2023-01-06 Fri
東北大学が所有する六角牧場(宮城県大崎市および栗原市)とやらを事業者へ貸し出して行われる発電事業が昨年末から問題になっていた件、双方の市長が反対を表明した。→ 東北放送 > 「水源地でもあるので今のまま手を付けないでほしい」栗原市が風力発電事業計画に反対表明 宮城
→ ミヤギテレビ > 風力発電計画に栗原市長も反対表明「市民が不安を払拭できない事業は好ましくない」大崎市長に続き
→ 東日本放送 > 宮城・大崎市と栗原市にまたがる風力発電計画 大崎市に続き栗原市も反対を表明
→ 東日本放送 > 宮城・六角牧場の風力発電計画の住民説明会 反対の声が相次ぐ
役所が絡む事業においても、いつもなら亀より遅い役所が素早く事業を展開してきたのを公報や議事録によって知ってきた。騒ぎになったときには取り返しが付かないし、誰も責任を取らない。事業者も含めて昔にテレビの会見で聞いた「お金儲けして何が悪いんですか」が聞こえてきそうであるが、あの時も思った事でお返しすると金儲けが悪いんじゃなく、やり口が悪いんだってこと。
原点は天下の愚策、経済産業省が絡み旧民主党政権で通された「電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法」(通称FIT法)に基づく高額買い取り制度と、その財源が国民(電気契約者)から強制的に徴収する再エネ賦課金である。
「福島原発事故 → 放射能怖い → 自然エネルギー」っていう幼稚な図式。その当時に怒ったのを思い出すが、日本の土地では日本人の需要は満たせない。
間抜けというか極悪な法律に全世界の金の亡者どもが寄って集ってきたため乱開発、違法行為が繰り返され、事件事故が多発した。省庁、政治家が諸悪の根源。
金儲けが目的であり自らの子会社が関連事業に関わってるためか、まるで反日新聞社のような論調をしている経済系メディアもあり、経済活動だから仕方ないを越え反吐が出る論調さえみられた。
なぜなら書き方から主張の偏りは読み取れ事業者側の立場にたっており何が悪いんだって感じさえした。例えるなら裁判での容疑者の弁護士の言いぐさだし、まるでフェレンギ(海外SFドラマのスタートレックに登場する架空の種族)みたい。「金儲けの秘訣 (Rules of Acquisition)」の第何条に書いてあるのか尋ねてみたいね。
どこに反吐が出るかだが、真っ当ならばいかに環境や人に影響を出さずに事業を進めるかって話になるが、金の亡者どもに加担するメディアとなれば、いかにして反対されないよう進めるかとなる。
地図と衛星写真、見える範囲で確認させていただいたが、場所は鳴子温泉郷の北部、陸羽東線 鳴子御殿湯駅から北へ約3kmで私有地と近隣道路も思われるためGoogleストリートビューさえ辿り着いてないが、近くに送電設備が複数見られるため事業者にしてみれば立地条件として悪くない。
これが太陽光発電で新たな森林伐採などせず既にあった牧場を利用するなら大きな問題にはならなかっただろうが、問題は風車だな。あれはキロ単位で低周波騒音における人的被害が報告されてきたからだ。東京でも希に1~2キロ離れた鉄橋を渡る電車の音が聞こえるってのに、騒音とされる音が聞こえない地域で人工的な音となれば身体的より精神的な障害が大きいと思う。慣れている都会人よりも許容度が小さい。(高周波よりも低周波のほうが遠くまで伝わる)
高圧送電線の下ってのも安全な範囲で伐採されるが、風力発電の風車が設置される場所は衛星写真で即座に解るくらい風車の下だけじゃなく経路上までもハゲ山にされてきた。この違いは何なのか? ほったらかしに出来るからではないのか?
日本は最高の立地条件であり再生可能エネルギー発電と言われてる中で最良なのが地熱発電。近隣で言うならば鬼首地熱発電所のほうを増強して欲しいものだな。
私が地熱発電を推すのは問題点を考えても日本で最良な手段だから。風力、太陽光発電が最も気象条件に左右され、例え蓄電池を装備したところで耐えられるだけの電力を蓄積することができない。水力発電はダムの水がなくなれば発電できない。地熱が枯渇するなら地球がオシマイだから気にする必要がなく天候も関係がない。
もちろん、再生可能エネルギー発電と言われてる中で風力のみならず水力、地熱、太陽光、バイオマスと個別に問題点はあるが、総合して問題が大きいのを選ぶのは金の亡者どもが楽して儲けることができるのを選ぶから。それで日本中で太陽光発電にて実際に被害を出してきたため反対を逃れるため風力発電へ移ったのではないかと推察してる。
※ バイオマスは火力発電の間抜け形なので再エネ発電に含めてること自体が大間違い。バイオマスがそうなら石油、石炭も再エネ発電だ! お前は馬鹿かと言ってやりたい。どこぞの会議室で汚らしい決め事でもなされたかもしれん。
他県では日射量が低く風が強い秋田県が大きく主導してしまったため男鹿半島など観光地を含み海岸線は風車で埋め尽くされてしまった場所が増え、さらに増やす気である。
そして洋上への設置が行われるし、小型の風車は住居のすぐ近くにまで設置されているため気づけないままに低周波騒音や振動における身体や精神的に蝕んでゆくのが怖い。
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