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ぶろぐん

都道府県・市町村 魅力度ランキングに価値はあるのか
揺るがない最下位の茨城、されど相手にされない中下層で落ち込んでいる地域のほうが無名に。

 アンケート用紙自体は公表されてないため推論になるが調査概要は書かれている。テレビの視聴率のように統計としては正しいが、回答の導き出し方が正しいとは思えないとの疑問が湧いた。魅力的かどうか主観を集めただけなら単なるイメージ=思い込みってことになるからで、実際に行って見てから語ってるのとは違ってくるからである...

 イメージに左右されることの問題として「世界がっかり遺産」などと揶揄される世界遺産ってのは世界にあり、観光写真に騙されたような旅行者の記事は相当読んだことがある。たとえば外国人を誘客している日本人は勝手に自分たちが見せたいもの(こと)を押し付ける傾向が高く、外国人が本当に見たいものとズレが大きい。ダメな地域ほど市場調査を怠り迷走して自滅する。

 外国人に北海道は人気だけど、日本人観光客にしたってごく一部の地域のことを言ってるだけで広大な北海道の大部分は悲劇的な場所である。在住の友人から送られてきたテレビ番組を見ていたから行ってないところも知ってるが、札幌駅の1駅隣は住宅地だ。ゆるキャラのイベントの話題を出したことがあるが東京駅から横浜くらいの距離を移動して大平原か地平線まで畑。何十人も知り合いはいないけど、聞く限り「なんで悲惨な北海道が1位なの?」って疑問。

単なる思い込みだからさ。

東京の住みたい町ランキングと同じさ。住んだこともない奴らが勝手に妄想した順位。長年の仕事場だったところが上位だったから知ってる人は住みにくいのがわかってて呆れてたくらい。


 本件のランキングだって同じ日本人であっても少なからずや感覚のズレってのはあるものだ。NOと言えない日本人ですから気を使ってしまい出された食べ物も嫌いとは言えないだろう。だからテレビ番組でのお約束な言い方は「好きな人は好きでしょうね」となる。どこまで正しい回答ができているだろうか。行ったことがある場所を選ぶか、イメージで選ぶかとなる。


私は質問ってのは答えじゃなく理由のほうが重要だと思ってる。
集計、分析が面倒だからって理由を尋ねないのは調査の大部分の価値を失ってる。


 外国人も演じるんだって思ったのが以前に指摘した外国から日本に招待する番組で後日に招待された本人が語っていた嘘である。誘導されて従ったような事を言ってたから日本の制作会社が悪いわけで、そういうことをすると本当に何が好かれ、何は興味がないのかがわからなくなる。

 それだから、観光地が外国人を招待して決まったところを連れ回す無駄なカネの使い方を知ってがっかりだ。自分たちのところだけじゃなく、そして好きなように回らせなければ正しいデータが取れないだろ。大金使ってほとんどドブに捨ててるようなもの。私からしてみれば、くだらないレベルのことを知って納得してる。その程度はわざわざ外国人を呼ばなくてもわかるのだ(当事者にはわからないんだろうけどさ)。


 本件のように日本人がアンケート調査に回答し3万人ほどだから統計に十分といえども回答者の意図が掴めないことには思い込みの順位であって分析にあまり意味はない。全部食ってもないのに順位投票しなければならない飲食の展示会みたいなものだ。全部食わなきゃ正しい回答はできない。全部食えるか!ってように日本中に行けるかって屁理屈を言うのならば調査方法が間違ってることになる。「だから、単なる思い込み(イメージ)の順位なんだよ」って言われそう。

ならば、こんな調査結果はたいして意味がない。

 世間的にはマスコミが茨城県がまたビリだって騒ぐだけなので悲観することはない。シューイチで中山ひでが群馬45位から41位になったってフリップ出してるのが目に見える。
 ビリの茨城県より中層に位置してようとも1カ所くらいしか有名なところが思いつかず周辺人口が少ない県のほうが相手にもされず悲劇的なのは明白だ。

 問題をかかえている地域の方々はイメージ調査なんぞに高いお金を払うより実体験した人の話を聞いたほうが桁違い有益となるでしょう。調査会社が日本中の街を旅して裏付けたってなら話も違うが、そんなの旅行会社だってやった人はいないはず。添乗員がいる路線も客の世話で手一杯だろうし同じ路線で経験値を高めているから全国各地を回って語れる人なんているのだろうか?

何年かやってるわけだが、結局、ランキングを元に何が知りたいんだろう?
私には上下関係から自分の優劣を語るような小学生レベルの戯れ言にしか思えなかった。

BRIブランド総合研究所 > 地域ブランド調査

| emisaki | 2017-10-13 Fri 22:25 | comments (0) | 旅・散策と行事::考察・批評 |
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