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機材選びの苦労 原点から進化過程
 昔から音響マニアは幻聴に取り憑かれた人が多く金持ちは意味のないことに大金を投じることで自己満足してきた歴史がある。趣向の違いなら意味不明な絵画でさえ取引するようマニアと呼べるものの品質に拘るなら科学的に筋を通さねばならない。妄想じゃなく意味のある差が必要。

 電源なら外部からやってくるノイズを消すわけでもなく伝送するだけなのに目の玉とび出そうな値段の電源ケーブルや中には電柱まで立ててしまったり、ほかにも人間には感知できない機械の測定限界以下の無意味な要求。お金あるなら他にすべきことがあるにも関わらず妄想の世界にいる特殊なマニアに比べて映像は波長(周波数)の範囲が何桁も違うように情報量が莫大で誰もが違いを見ることができる...

 限界に達したと思ったとき余計な機能を付けた商品が出てくることがあるがビデオも写真も解像度戦争には明け暮れているが画質という点では煮え切らないため変な売り方をするまでにはまだ遠そうだ。

 幻聴なマニアの矛盾点を突こうとも中には筋が通る部分というのもある。例えば聞こえないからと言って不要ではない音域は音圧として感じる世界があるからだ。こちらの話で例えると花火大会をテレビで観てるのと現場との大違いのようなもの。あの衝撃波は記録と再現する機器もなくテレビではお伝えできない。マイクとは違う設備が必要となってくる。再現する側としてスピーカーとイヤーホン(ヘッドホン)では大きく違ってしまうわけだから高額イヤーホンも謎で論理的じゃないから世間の理解は得られない。音も映像もまだまだ再現装置に進化の余地が残る。

音声は聞こえない部分にも必要なところがあるが映像は見えない部分は必要ない。
論理的な話をすればちゃんと筋は通る。

 ところが知らない人たちが心霊現象だとか言い出す近赤外線および紫外線が可視化してしまう障害がある。フィルターの特性は鋭角じゃなく山なのでカットしきれない。よく持ち出される例がデジタルカメラだと赤外線リモコンの赤外線LEDが見えるようになること。空気の温度差によって赤外領域が映ってしまいオバケだとか言われる。フレアーとかレンズが引き起こす現象も多いから霊とか語る未開人を出現させないためにも教育は必要。

 現実に近づけるってもテレビから赤外線や紫外線を出されても困るし再現は無意味。長らく写真雑誌も読んできても、こういう技術的な話って希にしかでてこないから紫外線、赤外線をカットする技術的進化ってのが全くと言ってよいほどわからない状態。状況証拠として古いか安いカメラだと起きがちだがデジタル一眼レフカメラでは誰もが気になる不思議な写真が撮れたことがない。




 まだコンピューター映像が白黒もしくは8色程度しか色が付いてなかった頃、RGB各8ビットの約1678万色が人間が判別できる限界だと聞いたことがあるが現実に見てそうではないことを知った。たかが単色256階調ではグラデーションではなく地図の等高線のように見えてしまうことがあるので人間が識別できている。現にデジタル化されてからビデオは職業の世界でハイビジョンになる前から10ビット(1024階調)が取り上げられ、写真では10ビットなんてとっくに超えてて12ビットから今は14ビットになっている。

扱う概念は良くなってるものの…

 技術が劣っていることに撮像素子が誕生して真空管から半導体に進化しても明るさしか知ることができない。色自体を検出する素子がない。写真機より低解像度のビデオのほうが電気信号として扱う点では発達していて撮像管の頃から業務用ではRGB 3管式が普通で、私が初めて稼ぎで買ったDCR-VX1000も 3 CCD方式だった。ところが写真業界ではビデオ扱う一部の企業のそのまた一部製品を除き3 CCD(CMOS)方式は採用されなかった。当然のことだが、APS-Cサイズ イメージセンサーだったとしても 3 CMOS 方式にしたら中判カメラより大きく重たくなってしまう。技術的じゃなく商品として無理だった。




