2017-08-26 Sat
2番は前の機種で、3(下)と4番が4Kビデオカメラと共に買ったもの。他の機種と同様に純正品と互換を同数購入するが、この互換バッテリーに関しては予備となり充放電回数の記録から使用量が少ない(古典的に「正」の文字で回数を記録)デジタル一眼レフカメラ用のEP-LP6互換は純正品と同様に使用できたが、このビデオカメラ用リチウム充電池は性能が悪い。特に消費電力が大きいと電圧降下が早く起こり電池切れ状態になってしまう。FV100と同じ大きさだが中身は半分より少し多いくらいであとは空っぽ。触ればへこむし分解した人がいる。
4Kビデオカメラで使う場合、互換品は純正のNP-FV70の3分の2くらいしか動かせないことが多いため戦力外とした。それほど長時間は撮らないからNP-FV70の2本体制で間に合っている。(夏場ならNP-FV70と同等
電圧表示の違いについては初期と放電して急激に落ち込む前のリチウムイオン電池1つの電圧が4.2~3.2Vだから純正品でもメーカーごとにまちまちである。だいだい2本直列使用のため、今のソニーは6.8V、ニコンは7.0V、キヤノンは7.2V、キヤノンのビデオカメラ用は7.4V等と基準が決まってない。
どのみちスイッチングレギュレーターなDC/DCコンバーターを通ってるだろうから電圧よりも時間当たりに必要な電流が取れるかのほうが重要。同じ時間で電池から取り出せる電流量の違いが簡単にわかるのがフラッシュ(ストロボ)でマンガン、アルカリ乾電池とニッケル水素充電池を使ったときでNi-Cd(ニッケルカドミウム)やNi-MH(ニッケル水素)充電池は電圧こそ低いが発光準備完了までにかかる時間が短い。
ニコンD500発売時に旧式リチウムイオン充電池を無償交換したのはそのせいかと思われ、D500が秒10コマと高速動作するに必要とする電流が取り出せなかったわけだ。それは私が4Kビデオカメラで体験したのと同じだから使うカメラによっては互換品には注意が必要。
キヤノンを例にすると、撮影枚数が EOS 7D, LP-E6(1800mAh) 1000枚/EOS 7D mark II, LP-E6N(1865mAh) 800枚 と容量は微妙にしか増えてない充電池に変更した理由は仕様には現れない電池特性の変更ではなかろうか。
そもそも某国性だと容量表示もあてにならないわけで、たとえ日本製であっても部品としての電池の特性は公開されてないからわからない。過去にリポートしているが中国製部品な純正品(実売8000円)が10回程度の充放電でへたってきたが日本製部品の中国製(3800円)は劇的に長持ちした。ただし互換品だと日本製セル使用にも嘘が含まれるため注意が必要。長く販売していたり業者が変わるとクチコミは信用できない。良いと書いてあったが悪い、悪いと書いてあったが良くなってることもあるから。
FHが旧タイプで、FVが新しいのだが互換品は別段変わりがない。写真で示す部分にて下位互換で上位互換性はないようになってる(古い電池は新しい機種で使えなくしてる)。写真では切り取って相互に使えるようにしてある。
純正品では NP-FH70 が 12.2Wh (1800mAh)、
NP-FV70 がラベル表示 13Wh (1960mAh) とあり、互換品はウソかホントか 26.5Wh 3900mAh だが負荷に対して放電特性が悪いため冬場だと表示の半分も使えない。PSEは検査社名も無記載でウソだろ。
充電完了を使って当初は残り3時間以上の表示が出るのだが、あとあとになって急激に落ち込むため予測が立てられない。一般的に低温状態では著しく性能が落ちるのだが、互換電池はかなり酷く本体が発熱することで伝わる熱では足りず30分も撮れずに電池切れ状態になったことがあった。だから夏場だと長持ちする。ちょくちょく電源を切る使い方をすれば長く撮れそうだが危なくて長回しはできないということ。互換品は当たり外れがある。
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