2017-08-09 Wed
PIXEL Wireless Timer Remote ControlerTW-283 (ニコン 10ピン端子機種用)
購入日 2017年8月7日 (到着日)
購入額 4100円 amazon通信販売
電源 別売 単四電池 計4本必要
推定対応機種 Nikon F5, F6, F90, F90X, F100, D1, D1X, D2, D2H, D2Hs, D2X, D2Xs, D3, D3X, D3s, D4, D4s, D5, D100 + MB-D100, D200, D300, D300s, D500, D800, D800E, D810, D810A / FUJIFILM S3Pro, S5Pro / Kodak DCS-14n.
機種別ケーブルで他の機種、別のメーカーの多くに対応している。
受信機側は思い込みで電池を入れないように。
受信機の電池を入れる方向には注意が必要。お決まりとなってるバネ側がマイナスとなっておらず片方は逆になってる。電池を奥にまで差し込むようになってるからパネを電池のマイナス側にすると電池の出し入れができなくなってしまうからでしょう。薄くて見えにくいが中に電池の方向の刻印がある。
あちらの商品は製造時期によって黙って仕様が変わるので大変だ。今回も写真と異なりケーブルが短いものとなっていたため有線で使うのが困難となった。無線で使う場合は短いほうがいいからね。長さは30cmくらい。
延長は容易く直径3.5ミリのステレオミニプラグのため手持ちのイヤホン用の延長ケーブルによって延ばすことができた。無線でも人間としてタイムラグは感じない。
カメラに装着したところ。両方ともケーブルが左側に出るため少し空間が必要。別にアクセサリーシュー(ホッとシュー)に装着する必要はないからストロボを付けても使える。他機種のリモート端子と違って不用意に外れないネジ込み式だけに、ぶつける、引っかけるには注意したい。
当たり前だが同じ端子を使う機器とは共存できない。10ピン端子系だとGPSは使えない。当たり前だがリモート関連端子は当時に使えないってこと。
他社の無電池式リモートレリーズ(国内写真製品メーカー扱い中国製)を使ったことがあるが、その作りよりは格段に良く10ピン端子への装着も楽だった。
2017年8月5日時点の販売価格は
・有線式 ケーブル直付けの旧型は1800円程度
・有線式 ケーブル交換可能な新型は2850円程度
・無線 有線両用 ケーブル交換可能 4100~5400円(欧州、米国だと円換算3000円で売られてた)
形状からして製造元は1つと思われるが販売店名が異なるバージョンがある典型的な中国のパターン。特別仕様があるのはごく希で、この製品では見つけてない。販売会社のロゴマークが違うくらい。
特定機種用が販売されてなくてもケーブルが売られていれば使用できる可能性があるが、電気特性が異なれば壊す可能性があるため保証できる話ではない。販売ページにケーブル交換で別の機種でも使えると書いてあったが説明書には書いてない。とりあえず使えるってことだろうが厳密に安全かどうかは不明。この制御機器側はどの機種だとかわかってなく、導通させてのレリーズ動作くらいの単純機構で制御しているだけでしょう。それなら昔ながらで各メーカー統一だから問題ないか。
BLUBのときは純正の赤外線リモコンと同じで1度目でシャッター開き、2度目でシャッターが閉じるようになっており、押しっぱなしにして離す動作じゃないところが戸惑う。カメラを見てないと知らないうちに逆になる可能性がある。特に電波障害が発生するような距離は危険。
取扱説明書は中国語と英語のみ。初歩的なことが半分で動作説明が少なく難解。タイマー部分の DELAY / LONG / REPEAT / INTERVAL (表示はINTVL) / N1 / N2 と、何じゃこりは!?
