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    第27回ミス熱海コンテスト 2011/11/23
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第27回ミス熱海コンテスト 2011/11/23
 2011年11月23日、4年ぶりとなるミス熱海コンテストが起雲閣にて行われ、第27代ミス熱海梅の女王にエントリーナンバー18番・高木菜水(たかぎ なみ)さん、梅娘2名には17番・白石璃沙(しろいし りさ)さんと19番・沼田園乃子(ぬまた そのこ)さん、今回より新設された桜娘2名には2番・市川恵理(いちかわ えり)さんと9番・小川美貢(おがわ みく)さんの計5名が決定しました。

そして26代との想い出を振り返る


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 会場では出場者の緊張した様子が伝わってくる距離であり、周囲には関係者がご覧になっているため別の期待と不安感も漂っていた。自己PRの時に手が震えていたり、目線が定まらないのまでよくわかった。逆に何から何までプロの方はやはり業種からですかね。慣れてる方の印象は…。

 女性の審査員の方から おでこ を見せて欲しいという要望がありましたが、テレビ通の私としてはピンときました。これはフジテレビのホンマでっかTVで「おでこを見せる人はモテやすい」と題され、関わる理由が語られたことにある。審査員は、おでこを見せる過程を見てるのであって、おでこが見たい訳ではないのです。

 コンテストの模様は出場者様へ配慮いたしまして鮮明な写真の公開は差し控えさせていただきます。 尚、第27代ミス熱海の詳細につきましては熱海市観光協会ウェブサイト あたみニュースの 平成23年11月24日 をご覧下さい。




ありがとう26代、そしてまた逢う日まで...

 私は第26代ミス熱海を実際に知ったのは2009年8月末でした。このウェブサイトで熱海散策を紹介したように幼少期に何十回も連れられてきた熱海を改めて自分で巡ってみようと思った。これが知り合いに伝わり、なぜか知ることになったのです。それで梅園の梅まつりに行ってみようと思ってました。この時点では特に思い入れはなく、期間外に活動していることすら知らず翌年までずっと待ってました。ですから財政難で任期が延びなかったら逢うことがなかった。

 2010年1月、衝撃が走った。眉目秀麗、明眸皓歯、、沈魚落雁! 勝手に思い込んでいた観光大使とは違い、女神降臨しちゃいました。その後は女神様に関係なく熱海や伊豆方面に多く旅するようになった。他の方々と違って熱海第26代ひと筋だからスケジュールに困ることはなく旅を予定でき、熱海以外でも横須賀、横浜、麻布十番、たまプラ、仙台、伊豆大島や旅の展示会でも楽しいひとときがありましたね。

 梅まつり最終日、ある事がきっかけで気軽にお話しできるようになった。当日はお母さん方に加え偶然にも熱海市長、特殊な公務員さんまで梅園に出動願った あの日。これで思い出しましたが2010年10月、湯前神社の帰りにツーショットのカメラマンをやってもらったのはお母さんでしたね。いろいろ断片の記憶がつながってきます。

 第26代が終わるということは、追っかけでもなく、ある時はガードマンでもなく、またある時は観光客のシャッター押し要員でもない ごく普通の旅人に戻ることになります...。

 また、どこかでお逢いしましょう 愛しの永遠の18歳のあなた



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| emisaki | 2011-11-23 Wed 23:56 | 熱海::イベント |
熱海の今後をまじめに考える 連載 「観光大使の近代化(2)」
 本日、無事にミス熱5名が選考されました。 7月に「観光大使の近代化」として記述したが、一部、情報不足による誤認識がありましたので訂正し、新しい見解を示すことにします。そして非公開と書いてしまいましたが、場所の許容度がないためか宣伝していなかっただけで前回も今回も非公開ではありませんでした。しかし、学園祭、地方のように祭りやイベントの中にミスコンが組み込まれているわけではありませんので、知る人ぞ知るとでも言いましょうか...

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 私なりのチェックを入れるとするとコンテスト現場では有名な観光大使として聞いた名前か顔は見覚えありませんでしたが、観光大使とゆるキャラは増えに増え、もはや把握できる状態にありません。頼るはインターネットでの調査。事前に削除された場合はインターネットアーカイブという保存しているサイトを頼ってみたりするのです。

 選ばれた中だけで「2006-2009年 第15期 マリノスクィーン(横浜Fマリノス) 、2008海の女王(藤沢市 海の女王&王子)、恋のから騒ぎ16期生(日本テレビ番組)」と、検索されました。氏名、年齢、出身地、顔も一致した。やはり地元のミスコンには選ばれておりましたか。選ばれなかった方々も「ポートクイーン千葉」など昨年まで別のところでやってたいるようですが、この業界?は“渡り”を繰り返す人が多い。かたっぱしから応募していると読み取れる。

  過去の受賞で、また出てみようというなら問題ないが、
  連続応募の職業転職みたいに繰り返すようなら違和感がある

 更に落選組にも「第11期シーサイドイメージガール」 これは過去じゃなく現在なんで問題ありなのか? 事実上大学生対象で小規模ながら一種のミスコンと言えると思います。重複してないかと質問があったにも関わらず答えを飛ばした方もいた。他にも決まってないだけで重複出願者は多いようです(*)。事前に入選すると後は辞退ってことなら、そういう人は選ぶべき人ではないし出てきて欲しくない。
(* 落選からでは間に合わない別のところで選ばれる状況証拠から)

 泣き顔なんて役者よのぉ~...所属事務所の意向でエントリーしたかのよう、そして後からわかったが「仕事で熱海にきてる」などと自分のブログに書くような人が選ばれなくてよかったが、その人が入ったことで本選に漏れた方がいるとなると残念でなりません。事前につみ取ってしまうべきでしょう。お仕事でやりたいなら最初から選考会なんて予算使わずイベントコンパニオンを雇えばすむ話。モデル事務所などに登録が悪いのではなく、仕事で来るとか言う意気込みのなさの段階で失格なのです。

