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ぶろぐん

カメラ販売価格安定期
 当然ながら高いレンズのほうが欲しいのだが、カメラが古すぎてもレンズも生きないってことでカメラボディーのほうを先にしたのは正解でした。いままでイメージセンサーがAPS-Cサイズだったのがフルサイズになったためお値段高めのレンズですら周辺光量不足がモロ見えになってしまった。それはRAW現像時に補正するってことで、レンズの質のほうが見えてきて困った。3650万画素に安物は付けられず...

 また、フルサイズ機だと焦点距離1.5倍がないため 70-200mm は悲惨な画角。ビデオで30-300mm相当が「引けない、寄れない」と言ってきただけに中途半端。写真として高倍率ズームは好まないが、引くか寄るかのレンズは分けたいところ。70-200mmズームはAPS-Cサイズ イメージセンサー搭載機に合う。

 D810では広角レンズを付けたい。候補はいろいろあるが、カロリーゼロみたいにディストーションゼロって嘘つくのがあって困る(誇大表現)。カロリーゼロくらい微少に収まってれば許せるが、かなり歪んでる。純正の14-24mmでさえ歪むのに他社製を選ぶなら値段が安いくらいの要素しかない。歪み補正するにも純正品じゃないと補正データが内蔵されてない。ゆるキャラなら最初から樽形だからいいけど、誰か女性を写したときは困る。そのままだとひんしゅくを買う。

 ずっと広角度が足りなくて画面内に収まらないと嘆いている花火なら三脚を使い絞って撮るし、真っ暗だから周辺光量不足なんて気にならない。中華系でも悪評が少ない SAMYANG 14mm F2.8 で良いかと思うが、オートフォーカスも手ぶれ補正もないため転用ができない。被写界深度が浅いとピンボケばかりの不安。ニコンの単焦点レンズは最近20mmが最も広角で14mmとなると15年前まで戻り今でも20万円超えて14-24/2.8が買える値段。だったら16-35mm/F4ズームのほうがコストパーフォーマンスが高い。28mm以上は他のカメラのレンズがあるため優先は超広角。



<今日の最安値と前回購入時点調査の比較>

D810 232,581円 (1月13日 237,000円 1/16までリベート2万円でした)
D810 24-120 VR レンズキット 294,266円 (1月13日 315,000円 1/16までリベート3万円でした)

D500 189,579円 (1月13日 199,800円 1/16までリベート2万円でした)
D500 16-80 VR レンズキット 252,180円 (1月13日 268,000円 1/16までリベート3万円でした)


 これは断片的な売価であって値下がってはいない。過去にこれに似た価格が付いたことがあるが、すぐに売れてしまうと次に高い値を付けた店が最安値となって値上がったかのように見えるのが前回調査の1月13日だった。よってD810は卸値から底値が見えておりリベート期間は買い時期だったことがわかる。D500のほうは順当な値下がりを見せているが、まだリベート額の差を超えてない。

 キヤノンは販売シェアでの勝利を語るが収益は語られておらず投資家向け発表以上のことはわからない。なぜ収益かだが、投入する機種が多すぎ、入門機は短期的な新製品投入を繰り返し、中級機は値下がり度が激しいからである。よってニコンより販売数が多くても純利益にはつながってないのではないかと。




 そして、売るためってことだがキヤノンは技術を短期的に切り売りするためニコンの20年前のレンズとキヤノンの20年前のレンズとでは(主観だが)ニコンのほうが質が高い。これは私も含めたキヤノン使用者も語ってることだし体感できる。発売年と価格が似通っている古いレンズを所有していたのだが、キヤノンEF70-300mm F4-5.6 IS USM(1995年発売)、ニコンAi AF Zoom-Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D(1998年発売)を発売から十数年後なデジタルカメラ時代に使ってみて差がありすぎた。
 この例だけでニコンのほうが3年新しいとか言うのは屁理屈で、近代でも同一型番の製造年月によって品質が違ってるのはキヤノン使用者の多くが語り、中古で製造が古いのを買うなと強く言われるくらい古いとゴミ扱いされてしまう。赤いライン入りでも同じで、レンズキットにある24-105/F4L(最近やっと新型になった)なんてそこら中から中古を買うなと言われた。その時期にしか耐えられない物作りなわけ。

 その時点だけで耐えられる製品作りは新製品が出ると即座に使い物にならなくなる可能性を秘めており消費者を敵に回す。再度、まるごと買い直させる方向だからで、それで客を失うのと新しい製品を買う率によって売上高も変わってくる。だが、収益の大多数は一般大衆が購入する製品だとすると中上級アマチュアが買う商品は企業側の都合が優先で作られていると考えることもできる。

 入門機は利益率が低いから新製品投入サイクルが激しく、中級機以上は利益率の高い設定だろうから定価に近く売れば儲かるが、かなり値下がっても損はしない。だから EOS 7D MarkII なんて 発売日(2014年10月末)20万円を超えていたが今は12万円で、私が2011年にEOS 7Dを買ったときの値の落ち方と同じ流れ。「欲しいときが買い時期」であることに違いはないが、一歩後からついてゆけばお得。入門機な EOS Kiss なんてのはいつ買っても同じようなもんだ。

 餅は餅屋、動画はビデオカメラであるが、先進性と言えばキヤノンでニコンは消極的である。D5/D500に付けた4K動画撮影モードは基本性能から無理矢理に付けた感じが強く、使う側の立場になれず中途半端に搭載するから反感を買う。ハイビジョン[2K]なら画面の横幅全体が使えるが4Kだとクロップ状態=望遠になり広角で撮るなら魚眼でも付けろと言わんばかり。EOS-1D X Mark IIにおいても解像度変換しない dot by dot だから4K動画はフルサイズからAPS-Cサイズみたいにクロップした状態になる。

 デジタル一眼で真っ当な動画が撮れてたら画質が悪いとわかりきってる4Kハンディカムなんて買ってません。動画は画質一辺倒じゃないから大幅に譲れるのである。知り合い方は30~40万円の中型4Kビデオカメラを使ってるが、それでもイメージセンサーが小粒だから編集時に等倍で見てると画質は汚いと言ってる。フォーサーズ規格のイメージセンサーを搭載した業務用クラスまで上らないとダメなようだ。もうちょっと4Kハンディカムで我慢しよう。そうなってくると動画の強化を待たず連写の静止画として EOS 7D MarkII か D500 への買い増しもありか。

 ニコンは理解に苦しむ製品を発売発表までして発売中止にした判断は正しかったと思う。100周年モデル(性能に違いがなければ用がない)を予定していることは、100周年記念の新型は登場しないのだろうか?まだ7月25日までは長いから5~6月に発表があるかどうか。近年は海外からの情報漏れや半導体、特許情報が先行しているため全て予想の範疇でビックリしないのが業界の損である。とりあえずニコン D820 4600万画素と別に D7200→D7300、D750→D760は現行機種の部品転用なマイナーチェンジ の「噂」は出ていた。
| emisaki | 2017-03-12 Sun 19:30 | comments (0) | 映像音声::静止画(写真機器) |
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