取扱説明書をDTPソフトを駆使して作ったことがある私から言わせると間抜けな説明法をしていて、異なる動作なのに同じ秒数を使って例にしているため現実的な動作をつかめないようにしている。DELAY、 INTERVAL、REPEAT が同じ5秒、N1、N2が共に2回だから同じ波形が繰り返されることになり直感的に受け取れない。
「待ち時間(INTVL)+露光時間(LONG)」を1組としてN1回数をN2回数繰り返すのだが、INTVLに相当する部分が初回のみDELAY時間となり、N1サイクルが終わってN2が2以上の場合に次のN1サイクルに入るときの始めの待ち時間だけREPEATとなる。説明をするほうが大変なので、0秒設定も可能にして INTVL+LONG は1組に固定とか解りやすくすればいいのに。
解りにくくなるから条件分岐とか入れてないが、だいたい
wait(DELAY); { loop(N2){ loop(N1){ wait(INTVL); exposure(LONG); }; wait(REPEAT); }; };
こんな感じの動作だったほうが説明はしやすい。
【手動操作】 ※ リモコンとカメラで違う状態も含む
送信機「単写」, カメラ側「S 単写」 → シャッター押すごと1枚
送信機「単写」, カメラ側「CH 連写」 → シャッターボタン押すごと2枚
送信機「連写」, カメラ側「S 単写」 → ボタン押すごと1枚
送信機「連写」, カメラ側「CH 連写」 → ボタン押してる限り連写
送信機「BULB」, カメラ側「S 単写」 → ボタン押すごと1枚
送信機「BULB」, カメラ側「CH 連写」 → ボタンちょい押しで1枚
送信機「BULB」, カメラ側「CH 連写」 → ボタン長押し連写ロック、再度押して停止
送信機「BULB」, カメラ側「BLUB」 → ボタン押してシャッター開き、長押しで固定、再押しで閉じ
送信機「セルフタイマー」, カメラ側「S 単写」 → 設定秒数後に撮影を指定回数繰り返す
送信機「セルフタイマー」, カメラ側「CH 連写」 → 設定秒数後に2枚撮影を指定回数繰り返す
カメラ側が連写モードのときに2枚シャッターが切れるのはシャッターを押す信号の長さによるものだと考えられるため、CL(低速連写)モードや連写速度の設定次第では枚数が変わる可能性がある。このときは送信機(コントローラー)とカメラの設定が異なってるため動作保証外。
【インターバルタイマー動作】
DELAY 動作が開始されるまでの待ち時間 0秒~99時間59分59秒 1回の動作で1度実行
LONG 露光時間 0秒~99時間59分59秒
INTERVAL 次の露光までの間隔 1秒~99時間59分59秒
N1 1~99回
REPEAT N1とN2動作の間隔 1秒~99時間59分59秒
N2 1~99回、「--」が無限
LONGの設定を1秒とすると、カメラ側の撮影モードが Sモード 単写の場合は1枚、CL / CHモードなど連写の場合は設定時間内で撮れる限り撮影しまくる。ブラケットモードの場合はカメラ側を連写にすれば設定枚数が撮影されるが時間内に収まらない場合には動作が狂うので注意が必要、連写モードでもLONG=0秒だと1枚しか撮影しない。Blubに設定の場合はLONGで設定した秒数の露光が行われる。
INTERVALが2秒以上の場合は露光の2秒前に半押しAE/AF駆動するが、それ以外の場合は即時の模様。1秒1コマにするためLONG=0, INTERVAL=1にしてオートフォーカスが迷って時間を過ぎると撮影コマ数が減る。そのようにインターバルタイマーを使う場合はカメラ側の設定によっては動作時間が狂ってくる。制御機器側はカメラの動作を認識してない。通常はないが夜間撮影とかで待ち時間が露光時間より短いと設定と実際の撮影枚数や間隔が違ってしまう。
案の定、LONG=1秒、INTERVAL=2秒、N1=3回、REPEAT=3秒、N2=3回で、カメラ側を Mモード5秒にしておくとカメラ側の通り5秒間 露光するため撮影枚数は3枚と狂う。露光時間の設定内に収まっていれば9コマ撮影されるはず。考えて設定しないと思い通りにはならない。
【時計の精度】