 こちらは当日にしか出場者を知ることが出来ませんでしたが、私が行ったのはネット検索しまくるという単純ですから関係者なら事前に調べることができます。政治家の身体検査に値するもの。それがあって見えない部分を実際に判断するのがコンテストではないかと思う。重複してて辞退されるとか、過去になにかあるとか後から見つかったら熱海側が格好悪いですよ。

 審査員になっていた日香ちゃんの質問は大いに意味があった。「朝、熱海コンシェルジェに来て、その後どうしました?」のように特定の人に尋ねていた。そういう質問をするからには目撃したのでしょうか。熱海に来たときから審査は始まってるくらいに思ってもらわないと困りますね。起雲閣では始まるまで野放しでしょうか?私は最終選考に漏れた方々が帰る際にも会えた数名に積極的に挨拶しましたが、その短い対応だけでも人となりを垣間見ることくらいはできました。真に迫る時間なんてあるわけありませんけどね。 それに女性の審査員が少なすぎますね。


 「親がミス熱海」、これを聞いたとき、この人は確定と思ってました。この話はものすごくポイントが高い。綺麗事じゃない採用する側の心理を読めば、この美談を使わない手はない。親子二代でミス熱海なんてマスコミが好きそうな話。現状ローカルなマスコミは決定者を発表しただけで内容に関しては取り扱ってくれてないようですが、大手マスコミでキャンペーンができる時は使える。

 この界隈には箔を付けるためにミスコンに応募してアナウンサーを目指している人が多く見つかる。過去に地元出身でない人がいましたね。そこでコンテストの応募用紙にある項目だけで何がわかるか疑問があり、いざ本選の選考となっても時間が短い。次回まで2年も余裕があることだし心理学者に効果的な質問をどうすればいいか尋ねてみてはどうだろう。

 前回も書きましたが、ほかの多くのよう「ミス」という称号をやめ、「あたみ観光大使」のように変更することを考えているのだろうか?公開という点では最終選考会を夏に開催する方法もあると思う。何かのイベントと重なればステージ設置とか面倒は減るでしょう。梅娘と桜娘なら季節の寸前では宣伝活動する余裕がありません。

  やっぱり「ゆるキャラ」は無理なんですかね。
  ゆるすぎても困るんで大変そうですけど、当たれば絶大な効果が…。


こういう不手際を語るだけでいやがられるだろうが、放置するほうがもっと影響が大きいってことに気づくべき。



・コンテスト取材陣の方々へ
 近年は世間から取材陣のモラルが問われ、業界内でも問題視されることがある。私も過去には映像業界にいたので言いたいことがある。最近の撮影班は現場への配慮もできないのが多くて困る。場所は指定有形文化財である起雲閣、いくら音楽サロンの内部が近代改装されているからと言っても、敷物も持参せずフローリングの上に脚立や三脚を直に立てるとは信じがたい行為である。 私は起雲閣内を見学中、狭い通路にてすれ違う際に風圧で連鎖的に薄いガラスの振動で大きな音がしてしまっても恐ろしい罪悪感が襲ってきました。

 三脚にグランドスプレッダー付いてるとか、脚立の足の下にゴムがあるからは思いこみであってキズは付く。文化財に限らず、どこであろうと配慮は必要です。私は諸先輩方から色々お伺いしてきたのだが、今は教育できるほどの人が上にいない。 ケーブルを止めるテープの素材や止め方、剥がし方についても見てて頭が痛くなりました。単にとっとと帰るための作業をしてた。直にお客様を相手にしている一般の映像制作会社に比べてマスコミは“宣伝してやってる”が念頭にあり最低限必要な行為も忘れてしまったのでしょうか?


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| emisaki | 2011-11-23 Wed 23:17 | 熱海::考察 |
熱海駅 本格的な改装工事に突入か?
左:4月24日撮影
右:11月23日撮影…
 熱海駅舎に隣接した建物の解体が発表されたのが昨年の8月。だが、実際に解体作業が始まったのは10月は過ぎていたと思う。その後、更地のままでしたが、ちょうど1年して進展があったようだ…

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 プレハブ工法と思われる仮設建物なので、すぐに完成したでしょう。事前や内装のほうが時間がかかってそう。

 11月10日に臨時店舗のようJR東日本グループの BECK'S COFFEE が開店、桃山町へ抜けるトンネル側にあったコンビニの NEWDAYS も移転した。 NEWDAYS もJR東日本の子会社か。JR東は広く浅い商売が好きですね。キオスクにはなれてもコンビニになれてはいないと思う。手広いという欠点をわかったほうがいいでしょう。居住地にもよるだろうが私が熱海の住人だったら最初に寄るのはセブンイレブン、次がファミリーマートとなる。

 ドトールコーヒーショップは移転ではなく事実上の締め出しなんだろうか?
 現状は改装工事なので仕方がないが、ドトールは駅ナカ兼用だから伊東線が20~30分こないとき便利なのが、わかっているのだろうか! そもそも「SUICA」じゃ途中下車できないんだが、「第156条 途中下車」によれば100km越えても途中下車できないじゃないか! 20年以上経っても元が国鉄では真のサービス業にはなれずか。現・ドトールの構造は誰が考えたのだろう?