 音声に対して映像が莫大なデータ量であるがゆえに各色8ビットどころか更にデータが削られ、4:2:2や4:1:1という業界用語があるよう人間が輝度よりわかりにくい色信号が削られている。RGBとして3つ個別に存在しない1枚の半導体イメージセンサーは最小単位にするとRGGBなど帯域制限(フィルター)によって波長を分離しているため1点は固有の波長帯域の光量しかわからない。

  音響は機器じゃなくマニアの幻聴の世界だが、カメラは機械が幻影を作ってる

 写真雑誌とかで普通に偽色とか書かれてても、そういうのがあるって程度で原理的にわかってる人はほとんどいないでしょう。昔から映像機器を取り扱ってきた側からすると3 CCDで偽色が発生しなくても10ビットから8ビットへの変換ソフトにバグがあって困ったことはあった。

 当時10ビットで処理できるのはコンピューター上だけでVTRへはアナログまたは8ビットデジタルであったから。10ビットのままアナログ信号として出すならバグの入る余地はなかったが、8ビット化してデジタルVTRやDVD用に使うのに問題が出ることがあった。

 前記は単なる計算上のミスだが、単体イメージセンサーにてRGB個別とした素子から別の色を得るのは想像の世界であるところがあるため決まった計算式など存在できず映像によっては偽色っていう結果を招くのでしょう。




 写真は画素数が多いことでごまかしが効いているが1点として見れば予測されて作られた不正確な映像となっている。ソニーは板状で高価なカメラを売るならフォーサーズくらいまで小さくていいから3 CMOSを作ってみろと言ってやりたかった。部品代じゃなく市場的に100万円でも無理そうだが50万円のCDプレイヤーより1千万円のスピーカーよりも解りやすく意味があり遙かに有意義である。3CMOSにするよりシグマが買収したのを更に買収して開発を進めたほうが現実的でしょうけど。

現実的って言うなら色を算出しているのがまんざら幻影でもないから他の方法を模索しない。
三管式、3CCDの良さを知ってるソニーやパナならわかってるはずなんだけど。




 写真界にもブランド嗜好(思考)という画質と異なるところに拘る部類もいるが、それはファッション系のブランドバッグや腕時計と同じよう本来の意味をなさないため論理思考の私とは無縁の世界。低品質のケータイ、スマホ内蔵カメラが進化し続けるように、まだ映像機器は測定器じゃなく人間の目で識別できる程度の技術水準だから真っ当な進化の過程であり比較的に手頃な値段で高性能を手に入れることができる。画質じゃないところで選ぶ段階に達してない。

 よって妄想の世界に入ってないから異常な値段の商品はなく順当な値段で品質を手に入れられるのがよい。音響機器だと少々の違いで1万、10万、100万円という値段の違いになるが、写真のレンズだと2~3万、10万、20万円のような段階で劇的な違いを見ることができる。コンピューターと同じよう値段に見合った性能の商品がある。進化の過程である映像機器だと何年後に追いつかれる性能に1~2桁多い金額を払う人がいないから順当な品質差の商品群がある。

 入口が重要だと聞かされてきたが切り捨てられた情報は後から復元することはできないと当たり前のこと。音響ならマイクでビデオ・写真ならレンズだ。ませガキ中学生の頃、親戚の人に問われたことがあるが、放送用ビデオカメラにVHSか家庭用ビデオカメラにベータカムか? 先に解答が出てるよう最終的な見栄えは放送用ビデオカメラにVHSである。家庭用ビデオカメラとして切り捨てられてしまった情報を後から高価なビデオで録画しても意味がない。最初に揶揄したよう発電所から家までノイズまみれの電気を高級電線に通しても何の意味もないよう質が落ちた情報を余すことなく使っても意味がない。最初から綺麗な映像であれば後の処理が悪くなろうとも目一杯な品質を維持できるのを目の当たりにしてきた。





 特に日本人は本体のほうにお金をかけたがるが予算が30万円なら5万円の本体に25万円のレンズを付けたい。ところが写真を撮る上で阻まれることが多く、それだと写真を撮る行為に支障が出る。デジタル一眼カメラだと最上位機種から最下位機種まで画素数は十分だし画質も問題ない。問題は写真を撮るという本質を助けてくれる機能。連写もだがオートフォーカスの測量点には劇的な違いがある。

