2017-04-21 Fri
よい子は夜更かしダメってことで放送当時はあまり見られなかった「IQエンジン」を見てたら誤解答の答えを発見した。侍の決闘で片方の刀が竹(竹光)にすり替えられていた。勝負はどうなった?という問題の答えが、刀を持ってる相手が雷に撃たれて即死。竹光だから助かったというものだった。雷が落ちるのは金属かどうかは関係がない。むしろ金属面を電気が流れてくれるから助かった例があるんだが1989年ってそんな未開だったっけ?ここで重大な点は、その問題はテレビにも出てくる有名な人の著書「頭の体操」からの出題であったこと。20世紀末には雷が金属のほうへ落ちる嘘が認知され言われてたことまではわかったが、それ以前は確認することはできなかった。
そうした誤認識を除けば 「IQエンジン」 は思考を育てない受験への詰め込み教育という間抜けから救う すばらしい番組。特に、たまにある強引というか強烈な解答は、のちの「IQサプリ」で、もやっとボールを箱投げする感じに近い。
社会的影響が大きい例として非科学は今でもある。別件だが解ってる現象なのに、さっきまで放送の「映っちゃった」とか言って、ホコリがフラッシュ光に照らされたのやレンズフレアーのことを霊とか言ってるインチキ霊能者(自称霊能力者)がテレビ出てました。局側としてもカメラを多用する身として解り切ってる現象すら垂れ流して終了時に出す肯定するものじゃないって注釈くらいじゃ済まされない。科学的に証明できることを霊のように放送しちゃダメでしょ。過去に同番組でアンガールズ田中が言うように“ヤバイ本”をネタにするような番組だから。
最初から事実誤認や捏造映像のお笑い番組だとしてるならよし。そうでなければ、日本テレビがやってた「特命リサーチ200X」、NHK「幻解!超常ファイル・ダークサイド ミステリー」みたいに科学的解明番組のほうがよっぽどマシ。そのような分野こそ知識と科学が必要。
さておき、詰め込み教育の成れの果て決定戦「Qさま」じゃなく、マジカル頭脳パワーやらの流れをくむ「今夜はナゾトレ」が特番で、「IQエンジン」「IQサプリ」の流れの「金の正解!銀の正解!」がレギュラー放送になるのは嬉しい。島田紳助がいたころにIQに対してPQ(現 HQ:Hyper Quotient)って言い方の番組があったが、頭でっかちを育てるより社会性が養われる。ようするに
知識を詰め込んだところで資料を読めばわかるならたいした価値なし。
重要なのは考え方のほう!
「今夜はナゾトレ」を例にするなら、京大生とやらのが“知識型”で情報記憶と照らし合わせないと解けず、東大生が出しているのが“ひらめき型” で難しくないが多角的に物事を見るようにならねば解けない。後者のほうが頭の各部を使うし、圧倒的に解くのが面白い。一般的に最高学部の上層は前者が大部分なので東大生としては珍しい。
高学歴ってだけで政治家や官僚を選んできた事の顛末が頭おかしい事件の激増でしょう。政治家っても号泣き会見からゲス不倫まで大きな子供が実に多い。いまだにそこへ向かうのを育てているし、たとえ高学歴でも自覚症状なき不道徳者を量産しているバカ親が多いことを考えると日本の未来は暗いんじゃないか。それがクイズ番組の趣向からも見えちゃう。
若年層から記憶を問うより考え方を問う番組を見ていたほうが未来は明るいでしょう。
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