2017-04-26 Wed
中国製の偏光フィルターを買い現在のデジタルカメラじゃ使えない低性能(使い物にならない状態)で大失敗の安物買いの銭失いをした私ですが、重要なレンズより更に被写体に近いところなのだから手を抜いてはいけないところだった。昔からお金をかけるのは先端の側って言われており、ビデオカメラとVTRならビデオカメラ(レンズ)を高いのに、マイクと録音機ならマイクのほうって具合。映像や音声、失われた情報を後から取り戻すことはできない。現時点の技術でどうだかは聞いたことがないが、偏光(PL)フィルターは劣化すると聞いたことがあっただけに買い換えたわけだが自分で買ったわけじゃない世代を引き継いで持ってた推定20年くらい前のより、いくら中国製だって薄い新型のCPLって言われたのが酷いなんて思わないでしょ。
いくら実験的に導入したとはいえ、再認識の勉強代(損失額)が3000円と非常に安く済んでよかった。衣類品でもよくあるが低評価が集まると消し去るために同じ商品を出品しなおす業者がいるから注意。
リモートレリーズを例にすると国内代理店が販売している中国製のより、同じ中国製でも別会社のほうが品質がよかったこともあって、レンズフィルターもどこか真っ当な性能のを作ってる会社があるかもしれない。だが、消費者が失敗を繰り返して探すくらいなら最初から日本メーカーのを買ったほうが損失がない。
ケンコーPRO1Dか上位zetaかが悩みどころ。大口径だから最大1万5千円になる。cokin所有しているのだが角形は100mmが販売されておらず130mm幅だと目の玉とび出る6万3千円。別々に買ったほうが安いなら使い回しもせず楽になる。
・KENKO (通常)
・KENKO REALPRO
・KENKO ZX (ゼクロス)
・KENKO PRO1D
・KENKO PRO1D Lotus
・KENKO Zeta
・KENKO Zeta Quint
1社でこれかよ。わけがわからんよ。入れ替わった商品じゃなく検索したら全部売られてた。
流通の問題で売価も変わるから、安易に値段で上下関係は示せないでしょう。
ケンコーのほかにハクバとかマルミとかあるじゃん。
→ ケンコー・トキナー > PLフィルターには寿命があります
寿命については確証が得られた。 だが、買ったのは新型と称されてる新品。
比較したのはカメラ始めた小僧の頃、20年くらい前にもらったものでケースには各種フィルターの露出倍数が書かれている。だから一眼レフのAE(自動露出)に対策されたC-PLじゃなく、PLの回転式。AEが当たり前になってからは露出倍数なんて知らなくてよくなったから相当古そう。ケンコーで日本製とは書かれてるが製造年月は不明。
透過率の違いはあれど、新しいほうが黄色い。上記リンク先に劣化するとグレーから黄色っぽく見えるようになると。買ったときからこれだし、左のケンコーPLは大昔のなのにグレーのままに見える。これでも黄色くなってるかもしれないけど。
右の中国製フィルターを使って撮影したのも黄色くなる。色の大きな変化は同社のNDフィルターでも取りざたされてた。ただしNDフィルターの場合は画面が流れてしまったりはしてない。
同社の他製品の評判を信じてしまったのが失敗につながったわけだが、PLや、その構造を利用した可変NDフィルターをケチると痛い目に遭う。
・PLフィルターとして反射除去のテストをする以前の問題
以下は、RANGERS Multi-Resistance Coating CPLフィルターの比較実験。低い画素数の古いカメラを使用しています。三脚。リモートレリーズに加えてセルフタイマー。ビデオカメラは赤外線リモコン使用。
広角、低解像度なら画像の流れは緩和されるが、これでも使い物にならない低レベルである。空や遠くの景色のために使うのに、近距離のテストでこれでは遠くを写したらとんでもない画質劣化となる。フィルターによって画像が流れちゃってるのは安物のワイコン使ったよりひどい。
望遠レンズで悲劇的なのは最初からわかってたが、前回、EOS 7Dと75-300mmで見るに堪えない画像(文字が読めない)になったのは、PLフィルターの構造がひどく粗い状態であることを示している。入門機すら2400万画素の今じゃ考えられない低解像度でしか使えない代物だったわけ。
それに比べると発売元が劣化するって言ってるのに高解像度のデジタルカメラなんてなかった時代の産物が3600万画素に耐えるのだから、高度成長期だかバブル経済時期だかの日本製ってどれだけすごいのかを思い知らされた。
※ フルサイズ3600万画素より、APS-Cサイズ1800万画素のほうが高密度
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