2017-10-22 Sun
予想できる問題はUSBインターフェース接続のチューナーにしてしまったこと。画面にブロックノイズが出るため受信エラーしてるわけだが、アンテナの信号レベルがどうのじゃなくデータを取りこぼしているのだとわかったのはCPUやディスクアクセスの負荷とデータの取りこぼし時期が一致したことによる。同一の障害を報告してる人は多数いて、動くか動かないか賭けだった。
通信バッファー(映像的にはフレームバッファ-)をろくに持たずにバルク転送もしておらず、チャンネル選択して得たデータをアイソクロナスかインタラプト転送してるところへ不意の負荷によりデータを取りこぼして画面にブロックノイズが出るんだろうと、別の過程で得た生半可知識で想像してみたり...
ファイル転送じゃないから「おい、ちょっと待ってろ」とは言えないわけで、チャンネル設定したら次々と送られてくるデータをどう拾うかってことなんだろう。ハードの設計、加えてドライバーソフトとしても手抜きでしょ。そもそも特殊製品であるが設計したんじゃなく外国の製品をパッケージしなおした程度に感じた。
省電力化によりSSDは早いにしても録画用には容量が足りないため録画用に接続してある2.5inch HDDが遅くて問題を起こしているのかと思ったら、確かにシーク動作は遅いけどシーケンシャル転送はそこそこ早い。録画用に使うには何ら問題がないことがわかった。デジタル放送の地デジ20Mbps、BSでも24Mbps程度(映像自体はもっと少ない)のデータを2.5inch HDDに2本同時録画しても問題ないことを古いパソコンで確認した。そんなことから、
USBから次々と垂れ流されてくるデータを余すことなく受信できないのが原因と断定。
CPUの速度的には古い2008年 Pentium Dual-Core E2140 1.60GHz (2コア2スレッド) WindowsXP SP3、メモリー2GB より現在の2014年製 Celeron J1800 2.41GHz (2コア2スレッド) Windows 8.1 PRO 64bit、メモリー4GBで使用のほうがCPU自体の性能として速く、PassMark Software ベンチマークソフト結果にて点数は871 対 1030 だから省電力CPUでも遅くない。省電力型CPUは2016年製でも劇的には速くなってない。処理速度はコア数やクロック数に比例し省電力が更に進んで性能は同じって感じ。
ベンチマーク計測結果だから計算に打ち込むだけの速度と実際にOSや細かいソフトの操作感は異なり、搭載メモリー量も違うがWindowsXP搭載の古いほうが軽いと思うことも多々ある。劇的に重たくなったOSを作っておいて次のマイナーチェンジで軽くなったと宣伝するのは卑怯な言い方だと思ってたが、WindowsXPやVistaと比べて劇的に重たいのもWin8では起動しているプロセスの数がものすごく多い。
Windows8.1を選んだのは過去にWindows8を買ってあったのに操作が使えないって放置してあったのを新たな出費なく使っただけ。持ってるのはWindows8だから、いったんインストールして、スタートメニュー復活の8.1にアップグレードした。4GBくらいダウンロードしてCPUも早くはないので半日はかかった。途中、操作がほぼおないのが救い。
まだ動作環境が手探り状態で機器の接続状態は決定できないため下手にWindows10が無料だからって機器変更して使えなくなっては困るからお断りしたわけ。期間が終わったと言いつつ、まだWindows10へアップグレードと表示してくるくらいだから過去を切り捨てたいんだろうな。
動作中にWindows7より詳細になってるタスクマネージャーで見ていたところ、録画でファイルが書き込まれる際にも動き出してきたWindows Defender録画自体とは異なる複数のプロセスが起動して劇的に重たくなってしまった。だから不要なサービスを止めることから始めたが、通常使用では問題になるくらい止めてデータの取りこぼし(ブロックノイズ)は減ったもののゼロにすることはできなかった。外部ネット接続しないためセキュリティーセンターも停止。
他社製だがPCI(PCI-Expressではない)接続のTVチューナーで今まで何の問題もなかった。PC側の動作が重たくなっても、よほどのことがない限りは受信データを取りこぼすことなくブロックノイズは見たことなかった。ファイル共有による高負荷でも映像には問題なし。
もし、USBインターフェースは悪くないと言う人がでてきたとすると、TVチューナーメーカーのデバイスドライバーが腐ってるのか? 今回、買った製品では負荷がかかってるとマウスすら動きがカクカクになってしまった。
録画は視聴よりCPUパワーなんて全然食わないわけなのにデータを取りこぼすってことは、
結論とすれば現状では高性能パソコンでしか使えない!
