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ぶろぐん

予約サイトとビジネスホテルの利用考察(2)
意味ある統計と意味がない統計

 統計は平均化すると役に立たなくなることがある。だから場合によってはデータから反対な結論を言っても矛盾はしていない。ところが、現実を見ない駄目な経営者は状況を考慮せず数字(統計データ)でのみ対処するから事の本質が見えない。

 素人がフランチャイズ店を経営して動きすら見てないと起きやすい。何も経営学など学んでいる必要はなく、日頃から客をやってるんだから理解できるのだが、なぜか経営すると客のことが見えなくなる。まるで子が親になると子のことが見えなくなるように...

 役所の仕事が“お役所仕事”と言われるゆえんでもあるが、宿の稼働率とは平均化されたものである。よって100%を超える値は全て切り捨てられてしまって計算されていない。東大のバカって週刊誌が作った言葉があるように特定範囲内の高性能人間は俯瞰して物事を見る能力がなくなってる。

 以前、宿の数を調べていたときびっくりしたのが客が増えてるとか報道されているのに減少していたのだ!最新データは発表されてないので知らないが東京や大阪では建設が進むホテルを見てきてる。どこで廃業してるとか詳細を知ることができないため、どのような宿が消えてゆくのか不明。そういえば伊豆では河津七滝の大滝を抱える天城荘が倒産し民事再生法の道を選んだ(伊豆新聞 2017年3月23日)。小さいところだとこっそり消えてきている。


 客から見てシャッター通り商店街は当然の結末だと思う。三人寄れば文殊の知恵ってことわざがあるが、個人経営者では個別の能力差で生き死にが決まってくる。熱海がV字回復と報道されたときも私はそれを熱海のチカラじゃないと書いた(山田氏周辺とマスコミのチカラ)。バブルは経営者の能力ではないので、先が続くかどうかは駄目な点に気づいて改善しているか、時代と共に変わる客の意向を汲み取った経営をしているかにかかってる。

   事態は刻々と変わっているのです 今年はYESでも来年はNOかもしれない

急な社会情勢や災害と誰も予測できないことは除き、コンピューターの世界で言われた今日のYESは明日はNOかも知れないに比べたら格段に考える時間はある。それすら怠っている宿が多い。


 来日観光客が増えて何年も前から起きているのが、大阪、京都、奈良のホテルが足りなくなって周辺の県に流れていることである(奈良県は宿が少ない)。マスコミが外国人観光客と騒ぐ前から僕らも周辺のホテルへ逃げることは対応していることで、10年以上前なら大都市圏でも探せたが数年前から土日(チェックイン金土)では難しくなってる。最初の役に立たない統計に戻るが、その漏れ出した人数がどうなっているかを知らなくては、いい加減なデータでしかないのである。

 都市部または観光地のホテル旅館の価格高騰からバスなど“足”がある場合には空きありなしに関係なくボッタクリ状態を避けるため宿泊地が周辺県に流れている。自家用車でない日本人の単体グループの場合は考えることは同じだから線路沿いとなり観光シーズンには取り合いになってるのか空きがなくなる。

 客として駅から遠いとか、目的地に遠いのはお断りしたいことであるが、客を呼びたい僻地にとってはヒントともなるでしょう。私の場合は交通費、時間、疲労度など総合的に判断して決めている。目的地に近くても駅から離れてればタクシーとなり遠い駅の駅前の宿より不便になる。

 行き当たりばったりの旅番組でよくある「特別に送迎」ならそんな宿は自家用車以外では使い物にならないことを示している。地方で駐車料1日200円の看板を見る一方、都会のコインパーキングは10~20分100円となり月極では地方の小さいアパート家賃くらいでマジな都心なら月極7~8万円になってしまう。若者の車離れと同時に公共交通の便利な都会で自家用車はものすごい負担となる。利用頻度から計算すると激安ショップにタクシーで買い物に行っても自家用車を持つよりお得。そういう客のことを知る必要がある。

シャッター通り商店街が市場調査を怠って自らの程度の低さに気づかぬまま潰れるように、
個人経営者ほど自分のホテルの範囲から外を見てないのが多すぎる。
| emisaki | 2017-06-16 Fri 18:34 | comments (0) | 旅・散策と行事::考察・批評 |
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