2017-12-24 Sun
実際の撮影でのオートフォーカス(AF)と自動露出(AE)は過去の失敗の経験から予想通りだった。キャラクターだと大きくて外しにくいだけ。一部に全身が同系色でAFが効かないキャラもいるが大多数は位相差が得やすい。問題は人物のほうで白い服なときの顔、黒い服なときの顔の露出はキャラクターの輝度差より難しい。他の技術進歩と比べると10年、20年前からある悩みはあまり進化してない。スポット測光を選んでいても周囲に引きずられるのも長年変わらず改善は微々たるもの...
ライブビューだと顔認識するが光学式ファインダーと分光されるAF/AEセンサーでは何が映ってるか判断する解像度も処理速度もない。結局、失敗から救うのは使う人が行う。前記したようスポット測光を選んでいるのを疑いたくなる AF/AE測量点から離れてる周囲の色による反射率の違いからの明るさの違い。それで露出が狂うこと解決できてないのが現状。素人からしてみれば、いま風に考えてAIでも搭載すれば早いんじゃないのかと思ってしまう。
幸いにもオートフォーカスと自動露出がなかった時代は知らないが、青年期にお金がないから他社製の組み合わせで使っていたせいかストロボ使用時はガイドナンバー÷距離で絞りを計算することになった経験から今の自動になって楽なのはわかってるが、反対に自動認識が不完全のため失敗が増えた経験もある。計算値ならば被写体の反射率の違いで誤認識しないからでしょう。
景色なら確認しながら設定を変えて撮影する暇があるが催しものでは無理。
広角だとしても高速AFと手ぶれ補正機能が必要だと思ったのがメロン熊なんかの激しい動き。カメラ雑誌が望遠で飛行機や電車が迫ってくるのを秒何コマで追えたかなんて楽な比較してるが、近距離でちょこまか動くのを追いかけられるカメラもレンズもない。動きが連続的じゃないと正確に追尾できないのとレンズの駆動量が大きい。そこで絞って被写界深度を深くするなら何のために明るいレンズを買ってるのかわからなくなる。
AF-S NIKKOR 105mm f/1.4E ED のオートフォーカスが早いと言われてたが中望遠なのと想定される撮影距離から広角に比べたらレンズの駆動量が少ないから早いと誤解する可能性も考えた。モーターの性能よりも物理的に抱えている問題のほうが大きいと。そこでズーム機構がAFレンズ駆動の足を引っ張ってるんじゃないかと。 AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDなんて定価30万円コースは無理だからコストパーフォーマンスとして1段階下の製品の話なる。
“下手な鉄砲も数打ちゃ当たる”ためにも追いついてもらわないと困るんだ。
だから、どんどん動画に回帰している。
しゃべるキャラの動画を見れば写真じゃ面白くもなんともないってのもある。
【常時ライブビュー ・・・ ミラーレス化の流れは必然】
600万画素の時点で「光学ファインダーでは、もはや人間の目で識別不能!」と悟ったわけだが、古参メーカーほど障害となる古くさい手段を良いかのごとく思う利用者が多いためハイテク化が偏ってしか実現してない。オートフォーカス搭載時やら技術革新時には足を引っ張るのが大勢でる。
噂サイトでの“ハイブリッド ファインダー”という言葉と出てる特許から妄想してしまったが現実的には光学と液晶や有機EL画面の切り替えは無理だった(大きくなっちゃうし、駆動系は故障の原因にもなる)。
シャッター音がうるさいか語るならまだしも、世の中にはシャッターの音質がどうのを気にする謎の層もいるが写真を撮るのが目的じゃねーのかよ?と言いたくなる。同様に光学ファインダーへの謎の執着も感じられるのだが、カメラ業界として、とっくに捨てるべきものじゃなかったのか。
写真業界よりもっと陰湿なテレビ業界がオートフォーカスや手ぶれ補正を嫌ってきたから進化させる以前の問題だったように古くさい保守派の壁を崩さないと市場に反映されない。業務用において、まるで使えないと思わせるような程度の低いのを市場に出すから駄目のレッテルを貼られてしまう。動体追尾やジョイスティックやタッチパッドで狙いを決められてたなら、ほかに、よくある撮影シーンを支援する機能が備わっていたら話も違ったはず。おっと、その前に人間業じゃない芸当を自分でやろうとする 下らんプライド を捨てさせないと救いが得られない。既にいろいろ機械に頼ってるくせに訳がわからない。
