2017-04-30 Sun
10ギガビットイーサネット(10GbE)の4ポートハブが5万円台に下がったよりも普通のマザーボードには付いてないから Intelの10GBASE-T LANカードも買うと4万円台で台数分だと最低20万円コースか。現状のギガビットLANを思い出すと、Interl PRO/1000MTカードを買ったときは正確には忘れてしまったが19,800円だったと思う。当初クロスケーブル接続だったが低価格ハブが登場してマザーボードにも搭載されて一気に導入が進んだが、それ以後の高速化は停滞してしまった。当時はギガビットLANが早いと思っていたが、ハードディスクの高速大容量化やSSDの登場、USB3.0インターフェース(最大5Gbps)など周りが高速化して大容量データの移動は従来通りハードディスクなど媒体を移動させる方法に戻った。ギガビットLANで数十ギガバイト転送すると1時間とかかかる。
録画時間は4Kビデオだと64GBで1時間19分、128GBカードで2時間46分と表示されてるように100GBのファイルが出来上がるなんて普通になった。DVDがあってもBDがない時代にハイビジョン動画は4GBを超えるのは当たり前で20GBになることもあった。それ以前から DVCAM 60分テープからデータ吸い上げると20GBでハードディスクしか保存媒体がなかった。
初めてデジタル一眼レフを買ったとき1GBのCFカードが2万円(SanDisk UltraII)でしたが、128GB SDカードであると1万円で買える(SanDisk ExtremePRO)。媒体は異なるが当時の一般的商品の値段から平均的なデータ利用量が見えてくる。だいたい10年(2005→2015年)で200倍
企業だと異論が出るが個人規模なら10GbEのNASだろうと専用機の2分の1から3分の1の値段で構築可能。個人規模なら共同作業なんて関係ないため、Windowsネットワークならだいたい実効スピード回線速度3分の1だからビデオ編集作業など行うのが無理。現状の1GbE LANだから遅いわけだが、10GbEなら多人数で使用しない限りはハードディスクで作業するのと同等になるかな?
写真関係へはどこかの業者が絡んでNAS(ネットワーク上に置く共用の記録媒体)の売り込みがあるが、現状の1GbEでは遅い。10GbEのNASはたいへん高価な物だから物理的なデータ多重化で複数のハードディスクを抜き差しすれば低価格と安全性の両立ができる。企業での共同作業でもない限り高価なものの導入価値がない。
DVCAM時代の編集でさえ、共同作業(個々の流れ作業)は生のハードディスクを受け渡ししていた。みんなそこそこPCには詳しいからお金がかからず一番楽な方法。ハイビジョン、そして4K。写真は1ファイル50MB、1000枚撮ってきたら50GBバイト。カメラはメモリーカードの速度を存分に引き出せないからメモリーカードごと移動させて高速カードリーダーを使ったほうが早いが時間がかかる。USB2.0(論理最大通信速度480Mbps)ともなれば待ってられない時間。
それらから 10GbE 8ポートハブが1万円、PC側に標準装備にならないと導入はなさそうだ。
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