者がどれだけいることか。選ばれた後に辞退がでてきても不思議ではない。


【急激な世代の変化】

 主催がよくご存じだろうが最終選考会20名のうち4~5名が当日に来なくなったのは、いつからなのか? 今回から非公開って理由は上記ではなく、このあたりの理由が大きいのではないかと考えられる。

 全国的にも応募人数が減ると非公開になる流れがあるが、熱海の場合はまだ応募人数が多いのでドタキャン人数が突然増えてから「体裁を繕うため」に非公開にしたと推測している。お役所的な体質は恥をかくのと責任をかぶるのが大嫌い。面接重視は過去形でも可能だったし公開でも午前中から開始して時間を取っている地域はちゃんとある。

 26代の任期が4年となり、加えて急激に世代の違いを感じたのが27代から28代への流れであった。それには理由があり2年しか経過してないが選ばれた年齢層が大幅に下がったこと。具体的には選ばれる時点で従来25~26歳が多かったところ近年20歳そこそこばかりになった。これは代々と知ってるだけに低年齢化と世代の違いを倍速で感じてる。

 最初からお前は一人にしか関心がなかったじゃないかと言われるとその通りだが、昔も最近も親の静養地になるほど関係のある場所だから熱海に関心はある。どうでもいい地域なら深くは掘り下げないし「次はない」と思っても黙っている。むしろ観光大使自体に関心がなくなったほうが客観的な分析ができてる。


【時代遅れ主催vs.現代人の応募】

 応募用紙記入欄にある B.W.H. サイズを尋ねるなんて時代遅れではなく、政治家で言うところと同じ「身体検査」のほうが重要である。巷では就活学生に悪知恵は広まっていて時期になると隠そうとするわけだが、ネット社会の痕跡ってのは容易く隠せないものだから目立ちたがりほど身辺調査は楽。

 過去に自分から書いている人を発見した話を投稿したが、「これから仕事で熱海(所属事務所から送り込まれてる)」、「歯を矯正したから行くのやめた(出場者ブログ)」。仕事で送り込まれたり、いい加減な気持ちでやってくる人が一定数いたのを調査済み。

 また、入選しても直近で必要な履歴書の1行のために来るひとがいるので、そこをどう切り捨てられるかだ。資料を作って観光戦略を語った人がいたが、そこは求めてないわけ。その人を調べると女子アナ志望と判明したから、そういうことかと。5人も選ぶのだから混入してしまうが、過去と最近ではその率が異なるのを感じたのであった。



個人的に愛しの八重歯ちゃんを超えるお方の登場は後にも先にもなさそうな雰囲気。
仕事が遅すぎて早く改革しないと、こっちがバーコードはげおやじの妖精になっちゃうよ!
やっぱ可愛い系の宣伝キャラとして あたみん(仮) を産めばよかったのに (実在のお店の名称とは関係ありません)

| emisaki | 2017-04-19 Wed 20:50 | comments (0) | 熱海::情報・考察・批評 |
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