 依然として熱海駅の展望が見えてこない。というより、決まってないからダラダラと作業が進まなかった節がある。今度も解体はするが、また年単位で動きがないなんてことはないでしょうね。2年後に完成するという話もあるが何が完成なのかもわからない。

 

 実はよく看板を見てなくて、ずっと熱海コンシェルジュと言っていた。写真を撮ってみて初めて気づいたが、「コンシェルジ」になってる。予め書いておくが選択された名称なので間違えの指摘ではなく、私はどちらでも構わない。どちらかと言えば「コンシェルジ」のほうがフランス語(Concierge)発音に近く多くで使われているだけ。
 DOUTOR COFFEEだがDOUTORはポルトガル語とのことでドトール発音で正しい。全くの余談。

 次に行くのは12月4日なので、そのときには引っ越しが完了しているだろうか。ドトールコーヒーでお茶しながら、熱海コンシェルジェを眺める?という景色は消えます。閉店後にパンフレット受け取れたのに、それもできなくなりそうだ。

 一般的には開放的な空間でなくなるため明確な目的なくして立ち寄りづらくなり、徒歩で名店街のほうに歩いていかないと気づかれないかもしれない。


<熱海 新駅舎 2016年11月25日開業。 熱海コンシェルジェも1階へ移転>

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| emisaki | 2011-11-23 Wed 08:38 | 熱海::考察 |
news every.「特集!密着温泉宿を再生せよ」より
11月18日 日本テレビ「news every.」
映像から夏に収録されたものとわかる。何らかの都合で放送が今になったのだろうか。

じゃらんnetで宿泊プランを考え直しただけで前年比200%アップを達成した担当者が登場。熱海の大月ホテル和風館にお客さんを呼び込むための対応を行うようだ。震災後はいったんはゼロになったものの3月は5割減、4月は1割減、5月以降は平年並みだそうで、他業者からすると影響は少ないように見える。今後の集客につなげる方法が欲しいのだそうだ。

番組で取り上げられた流れに、勝手ながら私なりの考えを加えてみる

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 もう10年くらい前になっちゃうのか、あるコンビニエンスストアーがテレビCMで「地域一番店」を掲げましたが経営的には当たり前すぎて、これをテレビでお客様に向かって言うなんて恥ずかしいことである。CMはお客様向けなので作ってる部類がこれを知ってて企画したとは思えないが、フランチャイズ店舗が多いことを考えると、いくら組織が指導すると言っても個々の店主の経営能力が問われるので、ついでに基本を掲げなくてはいけない状況だったのかもしれない。

本題だが、news every.の特集では、

  カギは “利用者側に立った宿” とのこと

当たり前すぎて笑った。 こう言われるには、当たり前ができてない証拠。じゃらんnet上でのクチコミから一つを取り上げ、「後で思い出せる料理がない」とのことで料理を改善してゆく流れがテレビで紹介された。

 この宿ではないが私が感じた事を書くと、食事の内容もさることながら時間や配膳のタイミングを客に合わせられない。客のことより旅館の従業員が動くのに楽なシステムになってきている。宿泊施設の評価基準の項目に食事の時間が限定されすぎの旅館はよくないとされている。割と低価格な宿で食堂、バイキング方式なら何の問題もないが、一泊1万数千円以上と増すごとに許し難くなる。日本人はリストラを従業員を解雇することだと間違って捉え、実行してきたので何をすべきなのか見失ってしまった。よって、あらゆる業種が客に迷惑をかけるのを何とも思わなくなってしまった。

 複数の要因から熱海の客は必然的に年齢層がぐっと上がってしまう。街中を歩いていればわかるが、すぐ近くの箱根とは平均年齢が違いすぎる。0泊1日というプランを仕掛けたのは誰か知らないが、都心から近く、疲れも残さないよう土曜日だけで帰ってくるようにしたのは都会の若手を考えたことだと思うが、私は箱根でもまだ遠いと思ってるので0泊プランは定着しないだろう。そういう意味ではロマンスカーで箱根より新幹線で熱海のほうが劇的に早く到着するが、熱海の頭の硬い連中が動き出すのは後手もいいところの乗り遅れ(なのに先行き不透明なネタにすぐ飛びついたりする)。どうであろうと客の立場を考えるのは今後も続けて欲しい。

 私が指摘してきた中にあるが、旅館側は客のことを考えたようでも1対1という「一次元」の世界でしか見てないが、客は多くの旅館や観光地を二次元や三次元の世界で見て比較、選択しているということだ。そこで選ばれるには客と同じ目線にならなくてはいけない。ここを甘く思っている経営者が多そうなのだ。

 クチコミの中のクレームは気づかせてくれる宝物であるにも関わらず、客が減ると隠蔽しようという向きすら多いのが現状である。評価は総合的に判断して決めている。私は過去の評価が悪くても改善されていれば商品は買うが、普通だったとして反応がなく対応が悪いような店の商品は買わない。それと同じ、建物が古いだの書かれてても、値段や風情、景色など判断材料はあり、基準は人それぞれである。何万円もの宿を渡り歩いてる人は1万円の宿にも手厳しいのだ。他人の評価というのはそこまで把握して取り入れなければいけないんだが、そこまで出来る人間が少ないから宿側もピリピリしているのだろう。

 大月ホテル和風館だが景観の評価を避けて通ってるのがテレビの悪いところ。旧・大月ホテルを改装したホテルミクラスの裏手なんだからビルと斜面に囲まれてる。外を見ながらのんびり滞在型の宿ではない。自社ビルに文句のつけようがないが、高すぎるリゾートマンションによって影になり潰れていった旅館も多い。テレビで取り扱われるにも出資企業の臭いがするが、熱海を救うべきはもっと他にあるだろう。


 建物に影響がない地域でも震災後に客がいなくなった4月の段階で廃業してしまう宿が多かったことから疑問に思っていたのだが、いろいろ探ってゆくと私が思った以上に資金的に耐えうるチカラを持ってないようだ。申し訳ない例えだが自転車操業に近い。だから資金繰りのできない小さいところから潰れていったのだろう。いわゆる風評被害もだが、社会構造も考えず不謹慎などとのたまった連中の責任も重いが、ゴーストタウンのようになった観光地の映像を流し続けてきたマスコミも同罪である。広まった自粛ムードを払拭するのにもマスコミのチカラは必要だったが、時に遅し、夏までにはかなりの宿が廃業に追い込まれていた。私は賢くいきたいが、世の中、そこそこ踊らされてたほうが経済はうまくまわりそうだ。

