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奈良県下北山村の土砂崩れ 路線バスに乗る観光客だったら回避策なし
 2023年12月23日、奈良県下北山村上池原 国道169号線沿いのカーブ部分で土砂崩れが発生し、自動車1台(もう1台?)が巻き込まれた災害から考える。

 現場 [Googleストリートビュー]は現時点2023年4月撮影だが5月の雨で崩れて鉄板の柵が作られており、柵は見かける型だが石がちょこちょこ崩れるには耐えられるが素人が見ても全体が崩れたら耐えられる強度は無い。

 鉄骨の支柱の間は薄っぺらな鉄板だから土砂崩れ発生後の報道写真を見ると鉄骨の支柱すら残らず防護柵は跡形もなくなって土砂に埋まってる。ようするに支柱は深く打ち込まれてない。

 国道169号は公共交通を使うと恐ろしく秘境のため行ってないが2016年に国道168号線を熊野本宮大社まで路線バスを乗ったときも崩れたと思われる跡を何ヵ所も見た。写真は小鹿橋 2011年9月の台風で崩れてきた岩と共に崩落。2015年3月末復旧。
 国道168号線沿いは対策済みなんだろうから熊野川対岸や国道から逸れた道にて作り直した跡や工事中を見た。橋が新しくなってたところはGoogleストリートビュー過去画像を見て崩れたことを確認。

 下記の綺麗に揃った柱状節理の山ではなくても冷える過程で一定の大きさに縮んだ岩が集まってるのだから剥がれ落ちるような崩落は想定できる。ワイヤーの網で受け止められるはずがない。

 小石が高い場所から落ちて頭に当たれば死ぬかもしれないが、そうした対策はなされない。このような場所では歩いてるヤツなんていないが基準とされてる。現実はそのとおりだが、悲劇って誰かいるときに起きる。国道169号線を走る車の動画を見たことがあるが、全然対向車に出くわさない。だから非科学的に言えば今回の巻き込まれた自動車も何か吸い寄せられた感じがした。

 元から割れてる以外にも隙間に入った水が凍ることによって岩が割れるというのは各地にあるが未開な人達は神か悪魔の仕業や有名な武将が真っ二つにしたなんて伝説にしたがる。

 熊野川では一般的な流れによる蛇行ではなく、過去に崖崩れによって大量の岩が川の進路をふさいで直線ではなくなった部分を何ヵ所も見た。
 国道168号線より169号線のほうが秘境だし、ダム湖の斜面ともなれば地盤が悪くなってそう。全体的に太古の大噴火によって形成されてるから内部が見えるところでは柱状節理だらけだった(三重県南牟婁郡紀宝町瀬原)。下北山村の側は異なる地質な感じがするのは温泉地じゃないから。

 奈良県南部は南北より東西に「酷道」だらけのため観光情報にて通行止めの情報をよく目にした。


 私が小さい頃は伊豆だってしょっちゅう土砂崩れ起きてたんだ。過去に書いたが、帰れなくなって多数回泊まっていて仲居さんと顔なじみな大成館(熱海市網代)の布団起き部屋のような所に入れてもらったんだって。幼児にて記憶になく後で聞かされた。その当時は今の建物ではない。

 ニューアカオからハーブガーデンの間なんて「崩れました」って言ってるようなもので、だから海側に道路が橋で飛び出しているし、山を掘ってるのではなく土砂崩れから道路を守るトンネルがいくつもある。伊豆半島を南下しても土砂崩れが起きたら交通路として使い物にならないから内陸に新しい道路を作って廃道、廃隧道が大量にあるじゃん。

道路じゃなく観光地や遊歩道だって、よく見れば生死に関わる危険だらけだよ。

 電車や路線バスに乗ってたら「まな板の鯉」だが、自動車がひっきりなしに走ってる都会で交通事故に遭う確率より桁違いに低いから旅行してきてる。それでも対処法は身につけたい。

| emisaki | 2023-12-25 Mon 17:41 | 交通::事件・事故・違反 |