10分で0.2秒、30分間で0.3秒、60分でで0.5秒ほど進んだ(測定誤差を含む)。比較対象は原子時計に接続されたインターネット時計で計測時間中の誤差は0.01秒以下。半導体のタイマーでしょうが、それだと付加部品の精度や温度で差がでそうだ。
誤差の発生が初期であることから長時間で狂いは少ないが、短時間では狂いが蓄積してくる可能性が出た。1時間に1枚より1秒ごと3600枚のほうが同じ1時間後に誤差が大きくなりそう。
1000円でクォーツ腕時計が売られてるくらいだから商品全体から考える精度としては普通ってことじゃないかな。撮影用としては誤差の範囲で精度は高いと言える。
ニコンの上級機に内蔵のインターバルタイマーも以前は時間超過が発生してしまっても待つように設定されていたのだが、D810で試したところ1秒間隔1枚10回と設定して、実際に5秒の露光が必要だった場合は設定にて長秒時ノイズ低減(ノイズ除去処理)が加わったら1枚しか撮影されずに終了した。
ようするに撮影枚数優先から時間優先に変わっていたわけ。PとかAモードでシャッタースピードが不定の場合には注意が必要だった。
カメラにインターバルタイマーが搭載(内蔵)されているかはニコンの説明ページでは判断できないし仕様書にも非掲載だ。公開されてたら取扱説明書をダウンロードして機能を調べる必要がある。どのメーカーも動作の詳細は記載されてないのが現状だ。
無線
受信機側の設定は電源を入れてから電源ボタンと照明ボタンの同時押しをして点滅したらチャンネル変更が可能になり、それぞれのボタンが+-に変わる。設定後はまた2つのボタンを同時押し。設定可能は30チャンネル。混信を避ける目的、30系統まで別に制御可能。
不明点、空中線電力によっては免許不要なのだが送信出力はわからないし許可マークは無である。80メートルくらいまでとの記載だし小型電池と駆動時間から出力は低いと思われるが、昔の知識だが無免許は10mW以下だよね。日本で売ってるからって信用できないから怖い。800MHz帯のBチャンネルマイクは無免許で使えるから送信出力が弱くて受信に苦労したのを思い出すとデジタル処理だとして2.4GHzで80メートルも飛ぶんだろうか? 野生動物に見つからず撮ることもないので使うとしても離れて数メートルかな。
自宅(木造)の1階と2階に離れ、部屋を移動して何回か行ったが全くシャッターは切れなかった。直進性が強くなる高周波の2.4GHzってこともあるが、これはかなり小電力みたいだ。
純正品の「ワイヤレスリモートコントローラーセット WR-10」の通信可能距離は20メートル。
過去と未来
近くに似た商品を持ってる人が誰もいないため混信のテストはできないが、東京の住宅密度だと近所の家で同じチャンネルに設定してたら動いてしまうかも。屋外でビデオカメラの赤外線リモコンが使いにくくなったのはチャンネル(ID)設定がなくなって自分のリモコンで他人のカメラまたはその逆の可能性があるから。
一時、ハンディカムにてソニーで言うところのリモコンコード4でID設定を行い混信を避ける製品を出したが、すぐにやめてしまって以後はリモコンコードの変更すら不可能になってしまった。初期設定のまま使って学校の運動会とか集団行事なんかで親御さんの家電博覧会になるとリモコンを使うなんて大迷惑でしかなかった。
赤外線など従来のリモコンに拘る奴がいるが、固有機器設定がないリモコンは大迷惑なのだ!
長らく放置されたが解決策はスマホの普及でNFC(近距離無線通信)機能があるカメラを混信を気にせず無線制御できるようになったこと。私が使ってるビデオカメラにはNFC機能が付いてるし、デジタル一眼レフカメラにも下のほうの機種から搭載されてきてるがデータの転送機能があるが、カメラ制御に関しては進んでいない。NFCで認証後に通常Wi-Fi通信となればミラーレスカメラなどで映像を見ながら遠隔操作で各種設定を変更してシャッターを切ることも可能だが、大々的に宣伝してないことから現状ではたいした機能がないと思われる。
光学式ファインダーで行うために小型ビデオカメラを取り付け、映像を無線で飛ばして見る製品があった。それと無線リモコンを組み合わせて遠隔操作なので今後は一体化してゆくと思われる。それが実現するまで隙間の期間に何らか製品がでてくるのだろうか?