更なる縮小ムードが見えてきた中、今後どのような展開を見せてくれるだろうか...。
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| emisaki | 2011-11-18 Fri 22:07 | 大衆媒体::テレビ |
熱海梅園梅まつりの予定が公開された
2012年1月から始まる第68回梅園梅まつりの予定が公開されました。 期間が元日からとなっていたり、熱海大島交歓会が15日になっていたりしますが、それより今回のチラシには大幅な変更点があった…。


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 2011年1月、梅園で撮影した看板と来年2012年のチラシ。
 あれれ、行事が激減してます。もしかしてチラシには細かいことが書かれないのかと思って以前のチラシを引っ張り出してみたら梅園の看板と同じものが書かれていた。

 ところが2012年のチラシをよく見ると梅まつりのチラシとは言えない。糸川の桜と半々になっているんです。

 糸川の桜まつりは今年から拡大した。以前は1月下旬土日の1週のみで、2011年には2週の開催となっていた。

 来年も1月下旬の2週の土日に行われるがイベント内容が増えてる。梅園にかなりの重点がおかれていたのを糸川の桜に向けたと考えがちだが、結果的に梅園のイベントが激減したのは確かなようだ。
 2月中旬から梅の終演を迎えるため、つぼみが残っていても咲いている梅の花がしおれている状態なので見た目が悪いのです。行事の期間の短縮は悪いと思えませんが、繁忙期にも縮小が見られることから、私のような考え方に基づいてのことではなく全体的な予算の削減とみられる。
※ 梅園での行事の有無は、梅の観賞には関係ありません

 平日に行ける方々は平日をおすすめします。もしくは早朝。見やすいことは確かなので。

 この界隈から伊豆半島で桜というと、三島市山間部、那賀川、狩野川、伊豆高原、大室山、河津、下賀茂が思いつくが、熱海の規模まで下げると膨大に増えてしまうでしょう。熱海は目玉となるべき場所がないので多角的に観光場所を紹介すべきとは私の意見でもあり、梅園と桜を一体にするのは正しい流れでしょう。

 梅の時期と同じなのは梅園手前、糸川と海岸線の少々だが通常時期の桜となると熱海城と以下のところがある。

 ただし、アミューズメント施設である熱海城は入場料が900円もかかる(城内に入らない場合は無料とのことだが車なら駐車料金は取られる)。熱海市泉の千歳川沿いは大部分が熱海市に植わっているにも関わらず熱海にメリットがない場所に咲いている。湯河原にも熱海市側に旅館はあるが大部分は神奈川県であるから、これではネタにはしたくないでしょう。平成の大合併がなされなかったのが悔やまれるのか、これでよかったのかは知らず (熱海と湯河原は県境を越えて合併の話があったようだ)

 私が計画するとしたら熱海は早朝からに予定を入れる。これは光の当たり方によって見栄えが悪くなるから。西側に山を抱えているため昼過ぎから日差しが悪くなり、午後3時を回ると急激に日が落ちてくる。梅園より糸川は状況が悪く両端にすぐ建物。対して河津は東西方向の河川敷で山奥に行かない限り問題なく、下賀茂も日中に日陰にされるほど山は近くない。河津から天城峠を抜けて修善寺梅林など広い範囲で選択肢が存在する。何か買い込むにしても交通費的にお得なのはバスツアー、自由行動好きなら移動だけ3000円からある。食事や○○狩り付きツアーもお得だと思う。そういえばバスツアーに日帰り温泉なんてのが組み込まれてないな。入浴は時間がかかりすぎて無理か。

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| emisaki | 2011-11-15 Tue 07:03 | 熱海::考察 |
熱海の今後をまじめに考える 連載 「熱海市事業仕分け」(後)
 後半は熱海の宣伝、観光事業に関して観光協会と花火大会についてである。 当然、私には知ることができないデータとやらが多いので「言いたい放題」であることは否定しない。だが、利害関係のない客の一人の側面としては正論を書いたつもりである。

 私は2~3年前だが熱海市と国土交通省の資料による観光客数について違いすぎることにびっくりした。熱海市だったと思うのだが、年間400万人とか書かれていたと思う。しかし国土交通省では100万人強という発表である。この違いすぎる値については、伊豆半島へ通過するだけの人達も数に入れてしまってるのではないかと疑問視されてるようだ。
 本当に年間400万人の客がきていたら熱海が悲鳴を上げるか?と疑問が湧くのも当然。これはイナカに空港を作るための利用者数を盛りすぎたのと同じではないかと思ってる。危機的状況だから集客のために花火大会をやるのだが、逆側では盛った人数を出して「これだけお客さんがくるから助成金を出してくれ」と言わんばかりに聞こえてくる...

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<観光協会補助金宣伝行事及び運営費補助金>

 私が熱海に注目するようになって手を付けた部分である。なぜなら、熱海の宣伝やイベントのやり方の不甲斐なさ、古くささを見せつけられたからである。調査グセってのもあるが、無駄を指摘してやれば観光客に還元されるであろうと自分に回ってくると思えば尚更やる気が出た。ですから、かねてより観光にもの申す議員だろうと現地の人間には客の空気が読めてないと指摘してきたのである。当然、自分本位でない調査や情報収集。

 観光協会のウェブサイトは充実している・・・どこが!? 伊豆はどこも酷すぎる。そこと比べてはいけない。毎日のように状況を示してる誰かの個人ブログのほうが情報の伝わり具合としては充実してる。毎日更新のような「あたみニュース」は定型文がぐるぐる回ってるだけでしょ。夏だったら本日のビーチのリアルタイムに近い状況とか、各駐車場の空き状況などなど、客が欲する情報を出しているのでしょうか?

