2017-12-12 Tue
“掛け持ち観光地”の調査である。山形県でメインは「酒田の花火(酒田市)」、「羽黒山(鶴岡市)」、「月山(庄内町)」、「チェリンと遊ぼう(寒河江市)」であり、その流れで既に「立石寺奥之院(山形市山寺)」は今年6月に時間切れで入ることができず通過となった。【銀山温泉】
銀山温泉は「おしん」の舞台となった場所のようだが観光サイトで映画版のロケ地まわりが宣伝されてたが別の場所だった。写真で見る温泉街の雰囲気は兵庫県 城崎温泉を越える私が生まれる前の時代のようなのに知らないのに懐かしさを感じさせる場所である。山形じゃないが幼少期に連れられた各所では既にあんな雰囲気は消え去っていた。それもそのはず銀山温泉は昭和じゃなく当事者は「大正ロマンの湯の町」と称していた...
外国にが大好きそうだが、まだ知られてなさそうだから隠匿しておきたい。早くからスノーモンキーとして温泉に入る猿で有名になった地獄谷温泉も周辺の宿は近代化していて外国人のツボではない。もちろん日本風の宿がいやな外国人の意見も知っているが、わざわざ行く場所として考えるは少数派だ。多くの日本人も外国人も古い日本の情景を求めて行くのである。いまさら手遅れだがバンガローやペンションは軽井沢に任せておけばよい。
銀山温泉は山形県の東部中央、山形新幹線 大石田駅を探し、東へ宮城県との県境な半森山へ向かった直線上にある。過去に名前の通りで作られた温泉街でしょう。秘境と言えば秘境。
住所:山形県尾花沢市銀山新畑地内 → 銀山温泉 地図
最寄り駅はJR奥羽本線 山形新幹線 大石田駅で、そこから道路で17km。路線バスは1日5便しかなく、銀山温泉の宿泊客は送迎もあるようだが遠いので融通は利かない。銀山温泉は料金的には高級に位置し、正確に計算したわけじゃないが平均3万円といったところで範囲は1万円から10万円を越える。
そうなるのも古い部屋がまえのため、広い部屋が多く お一人様を受け入れている宿は一軒もない(二人分払えば別だろうがね)。なぜわかるかは部屋数に対して収容人数が多いし、部屋の広さを紹介している宿もある。高級に似合わないが家族、グループで行くには向いている。
だが、新幹線のグリーン車で何度も怒りたくなったことがあるよう、しつけの悪いガキがいたら高いお金を払って損と思われないためにも子連れ不可にすべきような雰囲気の場所に感じる。個人的統計でいくと成金のほうが道徳教育されず大人になり自己中でモラルはかなり低いから、そういうのが来ないのを祈るだけ。
運転手付きで湯河原温泉に行けるご身分でもないし、一点豪華主義って言葉もあるが、二人は豪華な感じで、グループのほうが向いてる感じだ。グループだからって劇的に安くなるわけじゃないので学生で行くのは無理な感じ。
銀山温泉のウェブサイトには日帰り入浴が可能か示されているのだが・・・時刻が書いてないので、あー疲れる。日本にまともな観光協会はあるのか?ないと断言しておくよ。全国的に1日に何万、何十万回と同じことを調べる、尋ねてるかもしれん。無駄無駄無駄。
・路線バス
大石田駅→銀山温泉 発車時刻 0950/1235/1410/1555/1745
銀山温泉→大石田駅 発車時刻 0825/1035/1325/1455/1635/1821
→ 銀山温泉
→ はながさバス > 大石田駅~銀山温泉 路線バス
→ 尾花沢市
→ 山形県観光物産協会
【小杉の大杉 トトロの木】
小杉の大杉は夫婦杉、縁結びの杉だが見た目からトトロの木と呼ばれている。2本の杉が見る角度によってトトロみたいに見える。公共交通を使って行くには難所であり銀山温泉と共に考えると、この二カ所で1日は消費する。
銀山温泉に先に行くと、もうトトロの木へ向かうバスはあっても帰るバスがない。その理由は東京からの山形新幹線の時刻だと銀山温泉に着いてもちょうどよく戻ってくるバスがなく、なんだかんだでトトロの木に着くのは16時半にはなってしまう。帰りのバスは小和田14:25 で終わってる。写真を撮るにしても良くない時間帯。そして夏場でもない限り、寒い中を街灯もなく暗くなって羽前豊里駅まで2時間は歩くことになる。羽前豊里駅の新庄方面の最終は20:33だから間に合うでしょうが、その前には間に合うか怪しい。
長時間かけて一カ所しか見られないはキツイ。
<交通情報>
住所:山形県最上郡鮭川村曲川
→ 小杉の大杉 地図
最寄り駅:JR奥羽本線 羽前豊里駅から7.6km
羽前豊里駅、真室川駅はJR東日本「週末パス」範囲内。