わざわざ古めのにして省電力PCは失敗だったというよりTVチューナーの選択が間違ったと言える。どうせ無駄が出るならば、古い環境を新しいPCで動作させるべく、PCI-Express→旧PCIの変換を買ってみようか、もしくはまだ考えようはあるか。
既製品の制約から逃れるためには必要な出費と試練。まだ出費が必要だが、OSから買い直してたらDSP版でも追加17,500円となる。TVチューナー買い直して無駄は出るだろう。
ここまでお金を使ってれば3波3チューナー搭載の市販BDレコーダーを軽く買えるが画面分割させて同時に見ることはできない。PinPもできず、それはテレビ側の機能で可能かどうかだ。パソコン用だと同時表示が可能になる。3波2チューナーは地デジ×2、BS/CS×2の4画面同時表示が可能。CPU/GPU処理性能によるが旧機種の性能で可能だった。
旧機種の省電力化も考えたが、CPUがTDP65W(消費電力はこれより高くなる)だしビデオカードも装着しなければならない。ATXサイズのマザーボードにメモリーも2GB×4とHDDをすべてSDD、古い巨大なビデオカードより今の安物のほうが高性能だとしても120Wの電源で動くような代物じゃなかった。
無駄な努力となる可能性もあるが、まだできることはある。悪あがきかはどうかだが、表示画面にブロックノイズが出るのにUSBマウスの抜き差しによるUSBポートのリセットが絡んでくるってことは別系統ではなかった。確かにマザーボードの説明書では割り込みは共通。ならば別になってるUSB3.0を使用すればデータ欠落が改善するかどうか。それを検証するのに利用者がいないからあまり流通してないケーブルが必要となり2千円ほどの出費であり駄目でも転用先なし。
旧環境の省電力化は不可能だとすると新しい環境で使えるようにする。PCIをPCI-Eスロットで使えるようにするため約6千円。これはCPUが遅いという理由でマザーボードごと変更になっても引き継ぎ使用ができる。USBがらみが問題だとすると購入したTVチューナー自体が合わないので早めに転売しかない。マザーボードを新しいのにするとWin10からの対応となることが問題。現在のなんてWin7がギリギリでVistaは未対応のためインストールしようとするとブルーバック画面に落ちる。
なんにせよ出費がかさむわけ。同時に表示させることはできないがハードディスク記録の市販品を買って切り替えて見るほうが安上がりであることは違いない。
参考: 正常動作しなかった環境
MainBoard: ASUS J1800I-C onboard CPU / Memory: アイオーデータ DDR3L-1600 2GB x 2 / SSD: SanDisk ULTRA 480GB / HDD: 東芝 MQ01ABD100 / TV-Tuner: PX-W3PE4 / OS: Windows8.1 PRO 64bit
環境の引き継ぎを選択せずWin8からアップグレード。DVDドライブはOSインストール時のみ接続。
テレビ録画専用のパソコンのため動作に必要なドライバーソフトやOSへの追加ライブラリー(Visual C++ 再頒布可能パッケージなど)以外、通常の市販ソフトは一切インストールしてない状態でテスト。うまく動作すればMPEG-2デコーダーをGPU機能を使って軽いのにする予定だった。インストール作業せず動作するソフトは入っているが常駐しないためハードディスクに入っているにすぎない。
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