2023-02-23 Thu
伊豆分類で投稿したよう十国峠は断じて箱根ではない。私はガウラ村と呼ぶ東京ドイツ村が東京を名乗るに匹敵する違和感。箱根ブランドを使いたいだけだろ。あの頂上の野っ原が良かったのだがリゾート開発されてしまった。調べると悲観することもなく施設が建ったのは墓地の横だ。十国峠の景観が損なわれることはない。
そこらじゅうが野っ原だってのに誰がドッグラン行くんですかねって場所の跡地かな。まだドッグランくらいの土地はいくらでも残ってる。公表資料の絵からすると十中八九その場所。
→ 富士急行 > THE GLAMPING 箱根十国峠 2023年4月1日(土) 箱根熱海エリアにオープン
西武と小田急(東急)での箱根山戦争とは有名だが、箱根方面へ富士山からの進撃が始まっていたのだろうか? 伊豆箱根鉄道って色からして西武だって判るようになったのは昔話じゃない。
西武グループの傘下に入る事態になった頃なら数々を手放していたのも解るが西武傘下で富士急に売ったのはビックリだった。もし小田急に売ってたらもっとビックリだけど小田急としては十国峠なんていらないってことじゃないかな。関東の客を囲い込むほうにお金を投じたほうが賢い。
関東ではなく東京の客として十国峠に行かないのは秘境路線だからである。前回に通ったとき「どうせ曇ってたし降りたらバスがなくなる」って芦ノ湖から熱海へ直行。コロナ禍で運行が大幅に変更されてるが、当時は冬季1日4往復(夏季8往復)だから今頃行くと何時間も取り残される。
東京の事情として「タクシーでスーパーマーケットへ行く」「旅先で2~3万円ものタクシー代を使う」「毎回新幹線のグリーン車で移動」なんて、まんざら馬鹿な行為ではない。旅好きだとしても多用するわけではないため、自家用車の料金、ガソリン代、保険料、維持費を耐用年数から計算したとき、タクシーの初乗り料金なら毎日タクシー使っても安いという比較になった。
自家用車って恐ろしく非効率で、それを打ち砕くほど酷い環境に住んでないと価値が出ない。
新しく作られたのは十数棟の「グランピング」施設であり、1名1泊料金が2.5万~6万円と高額のため、そこまでお金を投じても良い人だけが行くし、タクシーで乗り付けるってのも違和感ある。
施設は限られた人達だけで構わないと思うが、十国峠として東京の客を相手にするならば「交通路の確保」が必須であるが、現在、それを牛耳ってるのは売り渡した側の西武グループの伊豆箱根鉄道(伊豆箱根バス)。そして三島駅から芦ノ湖にしても東海バスであって富士急の出る幕がない。
そりゃあ熱海って送迎なければ行けないような山の上の宿がたくさんあるが、公共交通がありながらもずっと秘境なのが姫の沢公園、住所は函南町だが熱海の範疇である十国峠をどうする気?
最初に論じたように富士急は箱根と考えたらとんでもない函南町の十国峠に近隣の熱海の名称を使わなかったことから格下と見た所から交通路なんて作る気がないと読み取れる。
現段階では十国峠として客を増やす考えには至ってない。路線が秘境って以外では、どこからでも見える富士山に対し吊り橋しかないのに1100円もぼったくられるくらいなら十国峠のほうが遙かにマシだし、自家用車ならそこらの道からいくらでも見える。
京都を避けるのと同じで、大涌谷や芦ノ湖の海賊船も大混雑は交通の便が良いから。個人的には混雑を避けるため火山活動で客が減った時期だからや、公共交通が不便になる箱根駒ヶ岳であるが、交通事業もやってる会社が不便なままにしておくのは自家用車で来る客だけで十分だとする「あきらめ」なのかもしれない。
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