2017-02-25 Sat
いままでも被写界深度の浅さからピントの合う範囲をカミソリの刃と語ってきたように距離を得ても3~4センチメートルしか合ってない。いくら明るくても絞ればシャッタースピードが落ちるため手ブレ写真を量産することとなる。このとき開放F2.8で1/1250秒、この写真F3.2で1/1000秒だった。風で揺れるというよりもメジロの動きが細かく速すぎて止まってるときなんて狙ってられない。高画素によって許されるブレの許容度も劇的に狭くなっている...
ごちゃごちゃ計算すると上記写真で写ってる範囲は約1.1メートル、横は7360点で表されてるため1点あたりの大きさは、たったの 0.15 ミリメートルとなりカメラを1ミリの6分の1も動かせなくなる。カメラが動いてる間に止めて撮るにはシャッタースピードを高速にしなければならない。
もしピントの合う範囲を広げるため絞ってシャッタースピードを下げたら全部がブレてる写真になりかねなかった。偶然に止まってる写真を待つよりも、オートフォーカスが外れることがあってもピントが合う偶然を狙ったほうが確率が高いと考えて正しかった。
これは3Dトラッキングが進化してないかを試していて追いつけなかった。メジロが手前から後ろに移動したが全く反応なし。目標が小さすぎたのか追尾しなかった。位相差AFの計測点を使った3Dトラッキングはライブビューで代用機能はなく顔認識のみ。
後ろへ10cmくらいでこの大ボケには困った。プレは対処したもののピンボケでボツ写真を量産してしまった。被写界深度の計算上は距離と絞り値からもっとピントの合う範囲は広いのだが現実にこのレンズでは計算値の半分以下の範囲。横移動ならズレにくくなるから横に伸びる木を狙いたくなった。
被写界深度は逃れようがないがオートフォーカスに関しては元の画角からすれば目標が小さすぎで仕方がない。
ニコンにせよキヤノンにせよ動画でのオートフォーカスがお話にならないようにデジイチ動画の画質が良かろうともビデオカメラメーカーのそれとは桁違いに低く、動画モードになってるのに静止画と同じ信じがたいオートフォーカスの駆動方法をする。連続性がなく、フォーカスを合わせ直すには前後に高速に振ってから合わせる動画なら信じがたい(その部分は使いものにならない)。ライブビューにわざわざ静止画と動画の切り替えがある意味がない。本機じゃなく最新機種をいじくっても怒りな点。
新機種で4K対応しようとも動画撮影なら常時オートフォーカスや撮影中にタッチパネルで合わせる場所を決定できたりとパナソニックのほうが桁違いに良い。カメラワークができないことには画質がどうと言う以前の問題。ニコンやキヤノンの動画ではピンぼけ必至のマニュアルフォーカスでしか動画モードの使い道がない。これが真っ当だったらイメージセンサーが小さすぎて画質悪いのにビデオカメラなんて買わないよ。
動画モードを付けて長い年月が経つのに動画撮影が全くわかってないわけ。D800発売時だったか国際放送機器展にソフト会社とタイアップかで出品してHDMI出力して外部機器で録画とか語った割には根本である撮影のほうで何年経っても動画をわかってない!
左の写真は200mm望遠での状態。そこから右の部分を切り抜いた。
4Kビデオカメラ映像から従来のハイビジョンを切り抜いて動画が作れるが、高画素の救いは切り取っても十分な解像度があること。人間がいると近くに寄って来ないから望遠が足りなすぎても切り抜いたら良さそうな写真になった。画質は良くないけど。
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