 宣伝活動なのに事後報告が多すぎる。現状としては釣った魚にエサをやるより、各方面にエサを撒きに行くべきである。例をあげると8月に九州の各県で夏祭りの日程がかぶるのだが、観光スタッフおよび観光大使すべては他県に出向いていて自分の県の祭りにはいない。熱海駅前で案内するのは良いが、来ていただくための観光パンフレットが置いてあっても意味がないようなもの。
 宣伝要員なのだから来客した人に宣伝しても意味がない。来客をリピーターとなすべく、おもてなしするのは別の要員でしょう。
 
 九州なら関東から東北で宣伝するより関西を主体としていることは、どこでキャンペーンをやってきたかで明白である。旅費、所要時間より近さが行動に関わってると読み取れる。九州新幹線の全線開通もあって関西方面でのキャンペーンは増えて見えた(実際には東日本大震災の影響でいくつか中止)。
 東京と熱海の関係なら、名古屋と下呂温泉や南知多、大阪なら有馬温泉だと仮定すると、宣伝活動の効果がある場所は限られている。同じところばかり行きたくないが、遠方となると強力な理由が必要でしょう。主要都市間における旅行は多いが、そこから立ち寄りとしては離れすぎている。よって東京近郊での宣伝活動で正しい。
 東北や中部、関西方面での宣伝活動に効果はあるのだろうか?私はたいしてないと考えてる。宿泊者のデータなら簡単にとれるだろう。だが何十倍もの日帰りもしくは通過(立ち寄り)を調べるのは難しい。車ならナンバープレートが手がかりになる。

 平成22年度の支出を見ると県外の宣伝活動が減っていると見える。平成23年度なら中止があるため理解できるが昨年度でなぜ減ってしまったのだろうか?



<花火大会開催補助金>

 主催によって別に考えないといけないようだ。上記「観光協会補助金宣伝行事及び運営費補助金」にも夏の花火大会2回分の費用が書かれており、8月5日と8月22日の2回で約1,638万円(ただし内訳は不明)。熱海市ホテル旅館協同組合連合会の主催によるものだと、単純計算1回あたりの経費が480万円だが、観光協会主催の夏だと1回あたり800万円にも膨らんでいる。熱海温泉ホテル協同組合の春の1回開催は520万円。

 観客数だが夏以外が12000~18000人が、夏季は24000~26000人という発表だが、私の感覚では夏以外は1万人減どころではないと感じてる。サンビーチや親水公園に何度も行ってるが夏でさえ見る場所がないという事態までいかない。更なる集客が必要。宿泊客の大部分が宿の中で見ている事実が確認できていて、それを加算しているのだろうか?

 花火の実施で仮定してみる。宿泊客が5千人増え料金が1万円とすると全体で売り上げ5000万円増。客が少なくても旅館は稼働していることを考えると、これだけ集客できた花火の代金は経費の範囲内か。ちょっと大きく見積もったかな、資料では30~40%が50~60%の稼働率に上がるとのことなので、それでは5千人も増えませんね。私には場当たり対応に見えるから客が一巡したら終わりかと。

開催の曜日、時期というのは、今一度もう少し深く考えるべき
打ち上げる曜日や時間、集客と上手くリンクさせる

 この件は既に指摘済みですね。

 それで開催時間ですが担当者の回答によると、やはり旅館組合が主催とのことで、客のためでもなく旅館本位なだけです。平日の前の夜に開催するのは単に集客力のないホテルの典型として日曜日は宿泊がいないから。これでは宿泊できる人が限られてしまう。休日前は客がいるからって何もしなくてもよい考え方ではリピーターは生まれません。上記、キャンペーン活動についての私の意見で、釣った魚にエサはやらないの表現を間違ってとられそうだが、おもてなしは別だと指摘している。

 伊東の按針祭の花火大会だが、いったい何人の観客が来ると思ってるのか?伊東も何度も花火をやってるが、按針祭の当日だけで熱海の全てを合計したより観客は多い。按針祭花火大会では臨時列車が出て一度には乗れない。熱海ではこがし祭りでさえ、あの人数を見ることがない。
 熱海は分散させたことによって何も目玉がなくなってしまったのだ。これはブランド力の低下を意味する。こがし祭り&大花火大会なるものを提案したいくらいだ。これほど分散してなければ店もいっぱい出るでしょう。現状ではサンビーチあたりにいると、ずっとボーっとしているしかありませんから、どこか出前持ってきてくれと愚痴をつぶやいたくらいである。


今までそうだったから、今後もそうだというふうに聞こえる

 熱海そのものを示すお言葉。 大昔のにぎわいの経営体質から変わってないが、時代は変わり、そして熱海に似合わないリゾートマンションの乱立によって多くの旅館が消え、更なる高齢化の道を選択してしまっても変わらない。
 先日、TBS噂の東京マガジンで湯沢温泉が取り上げられた。マンションの建て替えには80%の同意、解体には100%の同意が必要であって、過疎化、そして相続されても誰も住まず補修もされない危険かつ廃墟が出来上がってしまう可能性。湯沢より遅いが、1980、1990年代台から始まったとすると熱海も遅いだけで同じ運命が待っている。


ビューポイントマップを作ると、その近辺の旅館がうまく機能する気がする

 旅館に見に行けば簡単だが、山の上からの情景と海の防波堤から旅館を重ね合わせれば推測できる。海岸線の建物を除くと、よく見える旅館なんて限定される。景観を殺した海岸線にそびえ立つ異様なマンションなら見やすいでしょう。あとは山の上のほうかな。あたみ百万石なんて最高ですが休館してしまった。かんぽの宿ならいいじゃないかい。でもね、離れすぎなんですよ。個々の旅館が花火が見える部屋と書いていても、海岸線以外の建物では本当のところどう見えるか疑問です。正面のホテルなら確実ですが内側では曖昧にしておきたいのかもしれません。

