2017-11-21 Tue
2017年11月21日放送 テレビ朝日 林修の今でしょ!講座3時間スペシャル各種専門家とやらが出てきて林修先生も生徒として聞く番組である。「甘酒に含まれるペプチドという成分が…」 はぁ? 一般向けだからってこういういい加減な表現を使うから世の中が馬鹿になってゆくのである。ペプチドはアミノ酸の決まった結合状態の総称だ!だから決まったのは○○ペプチドと個別に名称が付けられている。一般向けテレビなので成分って言うならアミノ酸が結合したものとでも言うべきではないのか...
ところがだ、検索してみたら世の中にはペプチドとしか書いてないバカ商品がたくさんあった。本当の価値もしくは書ける範囲での効能(効果)はどこにあるのか?それって効果なんてどこにも書いてないペプチドより高分子なアミノ酸のコラーゲンと同じじゃないのかね。
それにしても次々と訳のわからん言葉だけで物を売ろうとしてくる。
論理思考な男には通用しなくても女性または高齢者に売れれば良いと知った上での戦略かもしれないがロクな商売の仕方じゃない。もちろん有名会社となればもっともらしい事は書いてあるが、コラーゲンのときと同じで摂取して○○ペプチドが体内にそのまま吸収され必要な体で部分に渡ったとか、または再生成されたとかいう実験結果は見つからない。
効果不明? 客は思い込みで買うってことは効果あったとしても大部分プラセボ効果??
企業に飼われてる先生方は要注意だが、テレビ番組に出てくる人も当然ながら宣伝を疑わなくてはならない。登場する人は完全独立しているのか、どこか企業からお金をもらって研究しているのかでは全く違ってくる。発言内容の信憑性に大きく関わってくる。
でもテレビは宣伝しかしないって言われてるからなぁ。
余談だが、違法な品や現金の出品で逮捕者を出すなどイメージが悪くなったメルカリを番組で紹介(宣伝)するのが始まった。このような問題を起こしたときのお約束の対処法である。どちら側の要望か知るよしもないが、テレビ局としてはCM枠を買って欲しいから衰退されては困る。
今回のテレビ番組にあったようなアホな説明って別の分野でもよくあって、イオンがあたかも物であるかのように言うが「状態」を示す言葉でしかない。陽イオン(電子が全て自由になった状態がプラズマ)・陰イオンがどういう状態かくらいは科学の義務教育の範疇。専門家を名乗るのが出てきてテレビでいい加減なことを言うのが一番怖い。
面倒くさいが宣伝を疑う場合は再調査が必要なのだ。この手の番組で何のしがらみもない人が出てくる可能性は低い。テレビに医者が出てきても、しらじらしく素人ふうが効能を語るCMのよう「個人の感想です」と同等なくらい信頼性が落ちてしまった。テレビで言うことを絶対に鵜呑みにしてはいけないのだ。利用価値は“きっかけ”にすることくらいだ。
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