 だからニコンならD610やD7500でもよかったという考えと、オートフォーカスや連写だとD5、D500が必要ということになり順当な価格差で選ぶ製品がない状態だった。噂通りの性能なら両方の利点を取り入れたD850がそれだったが、そういう商品が販売には至らない理由は差別化の設定だろうが、価格で差別化はなされているため偏る必要はないと思う。D850が発売されても年単位で買うことはできないからレンズのほうが有意義になる。

 そうは言えどもカメラ本体より高額とも言えるレンズが買えないからにはコストパーフォーマンスの高いところが狙い目。絞りを開けることでの被写界深度を除けば F1.4 と F1.8 に劇的な画質の違いがなかったため 85mm F1.4ってのがあったが F1.8 を選択することで当日の実売12万円が6万円台と約半額。それは今でも同じで AF-S NIKKOR 85mm f/1.4G 16万円台と f/1.8G 5万円台の大きな差。そこが必要か妥協できるかによる。これは画質的に低品質となるほど大きな差ではない。

 品質の差によるものは同じ焦点距離でF値の差だけじゃなく、エントリークラスのカメラに付属させてるような軽いズームレンズと単品で売られてる大きく重たいレンズは明らかに画質に違いがある。そこから始めた時代にはレンズを買い換えての衝撃があった。まだ足りないが、ズームレンズによって昔の人たちより利便性が高い状態に私に足りないものは芸術性である。そればっかりは本質的なものだからあきらめており、恥ずかしくも真似するしかない状態だ。
だから多く存在している男性プロカメラマンなんかより普通の女の子が撮る写真に憧れがある。





まだ終わってない広角レンズ選び

ニコン AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED 最安199,180円 予算オーバー
ニコン AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR 最安120,739円 下欄より質が悪いと言われてる
ニコン AF-S ED 18-35mm F3.5-4.5G 最安71,800円 下欄より劇的によくなったとの評価がある
ニコン AI AF Zoom-Nikkor 18-35mm f/3.5-4.5D IF-ED 旧機種にて中古3万円前後

シグマ 12-24mm F4.5-5.6 II DG HSM 最安67,800円
シグマ 12-24mm F4 DG HSM 最安149,475円

ニコン AF-S NIKKOR 20mm f/1.8G ED 最安81,079円 
ニコン AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED 最安70,887円
シグマ 14mm F1.8 DG HSM 最安163,500円 ニコンの純正品にはない明るさ 予算オーバー
カールツァイス Distagon T* 2.8/15 ZF.2 最安189,982円 品質と別なブランド価格で割高
カールツァイス Distagon T* 3.5/18 ZF.2 最安129,790円 品質と別なブランド価格で割高
※ 値段は2017年8月15日現在

 上記に含めてないがシグマのF1.8通しの広角ズームが手頃な値段だと思ったらAPS-Cサイズ用だった。十数万円以上は手が出せないからコストパーフォーマンスが良いところが狙い。

 ニコンの広角レンズはディストーション(歪曲)が大きい傾向を感じてる。だからって専門業じゃあるまいし あおり(シフト)機能付きレンズは値段がものすごく高いし買えない。そこでフォーサーズ規格で発売されてるディストーションがほとんどない広角レンズに魅力を感じた。コンピューターで画像を長らく扱ってると処理の不具合も解っており、また、人間の特質として水平解像度より垂直解像度の変更に感じやすいことからコンピューター的な処理をすると画像が鈍る。だから解像度を維持したい場合にはカメラがデジタル化後に演算処理する歪み補正とか余計なお世話となるためOFFにしている。できる限り入口で光学的に処置を済ませておきたいが、あとは予算との関係。そういう点ではデジタル処理にも意味がありJPEGじゃなくRAWモードで撮っておけば劣化を抑えた後処理も可能になる。

| emisaki | 2017-08-15 Tue 23:07 | comments (0) | 映像音声::静止画(写真機器) |
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