 宿からでない路上などのビューポイントマップを作ると、それを利用して車で乗り付けてくる連中がいるでしょうし、確率的に不道徳者が存在しますので、私は足で稼いだ観覧場所がいくつもありますが具体的な場所を教える気はありません。全員が騒ぎもしない、ゴミも捨てないという保証がなく、近年は年寄りまで不道徳なので誰も信用できない。現に行き止まりの細い道に車で乗り付けてくる奴がいる。親水公園もサンビーチも余裕がありますので観覧には問題ありません。宿泊者を優遇するなら確実に場所を確保してやるだけでいいでしょう。

 海岸線での花火大会というのは決定的な問題があるのです。それは風。陸地と海の温度差によって風の流れが発生しやすい。海岸線に対して平行に打ち上げるとして逆側は海で行けない。遊覧船という手もありますが、許容度があり利用される確率もかなり低いはず。私は風向きの予報をウェザーニューズ社でチェックしますが、風向きも天気のうちだから一筋縄ではいかない。熱海が使ってる花火はそれほど煙がでないが、風が強いと花火が流れてしまって綺麗に見えない。ちょっとマニアックだが客が知りたい情報はほかにもあるはず。

マンネリ化
 
 これも指摘済みです。 花火の内容のマンネリと、開催を増やすと花火自体がマンネリ化して価値がなくなる。よって開催日を増やしたら客が減るでしょう。これは東京都心部の市民が東京タワーなんていつでもいける→行かないと同じ法則です。希少価値は必要であって、だから回数を多くではなく、20分なんて短い時間に連発しまくりのもったいない打ち上げ方をしないで、本物の花火大会を行えと言っているのです。


評価資料:
  平成23年度 「熱海方式の事業仕分け」
  平成23年度 「熱海方式の事業仕分け」【1日目】実施状況 
  平成23年度 「熱海方式の事業仕分け」【2日目】実施状況 
  平成23年度「熱海方式の事業仕分け」の判定結果を踏まえた市の対応方針について

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| emisaki | 2011-11-13 Sun 01:38 | 熱海::考察 |
熱海の今後をまじめに考える 連載 「熱海市事業仕分け」(前)
 8月の話なのだが東京では知るよしもなく、今月の広報あたみNo.657を通して熱海市事業仕分けの結果を知ることとなった。作業が行われた8月6日、8月28日は多忙な時期であると共に地方に行っていた。しかし、見学したところで何の意味があるかと考えると困ってしまう。現場で突っ込めるわけもない。よって私ができるのは後から結果を支持することと苦言を呈することしかない。

 熱海市のウェブサイトにて、PDF書類として公開されている結果を閲覧することができます。判断するための資料について、この程度で判断されては困る。よって私が個人的に調査または体験してわかる分野だけに絞ることにする...

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 気になる仕分け人だが、市民公募から4名、各分野から選んだ人が6名となっていた。多数決となると大いなる疑問が出るだろう。外部だろうと同業は説明者にはなれても仕分け人に入るのは不適切である。なぜ客観的に分析ができる完全たる外部の人間を入れられないのだろうか?市民もオンブズマンの域に入る分析家なのか普通の生活者なのか何らかの事業に通じてるか、こちらではわからない。最終決定が第三者であっても仕分け人の多数票には大きな影響力があるはずなのだ。そして、馴れ合い、これをぶった切り、最終的に仕分けを実行しないようでは民主党と同じただのパフォーマンスで終わる。

 民間企業ではないから「官の場合は赤字で必要なものはやる」、これ自体は正しいが、赤字という部分に変な体質を感じるのだ。官のする必要な事業は支出して行うのであって赤字など損失表現はおかしい。この「赤字でもいい」「市民の施設」を言い訳にして全国的に不必要な事業に不必要な施設を作りまくり莫大な損失を出してきた。そして直接、間接にしろ天下り先になってきた。このご時世でさえ、あまりにも下らん事業が多すぎる。そして生き死に関わらない娯楽施設等で少数しか利用しないのならば、そのごく一部の市民には泣いていただくのも当然の選択である。

 前に問題提起した姫の沢公園の事業にかかる費用は市役所に行って情報公開請求するまでもなく、熱海市振興公社のサイトに行くと収支の概要は手に入る(平成20年度のもので、最新のは?)。 運営している駐車場の料金が収入源になっているようだが、そうすると姫の沢公園を運営してゆくために駐車料金にはメスが入れられないことになるのではないか?ある市議が駐車料金が高いと利用者に言われたと呈したところで、ここまで遡って考えなくては意味がないし、改善もできない。熱海市振興公社は、姫の沢公園のみならず澤田政廣記念館管理も入ってる。仕分けでは姫の沢自然の家の管理運営事業と澤田政廣記念美術館が別々になっているが、仕分けどころは熱海市振興公社ではないのか。
(※他の資料によると梅園の駐車場収入はこの組織でなく観光協会となっている)



<澤田政廣記念美術館の管理運営事業>

 これは補助金ではなく事業である。収入は入館料と物販だが事業費の1~2割を補填する程度。公開期間を冬期のみに絞ることをお奨めしたい(条例第5条の改正)。

 2011年1月(平成22年度 第4四半期)から梅園の有料化と入館が一体化したので来場者が増えた。これは別枠なら入館しないを意味してる。梅園のついでに入って爆発的に入館者が増えただけ。混雑も狭いから当たり前。だからと言って広くする必要もないでしょう。他の補助金の額などからして事業費が大きすぎる。あの展示品で定常的な集客が考えられるとは思えません。