カメラに内蔵しようにも必要性、部品代(価格)、実現性(性能、電力)があるからどうかな。
カメラ業界って長らく閉鎖的で制御端子の仕様なんて全く表に出てこなかったですからね。外国で解析されて勝手にリモコンが発売されてきて、そこまで制御できるんだって思ったのに、どこのメーカーからも純正品を発売してくれない酷い有様。だからサードパーティーの商品って機能を追加するばかりか売り上げにも貢献してるのを本家メーカーは理解しているのか、してないのか? 開発と流通で儲けがでないなら他社に任せれば良いわけで、門を閉ざすなと。相当昔だがソニーが LANC として制御プロトコルを公開して、以後にどれだけ業界で使われたことかと。端子が変わったが今でも使われてるよ。
・送信機オートパワーオフ機能あり。受信機にはないので待機時間が送信機より短い
・照明あり 1度押すと5秒くらい点灯 つけっぱなしにはできない
・電池がなくなると何もできない。有線式としても単四電池2本は必要
・電源スイッチあり。物理的じゃなく電子式のため待機電力がかかる
・買ったばかりだからシャッタースイッチの耐久性を語れるのは何年後かになる
・電子音はなくなった (旧機種から不必要と鳴り方が意味不明で止めてた)
旧型は液晶画面に電池マークがあり電池切れを示していた。電池切れ(電池入れず)してもシャッターボタンは使え、ひと夏の花火大会でそのまま使えたほど早く表示が出るようだ。ようするに電圧を見てる程度だと思うため電池によっては正しく表示されなかった。
現行品は液晶に音符マークはあるが使えなくなっており、電池マークもないから電池残量は不明。送信機が1000時間、受信機が400時間と説明書に書いてあるのみ。電池が切れると使えなくなるだけに旧製品より恐ろしいことになった。
それって電池式のマイク(マイクロフォン)の恐怖の再来である。家庭用ビデオカメラなんだかだとプラグインパワーだが、単体のマイクだと内部または外部供給だ。ワイヤレスマイクなんかだと電池残量がわからないものが多く、仕事として使っている人たちも安全性のため常に新品で使い捨て状態となり実にもったいないと話しているのを聞いたことがある。
技術的に言えば、エレクトレット コンデンサーマイクなんて非常に低消費電力だから電池があるのを知らせるのにLEDなんて付けたら、そのLEDを点灯するためにマイクとして必要な電力の何桁も上の電力を消費してしまう。比較対象によってはLEDを点灯させることすら電力を食い過ぎなわけ。
本製品の場合は電波の送受信に電力を食うわけだが、受信機側はLEDを点滅し続ける。そのLEDは半押し、全押しで点灯と色が変わるわけだから点滅している必要はないでしょう。遠く離れた場所から確認するほど電波が届かないんですからね。
以前、あちらの国にプログラム開発を発注したことがあるのだが、早いことは早い。だが、バグだらけで何度指示しても修正しない。百回言って1割修正されれば良いほうだった。
【バグ】 (現在、見つけている部分のみ)
実は既にバグらしきものを見つけてる。 アホかって思う。
BLUBモードでシャッターボタンを押し赤LEDが点灯した瞬間 00:00'01"
あるべく1秒間がない!
【有線式 旧タイプ】 ニコンのリモートコードMC-36A模倣品だが写真はキヤノン用
これを買ったときに報告したが、別の商品よりはボタンの耐久性が良いものの、使用頻度にもよるが花火大会で使ってると2~3年で反応が悪くなってきた。専門用語で言う「チャタリング」が発生。
当初は軽めに押していればよかったものを使い込むと強く押してないとダメになった。使い捨てと割り切って買う。良いと思ったら個人的に在庫しておくのがよいかも。有線式でも新しいのは電池なしでは動かなくなりましたからね。
個人的にインターバルタイマーはどうでもよくてレリーズだけでよい。新型は電池なしではなにもできないが、旧型は電池なしでもレリーズだけは動作するところがよい。よってBLUBを使う花火大会は旧型を買ったほうがよい。ただしインターバルタイマーを全く使わない状態で電池は3年持った。電池が入ってないと秒数が表示されないが、実際に花火撮影の時ってカメラなんて見てないので感覚だから電池なしでも問題なし。
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
先頭へ △