羽前豊里(うぜんとよさと)は超ローカル駅で日中は2時間に1本。奥羽本線は新庄→泉田→羽前豊里→真室川→→湯沢→→横手→という位置関係。公共交通を調べようにもそこでストップした。観光協会とやらが新庄から車で20分で思考停止してる。それがあちらの考えなのは寒河江で感じ、電車やバスは考えてもなく駅までの道を尋ねたときも位置関係はわかるものの正しい道のりは把握してなかった。テレビ番組でも見られる“地方あるある”で徒歩となると地元の人に尋ねても所要時間や距離の正しい情報は得られない。
ないはずがない。鮭川村のウェブサイトへ行くと観光ページは観光協会と同じで自動車でしか行けないことになってるが、 案内所で「ないと言われてもある(c)蛭子能収」的に諦める俺ではなく民営バスは見当たらず村営バスがあることを発見したが、土日祝日、年末年始は運休。
よくあるコミュニティーバスの落とし穴。もっと酷いと住民しか使えないところもある。オンデマンド式は登録制で住民のみだ。基本的に住民が優先なので「乗れない可能性」があるのが田舎のコミュニティーバス。バスってよりハイエースを改造して最悪6人くらいしか乗れないのもあるから怖い。だから確実性が求められる旅では却下となるか、事前に役所に電話を入れて様子をうかがうしかない。
鮭川村が使ってる車両は不明。
観光情報とは完全に分離されているため村営バスは「よくわからない地名」と「合致しにくいバス停の名称」との照合作業からコースを探ることとなった。東京から山形新幹線の始発が、
東京 06:12→09:55 新庄
在来線へ乗り継ぎ、
新庄 10:11→10:22 羽前豊里→10:26 真室川
となってることからの時刻なので、周辺に宿泊してから出発の場合には早いバスを使える。と言っても3~4往復しかない。
<村営バス 羽根沢~新庄線> ※注意 土休日運休
トトロの木の西側に羽根沢温泉がある。多くの宿が集まってるわけじゃないが村営バスに羽根沢温泉行きがあり、田舎のお約束の自由乗降により県道315号線の分かれ道で下車できれば一気に1.9kmとなる。正規の小和田でも2キロちょっとでしょう。
・新庄駅 10:03→10:32 小和田 →(徒歩2km)→小杉の大杉
・小杉の大杉→(徒歩2km)→小和田 12:35→13:03 新庄駅
帰りのバスまで2時間あるため往復4kmは時速4キロと遅く歩くとして見学時間1時間もある。ほかに何もないので十分でしょう。新幹線からの乗り継ぎもぴったりで、鶴岡へ向かうと考えて13:12がある。遅れると1時間後だ。経験上、ローカル路線バスは遅れても時間を取り戻すような運行はしないため、途中の乗降によっては遅れる可能性を考慮しなくてはならないが、それほど利用率がないかもしれない。
<村営バス 大芦沢~豊里駅線> ※注意 土休日運休
羽前豊里駅から見て大芦沢は西で町はちょっと南に位置するが、真西方向は民家がないことで大芦沢へは少し遠回りして進む。これが好都合で小杉の大杉への近くである旧曲川小前(旧・曲川小学校前)バス停で下車すると徒歩1.3kmと公共交通利用で最も近い。ただし、同ルート帰りのバスがないため、上記の新庄へ向かうバスを利用して帰ることになるが、奥羽本線が2時間に1本だから新庄駅のほうが好都合である。
・真室川駅前 12:15→(村営バス[始])→豊里駅前12:25→旧曲川小前12:50→(徒歩1.3km)→小杉の大杉
・小杉の大杉→(徒歩2km)→小和田 14:25→(村営バス[終])→14:53 新庄駅
村営バスの運行時刻表から読み取れたのが、午前は奥地から町(駅・役場)へ、午後は町から奥地へという方向しか運行しておらず戻る便には乗せず一気に出発地へ戻る。だから午前中に行きたくても乗れる便がないので真室川駅12時15分が始発になってしまうわけ。この読みは間違ってないでしょう。
羽前豊里駅で降りても なーんにもない から真室川駅へ行くとしても 10:26 に着いてしまうため約2時間をどうすればよいか迷う場所。羽前豊里駅より良いってだけで駅前には喫茶店すらない状態。
よって午前中に行きたければ羽根沢温泉があるため運行されてる羽根沢~新庄線を選ぶしかない。
→ 鮭川村観光協会
→ 山形県最上郡鮭川村 > 村営バス情報
→ 山形県最上郡真室川町 > 町営バス情報
<全国的問題>
田舎に行くと恐怖なのがバスが最後の1本だってときにバス停がどこなのかわからないこと。バスが走ってることまでは調べてあるのだが、バス停が見当たらないわけだ。昔は標柱が立ってたが、今となっては使う人も少なく地元の人だけが、そのへんに止まるって知ってるのかもしれない。