 私は梅園に何十回も行っており、中山晋平記念館、韓国庭園と梅園と同調する部分があるが、あの場所には“異様”に見える澤田政廣記念美術館にも行ったことはあるが美術品自体に関してはわかりません。熱海での賃貸料やら、その資金がどこから出ているのかを考えると、常設はいらないと判断するしかない。さんざん熱海の温泉街として文化を潰してきた連中がこれを展示公開しなければいけない意味がわからない。他にお金が回らなくてもいいか市民は納得しているのだろうか?
(※熱海は既に統制の取れてない建築物が混ざっており異様という表現が正しいかどうか)

 MOA美術館に展示をお願いする考えは良い。ようするに全面的な移行によって保管と展示委託費は事業費を劇的に削減するはずである。現在の場所を借りるでは大幅削減はあり得ない。施設の買い取りに応じてもらえないようだが、熱海市梅園町の土地評価額と実取引価格からしても1億5千万円は高い。いろいろ庁舎の移転計画もあるようだが、そのあたりの建物に同居したほうが安そうだが。


梅園での滞在時間を延ばすことで食事や宿泊など、市内消費が見込める

 これも問題提起済みです。現在の状況下で、こんなことはほとんど考えられません。客が寄ってくれるのは熱海駅前がいいところです。行かせようと考えても、行きたいと思う魅力的なものは? 実のところ行かせようとする仕組みもない。梅園から観光バスは帰路、そして路線バスの客は熱海駅に直行である。行きたくなる場所を作れが自ずと足は向く。買い物は観光バスが駐車できる空間がある小田原の店というのが定番です。熱海にはそのような売店がありませんし、作れそうな土地もありません。

 意見の前提としては梅園から熱海駅行きのバスに何度も乗車しているからである。それで言えるのが、梅園からの客は途中で誰も降りないこと。お前も熱海駅に直行か!と言われてしまうが、私は梅園や熱海駅のコインロッカーのお得意様である。重たい荷物を出し入れするために、わざわざ熱海駅を経由してる。高低差がありすぎるから荷物を持ったままでは動きにくいが理由。

 入園料の有料化で観光バスの立ち寄りが減ってしまったのは、今まで梅園が無料だから都合がよいように使われていただけにすぎず、立ち寄り程度な観光バスの客が莫大な利益を生み販売店に立ち寄るとは考えにくい。確率的に利用者はいるが「費用対効果」はよくない。

 観光バスの立ち寄り客にとって梅園は主目的地ではない。河津の観光バスも修善寺を抜けるコースまたは伊豆スカイラインからターンパイクを通って小田原へ抜けるので、熱海を通過しないのばかりである。

 例えば、東京から来た修善寺方面の観光バスは三島をバイパスする東駿河湾環状道路が下田街道まで接続完成すれば東名高速に入るのが楽になる。東名高速静岡方面から東駿河湾環状道路、そして国道1号線と抜けるのに有利であるが、熱海へは既存の道路であってメリットがない。早く通り抜けて帰れるとなると、むしろ道路完成はデメリットである。すんなり東名高速に入れるなら、熱海・真鶴道路から小田原厚木道路通って東名高速なんて休日の帰りなら混雑でイヤですから。
(※いくつかの観光バス会社の東京から河津桜または修善寺のコースを調査してみた)

 入館者数が示すよう、梅園のついででしか入館する客がいないも同然の美術館に大金を投入するより、もっとやることがあるでしょう。収益を上げると考えても、都心部と絶対的な人数が違うのですから無理と考えるのが妥当です。熱海市の実状がわかっていながら年間3千万円以上の税金投入をしても公開しないといけないのでしょうか?後半の話も澤田政廣記念美術館の関与でなく、99.9%梅園が集客能力を持っているだろう。



<湯~遊~バス運行事業>

 観光事業なので移動手段を作るために経費という考え方もあるだろう。だが観光地であったとしても、臨時の観光バスか、タクシーでないと行けない場所は多く存在してる。住民だって。日本中の観光地と比較して非常に狭い範囲である熱海市において、無期限の全額損失補填付きはとんでもない。

 廃線を念頭に置くべきで、本当に必要かから考え直すべき。 これがあっても、なくても熱海へ観光に来るかは大きく関係しないので観光客を理由にするのはやめて欲しい。もし、この事業ではなく観光客のことを本当に考えているなら優先順位として湯~遊~バスではない。

 私は十数年のブランクを経て熱海観光に戻ってきた当初に2度だけ利用した。たった2回で何を言うではなく、それだけで800円も払う価値がないと悟ったのである。グループ旅行では湯~遊~バスより明らかに本数が多い通常の路線バスの組み合わせと、タクシーで十分に採算が合うし、早く到着する。そして2ドア車両ではないため途中の停留所で乗り降りに時間がかかる。

 回遊ルートについてだが、お宮の松・マリンスパ・ハーブ&ローズガーデン・起雲閣・梅園・来宮神社・MOA美術館・伊豆山神社前など主要観光地は既存の路線バスで行くことができます。熱海城には直接バスで行けませんがロープウェイがある。ご老人や車いすの方々の移動手段にはならないことも付け加えておく。その方々はタクシーしかないので、バスの利用者はそこそこ以上に動ける人達である。

 認知度が低いのは湯~遊~バスといういかバスそのものである。現在、熱海駅のバス停は改装中なので今までの事で語ると、路線と行き先の関係が全くわからない状態だった。バスの行き先が具体的な名称ならわかるが、どこかの地名ではわからない。 これを解決するには地図に準じた路線図が必要。私は東海バスのサイトを見て知ったが、伊豆箱根バスの路線もあるために統合された案内板が必要。この路線を教えなければ、梅園の後に立ち寄ろうにも立ち寄れないではないか。
 以前書いたが、仲見世通り商店街(熱海駅改札を出て右手に2つある商店街の左側)を抜けた信号のある交差点の先にある階段の途中で、お宮の松はどう行くだとか、熱海駅はどっちと何度か尋ねられた事があるように、急な上り下りに蛇行する道を歩いていることはバスが知られてないと思ったわけだ。