近未来に一眼レフが消え、次に静止画撮影という概念も消え去るはず。
今回の世界キャラクターさみっとは2日共に逆光に悩まされた。カメラ向けたらキャラクターの背景が太陽ってことが何度もあり、フードは役立たずだし、露出補正も無駄。暗くなるから明るく補正しても真っ白になるだけと諦めたことが多いが、ビデオカメラのほうが逆光を認識してて耐え映ってた。
AF追尾に関しては、ゆるキャラのイベントでおなじみの ゆっふぃー を ふっかちゃん の合間に撮ってみたら失敗だらけ。だって動きが全く予測できないし、歌の振り付けも知らないから。 愛しの八重歯ちゃんの微妙な仕草を察知して次の動きが読めたのと同じ段階になるには程遠かった。
それらは、たとえ話で手持ちの機材では多種の状況に対応できなかったということ。そうは言えどもアイドルの動きを追うのは無理で、現実は動きを学習して決めポーズのときや速度が落ちるときを狙ったほうが良いという結論に。
どのくらいできるか試したのも最前列の悲劇に見舞われたから。ゆるキャラのイベントって最前列は特等席じゃない。特に多数のキャラが出てくる場合には悲劇。目の前に巨体が来るとステージが見えなくなる。よって視界が開けてる方向のキャラを望遠で狙うしかなくなってのこと。
去年まで、キヤノン(広角使用)もニコン(望遠で使用)も秒8コマだったのに今年からニコンが秒5コマに落ちたのが痛い。D850追加だと相当な投資額だからD500が近道。D500だと画面の大部分がフォーカス選択可能になるから無理矢理に日の丸構図にされるのから逃れられる。迷ってるうちにEOS 7D Mark3も出てきそう。
マイクによる顔ボケが避けられない。縮小すると不明だが等倍画像では顔はピンボケ。光学ファインダーではピンボケ識別不能だからグループエリアAFにして全滅だったことがあり動きが激しいけどシングルポイントAFにした。「AFロックオン」で敏感~鈍感って設定があるが被写体が動体には効果がない。この場合、AFロックオンは鈍いほうへ最大だったがマイクの動きにAFが駆動してしまってた。
「顔認識」のほうが重要だが現状はビデオカメラなメーカーより遅れすぎてるし動作も遅すぎて使い物にならない。D810の場合は「光学ファインダー撮影時の顔認識」と書いてあるが動作具合は不明だしAF-Sモードでしか機能せず、ライブビューでの顔認識は画面で確認できるが同様のAF-Sモードのみで追尾は不可能。動体に対してAF-Sモードでの一発駆動は意味がなく、「は~い 撮りますよ」場面でしか使えない。
理想を言えば画面全体が測量点になってて、何が映ってるのか指示したら追い続けて特定部分にフォーカスを合わせ続けられるようにならないと、お任せはできない。
ニコンD810を買ったもののD300から51点、3Dトラッキングなど変わってない。前から問題にしていたAF測量点の範囲はD600、D610、D750に比べたら広いもののD300時代より狭まってしまったからトリミング必須で画面全体を生かしてない。D600/610なんてほぼ中心にしかないから買わなくてよかったと思ってる。キヤノン EOS 7D Mark II , EOS 5D Mark IV くらいの範囲をカバーしていたらよかったのに。D750 - D800/810 - D850 の3系統は微々たる違いで、どれもまだ狭い。51点で広げたら間が空きすぎるがD850は残念だ。そもそもフルサイズ(D5)用とAPS-C(D500)用の使い回しで設計したのが悪い。
このあたり海外だと指摘が多いのに、なぜ日本のメディアでは無視されてるのだろう? 反対にレンズで日本だとボケ、ボケ、ボケと、うるさいが海外だとピント合わせたときの評価が強いので日本の評価は異常。メディア洗脳の恐ろしさだ。メーカーに媚びた記事ばかりだからインターネットがない昔はコンピューターやカメラ、音響映像機器など読むのが大変なのに欧米雑誌に頼ってたのは正解だった。
ミラーレスで高画質、高性能を進めてる「ソニーαを買えばいいじゃん」ってことなるが、阻んでいるのはカメラボディーなんかより数倍お金がかかってるレンズと周辺機器の資産。レンズ付きカメラを使うように渡り歩けないところがつらい。
理想は下手な鉄砲も数打たなくても当たるカメラ欲しいよ。
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