2017-07-07 Fri
バリアフリー、外国のほうが進んでると思ってるのは意識であったり広大な土地が問題を起こしにくくしているだけで、横断歩道だの駅の階段の昇降機など日本のほうが進んでいるとの話も外国人の掲示板では多く目にするようになった。書いてる彼らの国名はわかるが、詳細まではわからないので参考程度だが有名な都市の名前も出てくるので意識が低いだけで設備は日本のほうが整ってるのは真実かもしれない。だが日本において都市と過疎化した地域ではコストパーフォーマンスが何桁も違っている。役所としても税収の違い、民業となればなおさら過疎地で対応は難しくなる。日本の地形上から丘陵地など無理なことは無理だと認めなければならない事もある。
そもそも日本家屋からして玄関から引き戸、靴を脱ぐしきたりからくる段差は必然であるから玄関からバリアフリーだと外国のように平らではなく坂(スロープ)構造が必須となっている。よって平地なのにわざわざ段差がつけられているのである...
病院が参考になるかと思いきや、新しい病院じゃないと強引な作りになっており、病院内でも車イスや担架で怖い急な坂があったり、病院の建物(敷地)は階段じゃなく坂になっていても前の道と段差があるところがある。
道路は病院の敷地ではないから都道府県市町村の管理。「民と官における縦割り」とでも言うか、病院であっても配慮ある作りにはならないのである。よって鉄板など勝手か許可とってか知らないが置くことになるから道路側の通行の妨げとなる。一般住居でもだが間抜けな設計ばっかり。
・行政対応
以前、テレビで盲目の方は情報がないため自分たちでルートを作り出すしかないと言ってた。それは当然と言えば当然で個別対応するしかないからだ。行政が可能だとしても最寄り駅からを示すのが限界でしょう。
労力と時間がないので日本中の役所の対応まで調べられないが、適当に拾って調べてみると対応は役所によってまちまちのようだ。自己中にならないで民主主義的に優先順位があることは認めなければならない。物理的なことでエレベーター設置や階段から坂にする工事は簡単には無理でも地図で状況を示すことくらいはしろと思うわけ。
施設の説明に車イスで入れるかが書いてあっても周辺の状況は書かれてはいないのだ。車イスで入れるトイレはあると示されていても前に駐車場はないとかが当たり前で知ることはできない。Googleストリートビューがあればそれで見たほうがよいが、よほどの場所じゃないと施設内は入れず不明だ。
お役所仕事の場合、管轄が違うから縦割りってのは当たり前にあることだが、管轄が同じでも工事が違えば関連性を考えない。だから「スロープつくれば文句ないだろ」って設計ミスばかり目立つ。駐車場から延々と遠回りしないと行けないところは意外と多い。階段ある通路ですら「ここに作ればいいじゃん」って思うが、人の流れを考えずに設計するからだ。
私は足を痛めた期間と老人に関わったときに気づいたのだが通常は全く気づかない。白内障体験眼鏡とか妊婦体験する用具があるように立場にならないとわからないわけだ。なかなか世間は責められないが役所や客商売の企業は違うだろ。そこがボケていては話にならない。
私がよく知る場所の問題。自転車すら走ってない坂道ばっかりなのだから車イスの方が一人で移動できるはずもない。そこを文句付けるのは厳しすぎるわけで、問題は移動が多く考えられる場所や平地でである。例えば駅の改札口を出てバスの停留所へ行く場合に坂道となるのだが、屋根の支柱が手すりより内側に設置されており手すりが使えない状態だ。海岸沿いの公園となるスロープの作り方が下手なんだ。
それは東京でもよく見るボケた構造で、カーブつけた手すりにしないなどケチるとなるのかもしれない。どうせ支柱が立ってるなら前後は通路として死んだ空間なので最初から支柱と手すりの設置位置が逆なんだ。
屋根の支柱自体に歩行者用の手すりを付けるなど一体感がないのは、これも縦割りの一環で業者が別だからだろ。土地がない、狭すぎるってのもあるが、加えて設計ミスが多すぎる。建築としてド素人とまでは言わないが素人の俺が即座に気づくようなのが多い。
見た目を優先に加えて、健常者が設計するからだ。あのぉ~健常者に手すりは必要ないんですえどぉ~。呆れすぎて東大でもハーバード卒でもいいから幼稚園からやりなおせって言いたくなる。だいたいお役所脳って学業として国語算数理科社会と平均的より高く部品としては高性能なくせに、全体的な仕切り能力としては、てんで駄目。見渡す能力、細かいところを見る能力が欠落状態だ。
・観光の対応
ほぼ民業となるため書いてあっても自分のところのみだが、宿だと組合で表示しているときがあった。ただし対応内容については個別の宿によるもので、いちいち問い合わせないとわからない状況である。ウェブサイトで判断できるまでの情報は出していない。
古い旅館だと無理だとか、介助人がいれば部屋まではお手伝い可能だとか個別に書かれていることもあるが、それなりの宿じゃないと何も書いてない可能性が高い(独自ウェブサイトがある宿を適当に拾って見ての調査)。
全国総合的に見ると、ほとんどの観光協会は情報として扱ってない。
真っ当なほうと言えば、奈良市観光協会では、施設全体バリアフリー/駐車場/車椅子対応トイレ/スロープ/エレベーター/段差/階段の有無など数十の施設が示されていた。だが、詳細についてが少ないのがもったいない感じがしたし2010年から更新されていない。
知ってる側が作るから思い込みで当たり前だと書かないことが多いと感じられるが、寺など段差で奥までは入れない/段差がなくても石畳や砂利道だとか難がある等々、肝心な部分がわからない。そんなものは健常者であっても車イスに乗ってみればわかるから、やればいいだけの話。加えて、坂がある、階段があるっても斜度や規模が全く書かれてないのである。せっかく書いているのに、もったいなさすぎる。
あしもとが悪いとう点では車イスが必須じゃない高齢者にも関わる問題である。
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