また、離れた片側にだけバス停の標柱があるので反対側だとすごく不安になる。田舎だけに手を上げてみるしかない。最終便でバスに通り過ぎられたら10kmくらい歩くしかなく、その先で電車もなく冬だったら生死の問題ですよ。こういう客にしかわからない問題も汲み取られることは非常に少ない。調査しないからでしょうな。
田舎のよい所はとぼとぼ歩いてると何もしてないのに向こうから止まって「どこまで行くの?」と尋ねてくることが何度かあったこと。大勢が暮らす都会人として先に立つ概念が「他人に迷惑をかけない」ってことなので「歩いていきます」「バスありますから」と断っても乗せようとまでしてくれるのは希な出来事としてある。統計的には99.999%横を通り過ぎてゆくから、道を尋ねたり頼まれたような感じがしたら断れないってのが正しい見解。
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公共交通の説明不足について
観光地は客が歩けることも知れ 車を運転しない客がいることも知れ!カーナビ全盛時代に自動車なら説明は簡単。公共交通を使うからこそ難しい。路線バスを作れとか自己中など一言も言ってない。あるなら教えろって言ってるだけだ!
テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」でも田舎は300メートル先の店に行くのも自動車と仰天が取り上げられてたが、いい加減に都会人のほうが歩くことを躊躇しないことを知るべきだ。都心部は公共交通の便利さの陰に駐車料金など維持費の高さから自家用車所有率が低く路線バスだって網羅しているわけじゃないから駅から自宅まで1キロくらい歩くのはよくある。不便さが車社会の楽に慣れきって育つため都会に移民してくると人混みで自動車爆走とか歩道でチャリ爆走とか暴走してしまう。帰っていただくのと不便さの解消からも地方の公共交通を死なせてはいけないのだ。
全国的に見ると路線バスを使ってもバス停から目的地まで1~2kmくらい歩かなくてはいけない観光地はよくあるものだ。その路線バスがあっても紹介すらされてなく自動車で何分としかないことが多い。だから今回みたいに調べることになるのだが、全国で観光地を説明している人たちがもっと頭良かったら俺も楽できるんだけどな。
意味不明なのがハイキングコースみたいなのを紹介しておきながら、そこまで行く方法を自動車以外で教えようとしない。新幹線でと伝えて次が車で30分とか、それってレンタカー借りなきゃ無理なことだろ。免許ない…そんなこと知るかって流れじゃなく高齢者だったらどうするわけ?
自動車で、電車で、って別けてるなら電車で何駅で降りてから自動車で何分ってどういうこと?無人駅やタクシーもいるか、いないか怪しい駅でおかしいだろ。ようするに記載している当事者が使ったこともない手段を書いているだけなのだ。運転しない・できない派は無視ですか?観光案内と称してざっくりとしか書いてない。旅慣れた人ほど「そうだ」と賛同してくれるはず。
先日、テレビ東京で汚いところを掃除する番組があって伊香保温泉の宿の風呂場を掃除していたが、そんなに汚くなるまで放置しているような体質のほうに難があった結果でしかない。綺麗にしたら良いというわけじゃなく経営者を綺麗にしなければ意味は無いのである。そういう考え方に辿り着いてたら、そうはなってないんだけどね。駄目はそう簡単には修正できないのである。
熱海ですらさんざん間抜けだろって書いてきたわけで改善された部分もありますが、規模が小さいほど対応が悪くて当たり前だと思いがちだが、説明するような事は規模には比例しない。誰か一人でも来る客がおのおのどういう人たちか知っていれば対応できることなのだ。お金がかかる事ではなく、理解/視点/視野など考えられるかの違いである。全ては人材の問題。過去より全国的に観光地の関係者が集まることもあろうが、いったい何をやってきたんでしょうか。政治家と同じで視察や会議と称して観光旅行ですかね。考えられなくても集まってすべきこと一覧でもしてマネすれば良いだけじゃん。それすらできないから個々に差が生まれるわけだ。
いつになったら、どこへ行くにも文句がでない程度の情報提供をしてくれるのだろうか?
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