 客数減、「赤字でも必要なものはやる」に繋がってくる役人らしい考え方だと一人でも利用者がいればやめられない。結局、役人は1つでもクレームが怖い。愛知県日進市で福島の花火が中止に追いやられたのと同じである。こちらを立れば、あちらが立たずと向き合わなければいけない。

 観光客のためっても事業支出として優先順位はもっと低いと考えます。客が多くて困ったら対応してください。現状はタクシーを含めて過剰です。規制緩和に伴って発生した全国的にもあるタクシーの問題、法律違反の客待ち行為問題は既に書いた。過剰な台数による収益低下は自由競争によるものであって役所が関知するところではないが、民間ではないバス事業への関与はいかがなものか。




<FM熱海湯河原広報業務委託料>

 この業務委託料を年間番組枠の購入費、スポンサーと考えれば年間約1200万円は妥当な水準にみえる。東京都とTOKYO MXテレビでの番組の関係と同じなのでわかりやすいが、視聴側のラジオの設備を考えるとテレビより更に知名度は下がる。高齢化が進んだ状況として、携帯電話は普及したが、パソコンやスマートフォンの所有(使用)率は劇的に下がると考えるのが普通であってインターネットを通じて聞けるとは考えにくい。更に災害時に携帯電話が活躍しても東日本大震災クラスで東海地震が発生した場合、充電なしに携帯電話類が長期的に使用できるとは思えない。東日本大震災でもFM放送が役に立ったのは災害が発生した後でしかない。

 災害発生時には防災無線による呼びかけが一番であって、FM放送が役立つことはないだろう。過去の携帯電話にはアナログテレビ放送を受信する機能があり、この関係でFM放送も受信可能であったが、地上デジタル放送と共にワンセグとなり、そのような電話機はなくなってしまった。先日、フジテレビの「新・週刊フジテレビ批評」にてラジオのデジタル化が言われたが、その通りであってワンセグ放送の環境でも受信できたら大きな意味を持つ。災害後には活躍したが、防災での必要性を語るほどではないだろう。FMラジオ、誰が所有しているか?から始めるべきだ。

 放送料としては妥当と書いたが、これほどの費用が広報に必要かという点においては全く別である。何%がFM放送、そしてこの番組を聞いているのか?各世帯に印刷物として配布したほうが確実であって安上がりであろう。私の現状知識として熱海の世帯数と印刷費用が算出できないため疑問でしかない。などの点も踏まえて、東日本大震災でFMラジオが活躍したから必要だって話を声を大にして言うのは正しくない。避難した人達が多くがFMラジオを所有していない限り、災害発生後の対応として準備されていれば手段は限定されない。

 周辺の放送局と共同で番組制作を行うのはローカル局がよくやってるパターン。テレビもラジオも東京キー局は強力なため番組連携などしないが、ローカル局は各局の制作をネットし合っている。例えば、テレビ神奈川・千葉テレビ・テレビ埼玉が朝、昼、夕の番組を個々に担当している。尚、放送局として経営の効率化は広報の委託料とは関係がない。
 「質疑要旨」の資料からすると仕分け人の質問がおかしい。あの言い分では、熱海市が筆頭株主である点で放送局自体の経営の話から始める必要があり「広報業務委託料」という枠組みではない。経営自体に口を出すなら題材を「FM熱海湯河原」が必要かまで拡大して論ずるべきである。



<熱海市シルバー人材センターへの補助金>

 熱海市としては語れないが、私が現実として知ってる事を書くとすると、定年で辞めた技術者(プロフェッショナル)が在籍していて、依頼によってその人がやってくるのかと思ってたら、実際にやってきたのは素人以下であったと。そして私も目の当たりにしている。うちの親がそうだと信じて依頼したのだが、たかが換気扇の掃除で配線を切られ、掃除の能力も便利屋の足下にも及ばないと。更に配線を切って呼ばれた街の電気屋も修理できず程度が低すぎた。そこで私が呼ばれ仕事ではなく趣味の線上でチョチョイと直すという有様です。この件があってから似た事例を多く知ることとなったのです。

 テレビで紹介されるような、どこかで定期的に行われてるオモチャの修理屋みたいに、元からその業種の“本物のプロ”とやらの大部分は人材センターなどには登録せず、表に出てこないか、ボランティアとして動いていることが多いと感じている。おしくも定年したが能力がある人達が動いているか大いなる疑問だ。
 私は学生時代に学校帰りにできることで企業が入ってるビルの清掃バイトを長くしていた。その経験から語れるのが、たかが掃除、誰でもできるとナメてもらっては困るのです。

 シルバー人材センターと無関係だろうが、湯~遊~バスに乗車していたボランティアガイトが話した内容の間違えを客の爺さんが怒って指摘するという場面に遭遇した。ボランティアだからっていい加減では困る。低賃金、無償なら誰でもいいは間違ってる。生活費あるのに生きがいとしてやられてるのと、高齢者の低所得を同じ枠組みで考えていいのか?資料では具体的な流れが全くわかりません。

 シルバー人材センターからだと思われる警備員がイベント(まつり、花火)で働いているのには良い印象を持っています。もみじまつり期間にいる人達も気さくです。しかし事件、事故が発生したときの対応能力まではわからないのです。事業仕分け問題ですから甘い考えは捨てて意見書きます。

評価資料:
  平成23年度 「熱海方式の事業仕分け」
  平成23年度 「熱海方式の事業仕分け」【1日目】実施状況 
  平成23年度 「熱海方式の事業仕分け」【2日目】実施状況 
  平成23年度「熱海方式の事業仕分け」の判定結果を踏まえた市の対応方針について

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| emisaki | 2011-11-11 Fri 08:11 | 熱海::考察 |